はじめに...
2019年2月頃にサービスが突然終了した『misafes pet / baby camera』と『Misafecam』...
予告無しのサービス終了は、ユーザーを絶望と怒りのふちに叩き落とす結果に!!
しかも miSafes では『pet / baby camera』...そんな製品無かった事になってます。
**コレ**がサービス終了の原因かな、しかもBBCニュースになってるし...
P2P 通信の概要、カメラとアプリ『Misafecam』の接続...
miSafes のアプリ『Misafecam』は①②をまとめたアプリです。
(アプリにより①が無く、②に集約した製品もある。)
他の記事で登場する「中国のサーバを経由して...」と言うのは、このような事を表します。
【ネットワーク概要】
①.MicroSD 保存の映像を再生、Misafecam ログイン認証、モーション検知のデータ管理
②.リアルタイム映像の再生
カメラの映像は miSafes の親会社 QiWo Smartlink Technology のサーバに自動送信されています。
また、**TUTK P2P Server(ThroughTek Co.)**にもデータ送信されています。
miSafes とは違う話しが出てきていますが、これは miSafes D304 コンソール・ログから確認できます。
カメラとアプリ『Misafecam』の現状は...
①のサービスが停止した為に Misafecam ログイン認証できず、カメラの映像が見る事ができません。
しかし**②のTUTK P2P Server(ThroughTek Co.)**は動作しています。
そこで、②から映像を見るようにする事が今回の目的です!!
TUTK P2P Server の認証 ID は...
TUTK P2P 認証ID、sh.qiwocloud1.com 認証IDは Misafecam から miSafes D304に接続したタイミングで miSafes から発行され、D304 に保存されています。
Misafecam と miSafes D304 を接続した事が無い場合は、認証IDはありません。
認証ファイル、起動実行シェル 抜粋
ファイル | 説明 | 補足 |
---|---|---|
testlauncher.sh | カメラ起動時の実行シェル | カメラ起動時にmicroSD から自動実行 |
/mnt/config/guid_file | TUTK P2P 認証ID | |
/mnt/config/guid_file_pwd | TUTK P2P 認証パスワード | |
/mnt/config/reg_info_file | qiwocloud 認証ID | このファイルがあるとmicroSDに録画が開始 |
/mnt/config/sportdv_sysenv.cfg | ルーター、TUTK P2P 認証 | カメラ登録時に使用する TUTK P2P 認証ID |
/mnt/backup/guid_file | TUTK P2P 認証ID | |
/mnt/backup/guid_file_pwd | TUTK P2P 認証パスワード | |
/mnt/backup/reg_info_file | qiwocloud 認証ID | |
/mnt/backup/sportdv_sysenv.cfg | ルーター、TUTK P2P 認証 | string コマンドでファイル表示可能 |
注意:『testlauncher.sh』は、misfaes D304 固有に設定された自動読込みファイル名です。 | ||
misfaes 他製品で使用しても、OS起動時に自動読込みは発生しません。他社製品でも同様です。 |
カメラは Linux (BusyBox) で動作
miSafes D304 は Linux (BusyBox) で動作しており、パーティション[0]~[3]で構成されています。
Linux (BusyBox) の OS 起動よる認証データは、次のようになります。
TUTK P2P Server の認証 ID を Get 準備...
これから使用するシェルは**『サクラエディタ』などで編集します。
保存する時は改行コードを『LF(UNIX)』で保存してください。『サクラエディタ』**は『LF(UNIX)』の改行にすると『↓(下矢印)』で表示されます。
改行コードが違うとシェルはエラーとなり実行できません。
また、Windows のメモ帳で編集しても実行時にエラーとなり実行できません。
! /bin/sh ~ echo... までのシェルを『testlauncher.sh』ファイル 名で microSD に保存します。
/mnt/config/sportdv_sysenv.cfgが重要(!?) なファイルですが、他の情報もついでに取得しています。
! /bin/sh
mount -w -o remount /dev/root /
echo "### misfaes_D304_config_sportdv_sysenv.out #########" > /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
echo "### strings /mnt/config/sportdv_sysenv.cfg #########" >> /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
strings /mnt/config/sportdv_sysenv.cfg >> /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
strings /mnt/config/sportdv_sysenv.cfg >> /mnt/mmc/misfaes_D304_config_sportdv_sysenv.out
echo -e "\n### ls -l /mnt/config ##############################" >> /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
ls -l /mnt/config >> /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
echo -e "\n### config-reg_info_file ###########################"
cat /mnt/mmc/config-reg_info_file >> /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
cp -p /mnt/config/guid_file /mnt/mmc/config-guid_file
cp -p /mnt/config/guid_file_pwd /mnt/mmc/config-guid_file_pwd
cp -p /mnt/config/reg_info_file /mnt/mmc/config-reg_info_file
echo -e "\n### df -h ##########################################" >> /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
df -h >> /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
echo -e "\n### busybox command ##############################" >> /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
busybox >> /mnt/mmc/misfaes_D304_output.txt
echo '50' > /sys/devices/platform/pwm_led.0/leds/led/brightness
予断ですが、、、こんな疑問があると思いシェルを作成してあります。
疑問:telnet、ftp を misfae D304 に出来ますか?
