序
ソースネクストが発売する「速いVPN」のプレミアム版が激安特価(1000円ぐらい)だったので購入した。
「速いVPN」は契約がどうなってるかは知らないが、Firetrust社が開発したものをソースネクストが委託販売しているようだ。Firetrust社の方から購入することもできる。Firetrustの方での名前は"Hideaway"となっている。
画像は2024/01/22現在のもの
更新
- 1時間もしなうちにプログラムが落ちる不具合について、未解決だがどうやらPCとの相性問題の模様。
- 少なくとも別の環境では半日以上落ちなかった。
雑感
ChromeでWebRTC IPリークが発生している(IPが漏れている)
Firetrust側はWindows11からの症状の可能性があるとしていたが、windows10端末でもリークを確認した。
複数の匿名性チェックサイトでチェックを推奨する。
WebRTCによるIP leakはChromeの拡張機能で無効にできるので、WebRTC leak preventを入れておくと良い。設定はdisable non-proxied UDP (force proxy)
にしないとリークしたままになる。入れてOKではないので注意。
匿名性
- WebRTCリークは自己で対策が求められるため、匿名性を高めたいユーザーに優しくはない。
- ノーログポリシーは第三機関による認証を受けているという記述は見られなかった。
- AEAD暗号プロトコルとかは不明。(不勉強)
以上の理由から、WebRTC leak preventを有効にして、『速いVPN』(HideAway)が落ちていない間の匿名性については評価できない。ただし、最低限の匿名性チェックに通るようにはなる、というところ。
日本国内で無料Wi-Fi使うときのお守りの気持ちでなら使えなくもない。
一方、無料Wi-Fiの使用機会が限られている場合は、より安全な無料VPNや他の選択肢を選ぶ方が安心できる。
速度
場所による。Tokyoにすれば4ms程度。
その他だと大体3桁には上る。基本許容範囲内。
GUI
GUIはシンプル。使う場面(全てのアプリケーションをVPNにつなぐかChromeや特定のアプリケーションだけをVPNにつなぐか選択できる)とVPNサーバーの選択ぐらいしかないので特に問題は見当たらない。
はしがき
HideAway アップデート履歴を見ると2015年にはリリースされていたようだ。
そもそも『HideAway』で調べてもまともなレビューがあまりにも少なくて情報がない。少なくとも人気はないようだ。
公式フォーラムもあるので参考に置いておく。Androidバージョンを出す予定がある模様。
最後に
突然落ちるのは環境次第なので試用期間中にテストすれば問題ないとして、依然として匿名性の確保の目的で使うのに向いているとは言えない。NetFlixとか動画見るだけとかなら問題なさそう。
おもちゃとしては面白かった。衝動買いしたけど1,000円分ぐらいは楽しんだ気がする。
割引なしの通常価格で購入はあまりオススメしない。
追記
(2022/03/23)
- 利用中に突然DNSサーバーからの応答がないと言われ、HideAwayをタスクマネージャーからも終了できない状態に陥った。
(ChromeだけをVPN通信にしていたが、全アプリケーションのインターネットが接続不能になった)
再起動したらなおった。
(2024/01/22)
- VPNが突然落ちる状態について自環境のみでの現象であったため、記事からはほぼ削除。
- その他表現が少しネガティブな部分を修正。