ONLYOFFICE Docsの最新アップデートが到着しました。十数種類の新機能、多数のパフォーマンス改善、そして500以上のバグ修正を搭載しています。新機能をご覧になる準備はできていますか?それでは、主要なアップデート内容を見ていきましょう。
強化されたPDFエディター
PDFエディターから始めましょう。ドキュメントワークフローを改善するためのいくつかの強力なアップグレードが施されています。
墨消し機能。PDFファイル内の機密情報や秘密情報を隠す必要がありますか？これまで以上に簡単になりました。
コンテンツを墨消しするには、編集モードでファイルを開き、新しく追加された「墨消し」タブに切り替えます。「墨消しのマーク」ボタンをクリックして、削除したいテキストをハイライト表示します。大きなドキュメントの場合は、「検索＆墨消し」オプションを使用して、特定の単語やフレーズを素早く検索して選択できます。この機能では、ページ全体またはページ範囲を墨消しすることも可能です。
準備ができたら、「墨消しを適用」ボタンを押して、選択した情報をファイルから完全に削除します。
場所：「墨消し」タブ
新しい注釈ツール。新しい注釈ツールでPDF編集体験を強化し、より高い精度と柔軟性を提供します。長方形、円、矢印、または連結線などの図形を選択して、ドキュメントに直接描画できます。ニーズに合わせて注釈の色とサイズをカスタマイズできます。
場所:「コメント」タブ
グラフとSmartArtの追加。グラフを追加してデータを視覚的に提示し、重要な洞察を強調し、ドキュメントをより魅力的にすることで、PDFファイルをレベルアップさせましょう。PDFでSmartArtグラフィックスも使用できるようになりました。これにより、シームレスに表示および操作でき、PDFファイル内で視覚的に豊富なコンテンツを直接管理しやすくなります。
場所:「挿入」タブ
強力なスプレッドシートエディターのアップデート
ONLYOFFICEスプレッドシートには、生産性を向上させ、データ分析を効率化するために設計された多数のアップデートと改善が搭載されています。
セルのテキスト方向(LTR↔RTL)。セルのテキスト方向を簡単に設定でき、必要に応じて左から右と右から左を切り替えることができます。
場所:「ホーム」タブ → テキスト方向
高速化されたLOOKUP数式。パフォーマンスと効率性を向上させるため、LOOKUP、VLOOKUP、HLOOKUP、およびXLOOKUP数式を大幅にアップデートしました。これらの改善には以下が含まれます。
- 混合データ型を処理するロジックの改善により、より正確な結果を保証します。
- 数式計算中のメモリ消費量を削減しました。
- VLOOKUPでの完全一致検索が最大4倍高速化されました。
- XLOOKUPでの線形検索が4倍高速化されました。
その他のスプレッドシート機能強化
- 書式設定されたテーブルの設定は、専用の「テーブルデザイン」タブに移動されました。このタブは、テーブル内で作業しているときに表示されます。
- ピボットテーブルで日付フィルターをサポートし、時系列データの分析やトレンドの発見がより簡単になりました。
- コンテンツコントロールを含むファイルを開いて表示：スピンボタン、リストボックス、スクロールバー、コンボボックス、チェックボックス。シートがよりダイナミックでインタラクティブになりました。
- シートを即座に名前変更するには、シート名をダブルクリックするだけで、追加のウィンドウは不要です。
- アクティブな引数がハイライト表示されるため、数式を入力する際に計算の追跡と編集が簡単になります。
エディター全体にわたるさらなる便利な機能強化
PDFおよびスプレッドシートエディターに加えて、バージョン9.1ではスイート全体に便利な改善が導入されています。
コメント表示。より良いコラボレーションのために、左パネルで解決済みおよび未解決のコメントの表示をカスタマイズできます。
更新されたグラフ。2D円グラフとドーナツグラフの分割表示オプションがサポートされ、セグメントを分離して表示できるようになりました。
また、図表用の外部データを扱うことも可能になり、エディター間でグラフをコピーする際に、ファイルを埋め込むかソースにリンクするかを選択できます。
さらに、軸のタイトル、データラベル、エラーバーなどの特定の図表要素を有効または無効にすることができます。
スライドマスタータブ。プレゼンテーションエディターでは、すべてのスライドマスター設定が専用のツールバータブに移動され、アクセスしやすくなりました。
拡張されたフォーマットサポート。エディターは現在、HEIF画像とHWPMLドキュメント(開いて表示するため)をサポートしています。さらに、PDF -> TXT(直接)およびPPTX -> TXT変換のサポートも追加されました。また、MathML形式から数式を挿入することも可能です。
セクション区切り。ドキュメントエディターは、任意のネストレベルでブロックコンテンツコントロール内のセクション区切りをサポートしています。
フル機能のグラフエディター。フル機能のグラフエディターがドキュメントとスライドで利用可能になり、グラフキャッシュを経由せずに埋め込まれたXLSXファイルを直接開くことができます。
サーバー管理者向け。サーバー版のONLYOFFICE Docsには管理パネルが導入されています。この新しいダッシュボードにより、管理者はサーバーのステータスと設定を確認でき、管理がより簡単になります。
ローカライゼーション。最新バージョンでは、数式のセルビア語ラテン文字、セルビア語キリル文字、および繁体字中国語への翻訳が追加されました。
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