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異業種転職エンジニアがAWS12冠達成から得られた価値

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はじめに

新卒で不動産業界に入り、3年間勤務したのち、エンジニアへ転職しました。転職後約8カ月で AWS12冠 を達成することができました。

本記事では、未経験からエンジニアになりAWS12冠を取得して得られた価値と、逆に感じたデメリットなどをお伝えできればと思います。

なぜ全冠を目指そうと思ったのか

一番の理由は、知識をいち早く得たかったからです。
前職の不動産業界で3年間勤務した後に転職したため、新卒からエンジニアとして働く方々とは単純に3年分の経験・知識の差があります。その差を少しでも埋めるために、まずは体系的に学ぶ必要があると感じ、AWS全冠取得を目指しました。

ほかの理由としては以下の点もありました。

  • バッジが集まっていくのが純粋に楽しい
  • 転職先がSESのため、営業やアサイン先へのアピール材料になる

目的を明確にしよう

上記の理由から全冠取得を目指しましたが、これから AWS認定の取得を目指す方には「目的を明確にすること」を強くおすすめします。

私自身、勉強している最中に

「本当に時間をかけてまで全冠を目指す意味があるのだろうか?」

と考えることが何度もありました。

自分は何のために全冠を取得するのかを言語化しておくことで、途中で迷ったときにもブレずに学習を続けられるはずです。

AWS資格12冠への道のり

証拠として画像を載せておきます。

AWS.png

取得順序と学習時間

私の場合は転職前に CLFSAA を取得しました。これからエンジニアを目指す方は、転職前にこれらの資格を取得しておくと、持っていない人と比べてアピール材料になるためおすすめです。

その後、転職先での研修を終えた後、俗にいう「待機期間」がありました。そこでひたすらAWSの知識を詰め込み、短期間で全冠取得できたのはこの期間があったからです。
なので、あまり参考にならないと思いますが、大目に見ていただけると助かります...

もし時間に余裕がある方は AWS Black Belt公式ドキュメント を活用し、実際に手を動かしながら学習する方が良いかもしれません。

受験日 資格名 学習期間 合否
2024/4/22 CLF 3週間 合格
2024/5/30 SAA 4週間 合格
2025/2/6 SAP 4週間 合格
2025/3/4 SOA 2週間 合格
2025/3/13 DEA 1週間 合格
2025/3/19 AIF 1週間 合格
2025/3/21 MLA 1週間 合格
2025/3/30 DVA 1週間 合格
2025/4/27 DOP 4週間 合格
2025/5/3 SCS 1週間 合格
2025/5/31 ANS 3週間 合格
2025/6/14 MLS 2週間 合格

また、取得順序に関しては個人的にCLF⇨SAA⇨SAPで取得することで、学習した知識を他の試験に活かすことができるのでおすすめだと思います。

各資格試験の個人的難易度

正式名称(英語名) 難易度 感想
AWS Certified Cloud Practitioner 🐸 試験も一問一答的な形で答えやすい印象。ただ、最初に学習したので各サービスを暗記するまで大変だった。広く浅くの印象。
AWS Certified AI Practitioner 🐸 こちらもCLFと同様一問一答で答えやすかった。普段機械学習に触れないのでとっかかりにくかった。
AWS Certified Solutions Architect – Associate 🐸🐸🐸 2番目に取得し、蓄積知識がない中での学習であったため理解するのに苦労した印象。アソシエイトの中では一番難しいと感じた。
AWS Certified Developer – Associate 🐸🐸🐸 SAP取得後で蓄積知があったので比較的容易に取得できた。
AWS Certified SysOps Administrator – Associate 🐸🐸 こちらも同様にSAP取得後のため、試験で問われるサービスを集中的に学習したので、やさしく感じた。
AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate 🐸🐸 AIFにもう少しAWSサービスの知識が加わった印象。AIFを先に取得していたので比較的やさしく感じた。
AWS Certified Data Engineer – Associate 🐸🐸 他の試験とは違って馴染みないサービスが出題されるが、利用されるケースを理解してしまえば簡単に取得できる印象。
AWS Certified Solutions Architect – Professional 🐸🐸🐸🐸🐸🐸 他の試験との違いは圧倒的に問題文の量が異なる。内容も難解で試験の中では一番難しかった。
AWS Certified DevOps Engineer – Professional 🐸🐸🐸🐸🐸 SAPと同様問題文が長く開発側の知識のため馴染みがなく難しかった。ほぼSAPと同等くらいの難しさと言う印象。
AWS Certified Advanced Networking – Specialty 🐸🐸🐸🐸 ネットワークの知識が問われるので、問題文で何を言ってるのかわからなくなる時があった。頭の中でどういう構成なのか考えることが大切だと感じた。
AWS Certified Security – Specialty 🐸🐸🐸 権限やKMSについて多く聞かれた印象。個人的にSpecialityの中では解きやすかった。
AWS Certified Machine Learning – Specialty 🐸🐸🐸🐸 ML理論や機械学習サービスを中心に出題された。あまりにも馴染みがなかったので、覚えるのが大変だった。

