1. コンセプトと哲学
本システムは、深い思考とスムーズな共有を両立させるためのタスク管理手法です。
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孤独と接続の分離:
- 思考を深める場所(OneNote)と、チームへ共有する場所(Slack)を明確に分ける。
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仮説駆動の思考:
- 単なる作業報告ではなく、自分はこうしたい(YES or 改善案)という仮説を持って業務に当たる。
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同じ絵を見る:
- 認識のズレをなくすため、ビジュアルや共通言語を用いてチームの視界を合わせる。
2. タスク管理手法(OneNote)
2.1 タイムブロッキング
24時間を30分単位の4つのブロック(①から④)で管理し、見積もり精度を高める。
- 左側: 時間軸(① 0:00 - 0:30 など)
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右側: タスク名と詳細メモ
- ▼記号を使用して、手順やエラーログ、気づきを詳細に書きなぐる。
- ※下部付録に実際の形を記載
2.2 運用ルール
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朝: テンプレートから今日のページを作成し、各枠に仮説を込めた予定を立てる。
- タスクは仕事の成否を問わず「自分自身のものである」という当事者意識を持つ。
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日中: Slackは見すぎず、OneNoteの表に集中してログを残す。
- Slackは情報の即時共有には向いているが、リアルタイムの思考・編集には向いていないため。
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夕方: 実績を振り返り、未完了タスクや翌日の予定を整理する。
- この整理された情報をSlackにアウトプットする。
3. 報告・共有ワークフロー(Slack & GAS)
3.1 共有の仕組み
会社のアカウント制限(外部連携のブロック等)を考慮
- GAS実行: カレンダーの予定から日報の骨組みを自動生成し、Slackへ投稿。
- 夕会: OneNoteの生ログをGeminiで要約し、プロフェッショナルな日報として出力・投稿する。
3.2 日報生成GASスクリプト
カレンダーから出席予定を抽出し、日報のベースを作成するスクリプト。
// ==========================================
// ★ 設定エリア:チーム名や目標を変える時はここを編集!
// ==========================================
// 1. あなたのチーム名
const TEAM_NAME = "[あなたのチーム名をここに入力]"; // 例: [営業第1チーム]など
// 2. 今週の目標
const WEEKLY_GOAL = "[今週の目標を入力してください]"; // 例: 1日3つ以上の事例を試験用語を使って解説する
// 3. 今日の目標
const TODAY_GOAL = "[今日の目標を入力してください]"; // 例: 50問/日の過去問演習
// ==========================================
/**
* ウェブアプリ用(内容の確認用)
*/
function doGet() {
return ContentService.createTextOutput(generateDailyReport());
}
/**
* Slack送信用(トリガーを設定して自動送信する関数)
*/
function sendDailyReportToSlack() {
// ==========================================
// ★ 重要設定エリア:ここを必ず編集してください!
// ==========================================
// あなたのSlack Incoming Webhook URL
// ※ 'https://hooks.slack.com/services/...' で始まるURLを貼り付けてください。
const webhookUrl = "[ここにあなたのSlack Webhook URLを貼り付けてください]";
// ==========================================
// Webhook URLが設定されていない場合はエラーを出す
if (webhookUrl.indexOf("ここにあなたのSlack Webhook URL") !== -1 || webhookUrl === "") {
Logger.log("エラー: SlackのWebhook URLが設定されていません。コード内の'webhookUrl'変数を編集してください。");
return;
}
const reportContent = generateDailyReport();
const options = {
"method" : "post",
"contentType" : "application/json",
"payload" : JSON.stringify({ "text": reportContent })
};
UrlFetchApp.fetch(webhookUrl, options);
}
/**
* 日報作成の本体(カレンダーから予定を取得して整形)
*/
function generateDailyReport() {
const today = new Date();
