6
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

curlの次に何を使う? API確認ツール5選と使い分け

6
Posted at

はじめに

前回は、curl を使ってAPIをたたく入門として、GETやPOST、ヘッダー指定、レスポンス確認などを試しました。

curl はとても便利ですが、APIを触っていると次のような場面が出てきます。

  • リクエストを何本も保存しておきたい
  • 認証情報や環境変数を切り替えたい
  • レスポンスを見比べたい
  • ブラウザで実際に飛んでいる通信を確認したい
  • チームでAPIの確認手順を共有したい

そこで今回は、curl の次に知っておくと便利な API確認ツール5選 を、初心者向けに整理してみます。

この記事で扱うのは次の5つです。

  1. curl
  2. Postman
  3. Insomnia
  4. Bruno
  5. Chrome DevTools

結論から言うと、最初のおすすめは次の使い分けです。

  • まずは curl で疎通確認
  • 少し本格的に触るなら Postman
  • 軽快さ重視なら Insomnia
  • Gitで管理したいなら Bruno
  • Web画面の実通信を見るなら Chrome DevTools

1. curl

どんなツール?

コマンドラインからHTTPリクエストを送れる定番ツールです。

たとえば以下のように、すぐAPIをたたけます。

curl https://example.com/api/users/1

向いている場面

  • APIの疎通確認をしたい
  • サーバー上でさっと確認したい
  • リクエスト内容を最小構成で試したい
  • シェルスクリプトに組み込みたい

良いところ

  • ほぼどの環境でも使いやすい
  • 軽い
  • 学習コストが低い
  • 「HTTPで何を送っているか」が見えやすい

つらいところ

  • リクエストが増えると管理しづらい
  • GUIで比較しながら見る用途には向かない
  • 認証や複雑なリクエストになるとコマンドが長くなりやすい

ひとこと

最初の入口としては今でもかなり強い です。
ただし、APIを日常的に触るなら、次に紹介するGUIツールも知っておくとかなり楽になります。


2. Postman

どんなツール?

API確認ツールの定番中の定番です。
リクエスト送信だけでなく、コレクション管理、テスト、自動実行、共有など幅広く対応しています。

向いている場面

  • APIをまとめて管理したい
  • GET / POST / PUT / DELETE をGUIで試したい
  • 認証付きAPIを触りたい
  • チームでAPI仕様確認を共有したい
  • テストやモニタリングも視野に入れたい

良いところ

  • 情報が多く、初心者でも調べやすい
  • GUIが分かりやすい
  • コレクションで複数のAPIを整理しやすい
  • 環境変数や認証設定がしやすい
  • テストやモニター機能まで広げやすい

つらいところ

  • 多機能なので、最初は少し重く感じることがある
  • 「単純に1本だけ試したい」用途には少し大げさに感じることもある

ひとこと

迷ったらまずPostman でよいと思います。
「API確認ツールといえばこれ」という王道です。


3. Insomnia

どんなツール?

RESTだけでなく、GraphQL、gRPC、WebSocketなどにも対応したAPIクライアントです。
Postmanより、ややすっきりした操作感を好む人に人気があります。

向いている場面

  • GUIツールを使いたい
  • なるべく軽快な操作感がよい
  • REST以外のプロトコルも触る可能性がある
  • APIの確認とデバッグをシンプルに行いたい

良いところ

  • UIが比較的すっきりしている
  • REST以外も扱いやすい
  • 環境管理がしやすい
  • APIデバッグ用途にも向いている

つらいところ

  • Postmanよりも「日本語の入門記事」はやや少なめに感じる
  • チームの標準がPostmanだと、合わせづらい場合がある

ひとこと

Postmanは多機能すぎる、もう少し軽く触りたい という人にはかなり合います。


4. Bruno

どんなツール?

Gitフレンドリー、ローカルファースト、オープンソースを強みとするAPIクライアントです。
リクエスト定義をテキストファイルとして扱いやすく、リポジトリ管理と相性がよいのが特徴です。

向いている場面

  • API定義やリクエストをGitで管理したい
  • ローカル中心で使いたい
  • クラウド前提ではないツールを使いたい
  • 開発チームでレビューしやすい形にしたい

良いところ

  • Git管理と相性がよい
  • ローカルで完結しやすい
  • オープンソース
  • テキストベースで差分を追いやすい

つらいところ

  • Postmanほど定番ではないので、周囲に利用者が少ない場合がある
  • 「まず触ってみる」段階では、メリットが少し伝わりづらいかもしれない

ひとこと

個人利用よりも、開発フローとの相性で選ぶと強いツール です。
「APIリクエストもGitで管理したい」という人にはかなり刺さります。


5. Chrome DevTools

どんなツール?

