はじめに
codex-plugin-ccは、Claude CodeからCodexを呼び出すための公式プラグインです。
Claude Codeで作業しながら、Codexに次のような処理を依頼できます。
- コードレビュー
- 設計上の問題を厳しく検証するレビュー
- バグ調査や修正作業の委任
- バックグラウンドジョブの管理
リポジトリは以下です。
必要な環境
導入前に、次の環境を用意します。
- Claude Code
- Node.js 18.18以降
- ChatGPTアカウントまたはOpenAI APIキー
このプラグインは、ローカル環境にインストールされたCodex CLIを使用します。
すでにCodex CLIを使用している場合は、既存のログイン情報や設定がそのまま利用されます。
プラグインをインストールする
Claude Codeを起動し、以下のコマンドを順番に実行します。
まず、プラグインのマーケットプレイスを追加します。
/plugin marketplace add openai/codex-plugin-cc
続いて、プラグインをインストールします。
/plugin install codex@openai-codex
プラグインを再読み込みします。
/reload-plugins
最後に、Codexの準備状況を確認します。
/codex:setup
Codex CLIがインストールされていない場合、npmが利用可能であれば、セットアップ中にインストールを提案されます。
コードレビューを実行する
現在の変更内容をCodexにレビューさせるには、以下を実行します。
/codex:review
このコマンドは読み取り専用であり、コードを変更しません。
未コミットの変更ではなく、現在のブランチとmainブランチとの差分をレビューする場合は、--baseを指定します。
/codex:review --base main
複数ファイルのレビューには時間がかかることがあるため、バックグラウンド実行も利用できます。
/codex:review --background
実装方針を厳しくレビューする
通常のコードレビューだけでなく、設計や判断自体を検証したい場合は、adversarial-reviewを使用します。
/codex:adversarial-review
確認してほしい観点を追加することもできます。
/codex:adversarial-review --base main 認証処理に競合状態や権限漏れがないか確認してください
バックグラウンドで実行する場合は、以下のように指定します。
/codex:adversarial-review --background ロールバック設計の問題を確認してください
このコマンドも読み取り専用であり、コードは修正しません。
Codexに調査や修正を依頼する
バグ調査やコード修正をCodexに任せる場合は、rescueを使用します。
/codex:rescue テストが失敗する原因を調査してください
修正まで依頼する場合は、具体的に指示します。
/codex:rescue 失敗しているテストを最小限の変更で修正してください
時間のかかる処理はバックグラウンドで実行できます。
/codex:rescue --background ビルドが失敗する原因を調査してください
直前のCodexセッションを継続する場合は、--resumeを指定します。
/codex:rescue --resume 前回提案された修正を適用してください
以前のセッションを引き継がず、新しいセッションとして開始する場合は--freshを使用します。
/codex:rescue --fresh 別の観点から不具合を調査してください
モデルや推論レベルも指定できます。
/codex:rescue --model gpt-5.4-mini --effort medium 不安定な結合テストを調査してください
バックグラウンドジョブを確認する
実行中または最近完了したCodexジョブを確認するには、以下を実行します。
/codex:status
特定のジョブを確認する場合は、タスクIDを指定します。
/codex:status task-abc123
処理が完了した後、結果を表示するには以下を実行します。
/codex:result
特定のジョブの結果を表示する場合は、タスクIDを指定します。
/codex:result task-abc123
結果にはCodexのセッションIDが含まれることがあります。その場合は、Codex CLIから処理を再開できます。
codex resume <session-id>
バックグラウンドジョブを中止する
実行中のジョブを中止するには、以下を実行します。
/codex:cancel
特定のジョブを中止する場合は、タスクIDを指定します。
/codex:cancel task-abc123
Codexのモデルを設定する
プラグインは、Codex CLIの既存設定を使用します。
プロジェクト単位でモデルや推論レベルを設定する場合は、プロジェクトルートに.codex/config.tomlを作成します。
model = "gpt-5.4-mini"
model_reasoning_effort = "high"
ユーザー全体の設定は、以下のファイルに記述します。
~/.codex/config.toml
プロジェクト固有の設定は、以下に記述します。
<プロジェクトルート>/.codex/config.toml
プロジェクト固有の設定は、そのプロジェクトがCodexから信頼されている場合に読み込まれます。
レビューゲートを有効にする
Claude Codeの処理終了時にCodexレビューを自動実行するレビューゲートも用意されています。
有効にするには、以下を実行します。
/codex:setup --enable-review-gate
無効にする場合は、以下を実行します。
/codex:setup --disable-review-gate
レビューゲートで問題が検出されると、Claude Codeの終了処理が止められ、Claudeに修正を促します。
ただし、ClaudeとCodexの処理が長時間繰り返され、利用上限を急速に消費する可能性があります。常時有効にするのではなく、セッションを監視できる場合に限定して使用するのが安全です。
基本的な使用例
まずは、コードレビューをバックグラウンドで実行します。
/codex:review --background
進捗を確認します。
/codex:status
完了後に結果を取得します。
/codex:result
バグ修正を依頼する場合は、以下のように実行します。
/codex:rescue --background ビルドエラーの原因を調査し、必要であれば修正してください
再び進捗と結果を確認します。
/codex:status
/codex:result
まとめ
codex-plugin-ccを導入すると、Claude Codeで作業を続けながらCodexのコードレビューや実装能力を利用できます。
主に使用するコマンドは以下です。
| コマンド | 用途 |
|---|---|
/codex:setup |
Codexのインストール・認証状態を確認する |
/codex:review |
通常のコードレビューを実行する |
/codex:adversarial-review |
設計や判断を厳しく検証する |
/codex:rescue |
調査や修正をCodexに依頼する |
/codex:status |
バックグラウンドジョブの状態を確認する |
/codex:result |
完了したジョブの結果を表示する |
/codex:cancel |
実行中のジョブを中止する |