const startTime = new Date(today.setHours(0, 0, 0, 0));
const endTime = new Date(today.setHours(23, 59, 59, 999));
// デフォルトのカレンダーから今日の予定を取得
const calendar = CalendarApp.getDefaultCalendar();
const events = calendar.getEvents(startTime, endTime);
let eventList = "";
// 自分が「参加」または「主催者」の予定のみに絞り込む
const acceptedEvents = events.filter(event => {
const status = event.getMyStatus();
return status === CalendarApp.GuestStatus.YES || status === CalendarApp.GuestStatus.OWNER;
});
if (acceptedEvents.length === 0) {
eventList = "• (出席した予定はありませんでした)\n";
} else {
acceptedEvents.forEach(event => {
const start = Utilities.formatDate(event.getStartTime(), "JST", "HH:mm");
const end = Utilities.formatDate(event.getEndTime(), "JST", "HH:mm");
eventList += "• " + start + " - " + end + " " + event.getTitle() + "\n";
});
}
// 日付をフォーマット
const dateStr = Utilities.formatDate(new Date(), "JST", "yyyy/MM/dd");
// 日報のフォーマットを作成
const report =
"■ 日報 " + dateStr + " " + TEAM_NAME + "\n" +
"■ 今週の目標\n• " + WEEKLY_GOAL + "\n\n" +
"■ 今日の目標\n• " + TODAY_GOAL + "\n\n" +
"■ 本営業日にやったこと\n" + eventList + "\n" +
"■ 翌営業日の予定\n\n" +
"■ 今日の気づき・学び\n\n" +
"■ 困っていること\n\n" +
"■ 所感(今日一日の感想)\n";
// 実行ログにも出力
console.log("\n" + report);
return report;
}
4. 日報生成・高度化プロンプト(Gemini)
Gemini用プロンプト
OneNoteのログを日報形式に整えるための指示文です。
# 役割
あなたは優秀なシニアAWSエンジニア、およびテクニカルライターです。
# 依頼
私のOneNoteの活動ログをもとに、プロフェッショナルで読みやすい日報を作成してください。
# 出力のルール
- 言語:日本語(です・ます調)
- トーン:成果が明確に伝わるビジネススタイル
- 技術用語:AWSのサービス名やIT基本情報試験の用語を正確に使用してください
# 日報の構成
■ 日報 [日付を入力] [チーム]
■ 今週の目標
• 1日3つ以上の事例を試験用語を使って解説する
■ 今日の目標
• 50問/日の過去問演習
■ 本営業日にやったこと
[OneNoteのログを、実現した成果の視点で要約してください]
■ 今日の事例 (技術解説)
[ログから技術トピックを3つ選び、試験用語を使って詳しく解説してください]
■ 今日の気づき・学び
[仮説を持って提案する、同じ絵を見るといった視点で内省的な気づきを記載してください]
■ 翌営業日の予定
[今日の進捗を踏まえた次のステップを記載してください]
# OneNoteの活動ログ
[ここにログを貼り付ける]
5. 運用上のヒント
- OneNoteは汚くて良い: 人に見せることを意識せず、エラーや感情をそのまま書く。これはログを詳細に記録し、後の分析に生かすためである。
- GASの目的: 単なる自動化ではなく、「当初の計画」と「実際の実績」を対比させるために使用する。
- 週末の振り返り: 週末にOneNoteを読み返し、自分の集中力の波(どの時間帯にパフォーマンスが出るか)を分析する。
6. 付録
タスク管理表テンプレート
タイムブロックテンプレート
4-6
① 4:00-4:30
② 4:30-5:00
③ 5:00-5:30
④ 5:30-6:00
6-8
① 6:00-6:30
② 6:30-7:00
③ 7:00-7:30
④ 7:30-8:00
8-10
① 8:00-8:30
② 8:30-9:00
③ 9:00-9:30
④ 9:30-10:00
10-12
① 10:00-10:30
② 10:30-11:00
③ 11:00-11:30
④ 11:30-12:00
12-14
① 12:00-12:30
② 12:30-13:00
③ 13:00-13:30
④ 13:30-14:00
14-16
① 14:00-14:30
② 14:30-15:00
③ 15:00-15:30
④ 15:30-16:00
16-18
① 16:00-16:30
② 16:30-17:00
③ 17:00-17:30
④ 17:30-18:00
18-20
① 18:00-18:30
② 18:30-19:00
③ 19:00-19:30
④ 19:30-20:00
20-22
① 20:00-20:30
② 20:30-21:00
③ 21:00-21:30
④ 21:30-22:00
22-24
① 22:00-22:30
② 22:30-23:00
③ 23:00-23:30
④ 23:30-24:00
24-26
①0:00-0:30
②0:30-1:00
③1:00-1:30
④1:30-2:00

