2024/4/20 に日本マイクロソフト株式会社品川本社で行われた Global Azure に現地参加&ショートセッション登壇しました。
Global Azure とは
Global Azure とは世界中の Azure コミュニティが一斉に開催する Microsoft Azure のコミュニティイベントで、4/18-20 の 3 日間にわたって世界各地で開催されました。
日本でも 4/20 に札幌東京福岡の 3 か所同時開催(東京は二部屋!)+オンライン視聴もあり、ついっ… X もハッシュタグ #GlobalAzure #jazug で大変盛り上がりました!
東京現地も 100 名近くの方が参加されていたようで、最後にあった懇親会も大賑わいでした。
私はショートセッションで Azure Migrate の話をさせていただいたので、その内容をこちらにも少し書きます。
Azure Migrate とは何か
とーってもざっくりというと…
・ Azure への移行のために必要な機能が集まったもの
・ Azure へ移行したい環境を評価し適切な Azure リソースを提示
・ そのまま Azure へ移行もできる
ようなものです。
既存環境を整理し移行後をイメージ
VMware や Hyper-V、物理サーバー、他社クラウドを検出して評価します。
サーバーのスペックではなく、実際の稼働率を考慮して推奨サイズなどを提示してくれます。
その場合の金額もグラフで表示。
実は OS がもう Azure では使えません、なんていうのも見ることができます。
評価の設定
仕様するリージョンやストレージの種類、3 年予約や節約プランを使うかなどの設定や、Windows Server のライセンスを持っていれば Azure 上で安価に使用することができるのでそういったことが設定できます。
評価をするには
アセスメントサーバーという、評価用サーバーが必要です。
方法 1 : Azure Migrate の検出用イメージ(.VHD)から Hyper-V に仮想マシンをホスト
構成図では水色の部分です。Azure Migrate 上の VHD ファイルを Hyper-V にもって行ける場合はこの方法でしょうか。
方法 2 : 物理 or VM の Windows Server 2022 で PowerShell を実行
こちらも水色の評価用サーバー。2019 も使えますが 2022 が推奨となっています。
方法 3 : CSV を使用する
Azure Migrate に CSV のテンプレートが用意されています。
実環境に対して疎通させるのが難しい場合、手軽に使用できます。
CSV なので実際の稼働状況は見ることができないですが、会社の偉い人を説得する資料を作りたいあなたにお勧めです。
Azure へ VM 中身そのまま移行も可能
どう考えても不要なログファイルとかも残っているような状態で中身そのまま移行することも可能です。
ですが、
・ SaaS に移行できないか
・ PaaS に移行できないか
・ VM を新規作成して同じ役割のサーバーを作り直せないか
全て検討してどうしても無理、どうしても保守期限切れで間に合わない、っていう場合のみ検討するのがよいと思います。保守期限切れという大きなタイミングで新規の VM に移行できなかったものを、その後正しく新規の VM に移すことは難しいんじゃないでしょうか。
これは本当に最後の最後の手段として使ってもらえるとよいかと思います。
おしまい
たのしかった~~~~~~