なぁにこれ
BitCoinのシステムトレードを自動化してくれるWebサービス。
ぶっちゃけたところ、high & low の条件でのトレードくらいなら iPhoneアプリでもたくさんある。
これの珍しいところは、トレード用のAPIを組み込んだPython IDEがついてくること。
グラフの計算や表示、売買などが非常に楽にできる。
APIを使えばもちろん同じことが個人環境でもできるけど、そういう手間がない分敷居が低い。
つまり、興味本位でなんちゃってシステムトレードが体験できる!
やってみよう
立ち上げてみよう
- とりあえずアカウントを作ってくる
- [Create a strategy]
- [Python strategy]
- 適当にストラテジー名(要は.pyファイル名)を決める
- 到着!
グラフを出して計算してみよう
- (リファレンス)[https://tradewave.net/help/api/]を開いてみよう
- 長々書いてあるけど、面倒なのでとりあえず [Code structure] > [An example strategy] をコピーして、IDEにぺたり
# A basic Moving Average Crossover strategy
def initialize():
storage.invested = False
def tick():
short_term = data.btc_usd.ma(30)
long_term = data.btc_usd.ma(100)
if (short_term > long_term) and not storage.invested:
log('Buying BTC')
buy(pairs.btc_usd) # market order
storage.invested = True
elif (short_term < long_term) and storage.invested:
log('Selling all BTC')
sell(pairs.btc_usd)
storage.invested = False
def stop():
if storage.invested:
log('Clearing our position by selling all BTC holdings')
sell(pairs.btc_usd)
- 右側の [Save] > [BackTest] を押してやると、過去のBitCoinの取引履歴でサンプルが取引した場合を表示してくれます。
なお、サンプルだと元金が10,000ドルで、1日で217ドル損した模様。
サンプルだし、仕方ないね…
APIについてもうちょっと
サンプルでは、普通の BTC/USD 為替相場だけ見てますが、システムトレード用のAPIだけあってやろうと思えばいろいろできます。
- MA (単純移動平均線) と EMA(指数平滑移動平均線)
def tick():
x = data.btc_usd.ma(30)
y = data.btc_usd.ema(30)
plot('MA', x)
plot('EMA', y)
- RSI(Relative Strength index)
def tick():
x = data.btc_usd.rsi(30)
plot('RSI', x, secondary=True)
-
ほかにも、ろうそく足(Candle data)や、いろいろな計算が数行で考えなしに使えます。
- VWAP
- MACD
- AROON
- SAR
- StochRSI
- STOCH
- MFI
- ADX
- ATR
- MOM
- TSF
- STD (Standard Deviation)
- など
難点を言えば…
- 計算がちょっと遅い
- IEDとして使いやすいかといえばそうでもない
- ちゃんとしたもの書くなら、Sublime text で書いてコピペするとか
- ここで組んだシステムで実際に取引するには、利用費が必要
結局は
無料で使えるのでとっつきやすいし、Python初心者の私でも悩まずにわかるので、考えはあるけどAPIまわりの技術障壁に阻まれてた人におすすめ!
これでやってみていけそう、面白いと思ったら、自分でAPI入れてサーバ立ててやってみてもいいかと。