勉強方法

私が実際に利用した教材と勉強方法を紹介します。全冠を目指す方やこれからAWS資格を取得しようとしている方の参考になれば嬉しいです。


① CloudLicense

CLF~SAA以外の資格については、基本的に CloudLicense を活用しました。CloudLicenseはAWS12種類すべての問題集が揃っており、試験と類似した問題が出題されることも多く非常におすすめです。

私自身、CLF~SAA取得時にはCloudLicenseの存在を知らず他の教材で学習していましたが、正直この教材だけで十分に合格可能だと感じました。

② 生成AI

効率的に学習するため、生成AIはフル活用しました。

「これってつまりこういう認識で合っている?」「もっと具体的に解説してください」などのプロンプトを投げ続け、AWSサービスの仕様や特徴を理解できるまで会話形式で深掘りしました。

ただし、生成AIの回答には誤情報が含まれる可能性もあるため、その点は注意が必要です。


③ SAPのみ書籍も使用

SAP については、CloudLicenseに加えて以下の書籍を購入して学習しました。SAPで問われる知識を体系的に整理したかったからです。

ただ、時間がない方はCloudLicenseの問題集を繰り返し解き、解説部分を読んで理解を深める方法のほうが効率的かもしれません。

全冠達成して得られた価値

ようやく本題に入ります。
「結論から伝えろ!」と言われると思いますが、ここではお許しください...。

広く体系的な知識を得ることができる

冒頭でも述べた通り、私は未経験エンジニアで周囲のプロパーの方々とは明らかに知識に差がありました。そんな中でも AWS12冠を取得したことで、会話で困ることがほとんどなくなりました。

構成図を見ても「こういうことがしたいのか」と理解できるようになり、実務でもキャッチアップが速くなったのを感じています。特定サービスだけでなく関連サービスも含めて全体像を捉えられるため、技術調査や設計の初動で迷う時間が減ったことは大きな価値でした。


勉強を継続する習慣が身につく

私の場合、「AWS以外の学習も早く始めたい」という思いがあったため、比較的短期集中で取得を進めました。そのため、朝早く起きて学習したり、通勤時間などスキマ時間を活用したりする習慣が自然と身につきました。

全冠達成の代償

機会費用がかかる

一番の代償は 機会費用 だと思います。
機会費用とは、ある選択を行うことで失った(選択しなかった)ものの価値を指します。

今回であれば AWS12冠取得に費やした時間を、他のことに使っていた場合に得られた可能性のある学習・経験などがそれに当たります。他にも大切な学習テーマがあるためバランスが重要だと思いました。

金銭費用

AWS認定は 単純に金銭的費用がかかる のもデメリットです。

勤務先に資格補助があれば負担は軽くなりますが、補助がない場合はかなりの金額が必要になります。合格すれば次回試験が50%割引になるバウチャーが発行されますが、不合格の場合はもらえない点には注意が必要です。

インプット偏重になりがち

資格学習はどうしても「インプット偏重」になりやすいため、取得後は実際にAWSで環境構築・運用しながらアウトプットするフェーズに移行しないと、知識が定着しにくいと思います。
私自身、これから学んだことを少しずつこうしたブログ等で発信してアウトプットを増やさなければならないと感じています。

一番伝えたいこと

資格取得はあくまで通過点であり、実務で使える力を身につける場
これが私が全冠を取得して一番強く感じたことです。

AWS12冠を達成したからといって、すべてを理解できるようになるわけではありません。
実際に質問を受けたときに「分かったつもり」でいた部分が多く、改めて自分が理解しきれていないことに気づく場面がありました。

資格学習は 知識習得のブースト装置のようなものであり、それを活かすのは日々の学習と実務の中でのアウトプット だと思っています。

これからも「取得して終わり」ではなく、学んだ知識を現場で活かすことで血肉化し、実務で本当に使える力へ昇華させていきたいと考えています。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

未経験でも、異業種からでも、やり方と継続さえあればAWS12冠も夢じゃありません。私の経験が、あなたの挑戦の後押しになれば幸いです。

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