Chromeブラウザに標準で入っている開発者向けツールです。
APIクライアントそのものではありませんが、Web開発では非常に重要です。

Networkタブを使うと、ブラウザから実際に飛んでいる通信を確認できます。

向いている場面

  • Web画面からどんなAPIが呼ばれているか見たい
  • リクエストヘッダーやレスポンスを確認したい
  • フロントエンド実装時の不具合を切り分けたい
  • CORSやブラウザ起因の問題を見たい

良いところ

  • ブラウザ実通信をそのまま見られる
  • Request / Response / Headers / Payload を追える
  • フロントエンドの不具合調査に強い
  • 追加インストール不要ですぐ使える

つらいところ

  • APIを「自分で自由に組み立てて送る」用途は少し弱い
  • 単独のAPIクライアントとして使うものではない

ひとこと

Web系なら必須級 です。
curl で通ったのにブラウザでは失敗する、といったときの切り分けで特に役立ちます。


どう使い分ける?

ここまでの内容を、ざっくり表にするとこんなイメージです。

ツール 向いていること こんな人におすすめ
curl 疎通確認、最小構成の試験 まずHTTPを理解したい人
Postman 総合力が高いAPI確認 迷ったらこれを使いたい人
Insomnia 軽快なAPI確認、複数プロトコル すっきりした操作感が好きな人
Bruno Git管理、ローカル運用 開発フローに組み込みたい人
Chrome DevTools ブラウザ実通信の確認 Web画面の調査をしたい人

初心者におすすめの順番

初心者なら、次の順番で触ると理解しやすいと思います。

1. curl

まずはHTTPリクエストの基本を理解するために使う。
GET、POST、ヘッダー、JSON送信などを体験する。

2. Postman

GUIでAPI確認を楽にする。
認証や環境変数、複数APIの保存も試す。

3. Chrome DevTools

Web画面で本当に飛んでいる通信を確認する。
フロントエンドとのつながりが見えるようになる。

4. Insomnia / Bruno

自分の好みやチーム方針に応じて選ぶ。
軽快さならInsomnia、Git相性重視ならBrunoが候補です。


個人的なおすすめパターン

パターン1: まず学習したい人

  • curl
  • Postman
  • Chrome DevTools

この並びがいちばん自然です。
HTTPの基本、GUIでの確認、ブラウザ通信確認まで、きれいにつながります。

パターン2: Web開発をしている人

  • curl
  • Chrome DevTools
  • Postman

画面側の不具合調査まで含めるなら、この順番もかなり実用的です。

パターン3: 開発フローを整えたい人

  • curl
  • Bruno
  • Chrome DevTools

GitでAPI定義を管理したいなら、Brunoはかなり有力です。


どれを選べばよいか迷ったら

迷ったら、ひとまず次の結論で問題ないです。

  • APIの基本を覚えるなら curl
  • 本格的に試すなら Postman
  • Web画面の通信確認なら Chrome DevTools

そして、次のように考えると選びやすいです。

  • 「とにかく王道がよい」→ Postman
  • 「軽い操作感がよい」→ Insomnia
  • 「Gitで管理したい」→ Bruno
  • 「ブラウザ実通信を見たい」→ Chrome DevTools

まとめ

今回は、curl の次に知っておきたいAPI確認ツール5選を整理しました。

  • curl はAPI学習と疎通確認の入口として優秀
  • Postman は王道の総合API確認ツール
  • Insomnia は軽快さと多プロトコル対応が魅力
  • Bruno はGitフレンドリーでローカル志向
  • Chrome DevTools はWeb開発での通信確認に強い

個人的には、最初は curl → Postman → Chrome DevTools の順で触るのがおすすめです。
この3つを押さえるだけでも、APIまわりの理解と調査力はかなり上がると思います。


参考リンク

6
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?