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DockerコンテナでONLYOFFICEドキュメントエディタをセットアップする方法

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ONLYOFFICEドキュメントエディタは、文書、スプレッドシート、プレゼンテーションの編集を行える強力なツールです。Dockerはアプリケーションを効率的にホストするための仮想環境を提供しており、ONLYOFFICEのホスティングにも最適です。この記事では、Dockerコンテナ内にONLYOFFICEを簡単にセットアップする手順を解説します。

インストールの準備

セットアップを始める前に、以下の要件を確認してください。

  • システム要件:RAM 4GB以上、CPU 2コア、ストレージ 40GB以上
  • ソフトウェア要件:Dockerがインストールされていること。Dockerがまだインストールされていない場合は、Docker公式サイトの手順に従ってインストールしてください。

ONLYOFFICE DocsのDockerイメージをダウンロード

DockerでONLYOFFICEをインストールするには、まず公式Dockerイメージをダウンロードする必要があります。このイメージには、ONLYOFFICEドキュメントサーバーの実行に必要なすべてが含まれています。

ターミナルを開いて次のコマンドを実行してください。

docker pull onlyoffice/documentserver

このコマンドは、最新バージョンのONLYOFFICEドキュメントサーバーを取得し、必要なファイルや設定を揃えます。

DockerコンテナでONLYOFFICEを実行

イメージがダウンロードされたら、コンテナを実行します。次のコマンドを使用して、ポート80でONLYOFFICEを開始します。

docker run -i -t -d -p 80:80 onlyoffice/documentserver
  • -i -t:コンテナとターミナルを接続します。
  • -d:バックグラウンドでコンテナを実行します。
  • -p 80:80:コンテナのポート80をローカルマシンのポート80にマッピングし、ブラウザ経由でONLYOFFICEにアクセスできるようにします。

コマンド実行後、ブラウザで http://localhost(またはサーバーのIPアドレス)にアクセスすると、ONLYOFFICEのインターフェースが表示されます。

設定とカスタマイズ

ONLYOFFICEコンテナは、以下の方法でさらに設定やカスタマイズが可能です。

  • データの永続化:Dockerボリュームを使用して、コンテナ外にデータを保存し、コンテナを再起動してもデータが保持されるようにします。
  • SSLサポート:HTTPSでアクセスを保護するためには、SSL証明書を取得してコンテナにリンクする必要があります。

高度なユーザーは、メモリ制限やプロキシ設定など、さらにスケーラブルな展開を目指した設定にも挑戦できます。

お使いのプラットフォームに接続

ONLYOFFICE Docsのインストールと設定が完了したら、お使いのプラットフォームに接続する必要があります。その際は、NextcloudboxDropboxodooのようなすぐに利用できるコネクタを使うか、ONLYOFFICE APIを使ってご自身で接続することができます。ニーズに応じて、最適な方法を選びましょう。

まとめ

DockerコンテナでONLYOFFICEドキュメントエディタをセットアップする方法は非常に簡単で、効率的にフル機能のオフィススイートをホストできます。Dockerイメージをプルして1つのコマンドを実行するだけで、すぐにドキュメント編集環境を整えることができます。Dockerの柔軟性を活かして、自分好みにカスタマイズして使用しましょう。
より詳細な設定や最新情報については、公式のONLYOFFICEインストールガイドを参照してください。

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