回答:telnetd、ftpd が無いので出来ません。シェルの busybox コマンドの実行結果から分かります。
疑問: echo '50' が末尾にありますが何ですか?
回答:カメラのLEDを赤点滅させます。赤が嫌いなら echo '40' とすれば緑点滅します。
TUTK P2P Server の認証 ID を Get ...
『testlauncher.sh』を保存した microSD をカメラに挿入し、POWER OFF/ON するとシェルが自動実行します。
シェルの実行が完了すると D304 LED が赤点滅するので、microSD を外します。
TUTK P2P Server の認証 ID を 確認 ...
microSD のファイル『misfaes_D304_config_sportdv_sysenv.out』を**『サクラエディタ』**などで開きます。
ところで、misfaes_D304 は A~C 状態のいずれかと思ってます。
【状態】
A状態:『Misafecam』サービス終了までカメラの映像は見られた。カメラの RESET ボタンは押していない。
B状態:『Misafecam』サービス終了までカメラの映像を見られた。カメラの RESET ボタンを押した。
C状態:『Misafecam』からカメラの接続が出来なかった。カメラの映像は見えない。または新品の状態。
『misfaes_D304_config_sportdv_sysenv.out』の表示結果から状態を判断します。
A~C 状態により、これからの設定が違うので注意してください。
A状態:『Misafecam』サービス終了までカメラの映像は見られた。カメラの RESET ボタンは押していない。
ルーターのSSID情報、TUTK P2P 認証IDが表示された場合は A 状態とします。
A状態:中華カメラをHack!? / P2P 通信を手動設定 miSafes D304 に続く...
75F39C45A7CF
Buffalo-G-E320 ※ ルーターのSSID名
admin
r0ot@dmin ※ ルーターのSSID接続パスワード(WPA PreSharedKey)
PEN367A9D3803MX2381A ※ TUTK P2P 認証ID / 20桁のコード
87931362 ※ TUTK P2P 認証パスワード / 8桁のパスワード
SY_MCP_IPC
INFOTM
Japan
B状態:『Misafecam』サービス終了までカメラの映像を見られた。カメラの RESET ボタンを押した。
ルーターが「No Wifi Select」と表示されるが、TUTK P2P 認証IDが表示された場合は B 状態とします。
B状態:中華カメラをHack!? / WiFi、P2P 接続と telnetd、miSafes D304 に続く..
75F39C45A7CF
No Wifi Select ※ ルーターのSSID名が表示されない
admin
admin
PEN367A9D3803MX2381A ※ TUTK P2P 認証ID / 20桁のコード
87931362 ※ TUTK P2P 認証パスワード / 8桁のパスワード
SY_MCP_IPC
INFOTM
C状態:『Misafecam』からカメラの接続が出来なかった。カメラの映像は見えない。または新品の状態。
ルーター情報、TUTK P2P 認証IDが全て無い状態を C 状態とします。
C状態:中華カメラをHack!? / WiFi、P2PとDebugモードで動作させる!! miSafes D304 に続く...
No Wifi Select ※ ルーターのSSID名が表示されない
admin
admin
a8888888 ※ TUTK P2P 認証IDが、無い
SY_MCP_IPC
INFOTM
shanghai
映像の再生:microSD に録画された映像を再生について参考にしてくだい。
[再生編:中華カメラをHack!? / miSafes D304 録画を再生]
(https://qiita.com/PIGYO/items/25b71b0c6966a7668847)
準備編は見て頂いた方、ありがとうございます。