はじめに
今回は、AWSのサービスの中でも特に注目すべき「AWS DataSync」について、超初心者の方でも理解しやすいように解説していきます。
データ移行の課題:速度、セキュリティ、コスト…
大量のデータをAWSに移行しようとすると、様々な課題に直面します。
- 送信元のストレージの速度: データの読み込み速度が遅いと、全体的な転送速度も遅くなってしまう
- ローカルネットワークの帯域幅: 社内ネットワークの速度がボトルネックになる
- インターネット回線の帯域幅: インターネット回線自体が遅いと、データ転送に時間がかかる
- セキュリティ: データを安全に転送するために、適切な暗号化が必要
- データの整合性: 転送先のストレージでデータが正しく保存されているか、確認する必要
- 運用: データ転送のスケジュール管理、エラー発生時の対応など、運用面も考慮する必要
AWS DataSyncが解決してくれる!
AWS DataSyncは、これらの課題を解決してくれるサービスです。
簡単に言うと、AWS DataSyncは、オンプレミスや他のクラウドストレージからAWSのストレージサービスにデータを移行するためのマネージドサービスです。
DataSyncの主な特徴は以下の通りです。
- 簡単: エージェントをデプロイし、タスクを設定するだけで、データ転送が自動的に行う
- 高速: マルチセッション、圧縮、ロードバランシングなどの技術を用いて、高速なデータ転送を実現
- 安全: データの伝送路と保存時に暗号化を行い、高いセキュリティ
- 低コスト: 1GBあたり0.012USDという低コストでデータ転送を提供
データ移行のユースケース
DataSyncは、様々なユースケースで利用できます。
- オンプレミスからAWSへのデータ移行: オンプレミスのNFSやSMBストレージからAmazon S3、EFS、FSxシリーズへデータを移行することが可能
- AWSアカウント間のデータ転送: 同じAWSアカウント内はもちろん、異なるアカウント間でもデータ転送が可能
まとめ:AWS DataSyncでデータ移行をスムーズに!
AWS DataSyncは、データ移行を簡単、高速、安全、低コストに行うための強力なツールです。経営層の方々も、AWS DataSyncを活用することで、スムーズなデータ移行を実現できます。
ぜひ、AWS DataSyncを検討してみてください!
関係資料
AWS DataSync【AWS Black Belt】
AWS DataSync【AWS Black Belt】/PDF