はじめに
今回はSlack記事第3弾となります。
最近のバージョンアップで追加されたSlackリスト(Slack Lists)の使い方や使いどころについて書いていきたいと思います(有料プランの機能です)。
ホントに最近でた機能なので、深堀りできる自信はありませんw
もしよかったらコメントなどいただけると幸いです。
前回までのSlack記事はこちら
Slackリスト(Slack Lists)について
一応、公式をまずは並べておきますね
ニュース(2024/6/6)
ヘルプ
ヘルプに記載されているとおり、Slackリストは有料プランで利用可能となりますので、ご注意ください。
使ってみた印象としては、簡易なタスクリスト、Todoリスト、カンバン方式ダッシュボードって感じです。
新規リストの作成方法
マウスオーバーさせるとポップメニューが登場するので、右肩にある「+(プラス)」記号を押すと、無題のリストウィンドウが表示されます
リストで管理したい内容をトップに表示されている「無題」(ちょっと大きめフォントで装飾されているテキスト)記載すると、何のリストなのかが明確になります(タイトル欄)。
「無題の項目」とうっすら記載されているところは、初期状態として3件のアイテム(項目、タスク、ちょっと呼び名がはっきりしませんが)が空データとして準備されています。
1つのアイテムには管理項目として「名前」「メンバー」「日付」が用意されており、見出し部分の右側にある「+(プラス)」を押せば、管理項目を増やすことが可能です。減らす場合は各見出し部分をクリックし表示されるメニューから「フィールドを削除する」を選択したらサクッと消えます。ただし「名前」だけは消せない模様。
左ペインにある「テンプレート」はその名の通りで、「プロジェクトの追跡」以下、いくつか用意されているテンプレートを用いて、リストを作成することができます。
まっさらな状態から始め、自分で管理項目を増やしていくのも良いですが、まずはこちらを使って、どういった表現ができるのか確認してみるのも良いと思います。
リストの見た目(View)の変更方法
ビュー名は一旦置いておいて
- レイアウト ・・・ Table / Boardが選べます
- Table : アイテムと管理項目をテーブル形式で表示します(デフォルト)
- Board : アイテムと管理項目をカンバン形式で表示します
- 次でグループ化
- 管理項目を選択すると、その項目毎にグルーピングされたレイアウトに変更されます
- 例えば状態(未着手/処理中/完了)といった管理項目を準備しグループ化、Boardを選ぶとカンバン形式のビューが出来上がります
参考:「プロジェクトの追跡」テンプレートでリストを作成した場合
リストのインポート/エクスポート
インポート機能を用いたリストの作成が可能
ちょっとわかりにくいかもですがリストを「+新規」ボタンから作成することで、CSVファイルをインプットデータとしてリストを新規作成できるようです。
エクスポート機能で、CSVファイル作成が可能
リストウィンドウ右肩にある3点リーダーをクリックすると「CSVをダウンロードする」ボタンが出てきます。これをクリックすることでCSVファイルを作成することができます
ちょっと使ってみた感想
- リストウィンドウ内での会話と、チャンネル内での会話が別スレになりやすい
- アイテムとして管理するタスクの会話があちこちに散る可能性があります
- あの会話どこでやってた?って迷子になる可能性が高まるように感じました
- 「メッセージ」タイプの管理項目を足して、チャンネル側の会話スレッドと紐づけたりといったルール付けが必要な気がしました
- ビューがTableか、Boardしかない
- 何かしらの見える化をするにはCSVをダウンロードして、別ツールに頼らないといけない
- バーンダウンチャートなんかが欲しいなってときにひと手間が必要になります
- フィールドタイプ「選択」の管理項目
- 選択肢のデフォルト設定をすると、何故か変更していたカラーリングが初期値?に書き換わる
- たぶん、まだバグがあるんだと思います
- とても軽快な感じでリストが作成できる
- ちょっと思いつきで個人的なTodoリストを作るもよし
- チャンネルメンバーで作業分担したい場合にホワイトボードの代わりの情報整理用リストを作るもよし
- 気軽にメッセージ、スレッドを拾ってリストアイテムに追加することが出来ます
- ただ、どこまで行ってもSlack(チャットアプリ)なので、リストで管理すべき内容については見極めないといけないなと感じました
- 二次加工やデータ分析には向かないなという印象です
まとめ
まだリリースされたばかりの機能なので、妙なところはちらほらあるなと思いますが、あのメッセージどこいった?ってなる前に、リストを使ってパパっと整理してしまえるぐらい、軽快にリストが作れるなと感じました。その軽快さゆえ、もう少し分析したい的なところには課題感が残るので、しっかりと用途範囲を決めて利用すると作業がはかどるなと感じました。
冒頭にも記載しましたが、まだまだ情報が少ない機能なので、こんな風に利用しているよ~といったコメントなどいただけると幸いです。