0. はじめに
皆さん、ブラウザって何を使ってますか?
GoogleChrome、FireFox、Safari、Edgeなどが代表的なところでしょうか。
まぁ正直好みってものは人それぞれありますので、どれも一長一短ありで慣れればどれも使いやすいでしょう。
それでも今回紹介するブラウザの「Vivaldi」は、主に機能面の利便性においてかなりオススメです。
例えば、こんなことを思ったことないですか?
- 調べものしながらメモりたい
- ついでにスクリーンキャプチャもメモりたい
- タブ開きすぎてグルーピングしたい
- 自動的にウインドウを更新したい
- サイドバーでちょっとしたものを検索したい
- 調べている画面をとっさに隠したい ...etc
これ、全部Vivaldiで解決できちゃいます!
1. 機能紹介
基本UI
まずは、VivaldiのUIがこちらになります。(デフォルトの設定ではないです)
まず、特筆すべきはUI右側の「サイドパネル」。そしてUI下側の「フッター」。
この2つがVivaldiの最大の特徴と言っても過言ではないです。
以降、基本的なブラウザにあるであろう機能の説明は割愛しています。
サイドパネル
これはデフォルトのサイドパネルです 。上から順番に
- ブックマーク
- リーディングリスト
- ダウンロード
- 履歴
- メモ
- ウインドウ
- 翻訳
- サイドパネルへ追加
となっています。
メモ
サイドバーの「メモ」アイコンをクリックすると以下のような画面になります。
ここは、メモを保存できる場所です。しかも、ただのテキストを書けるだけではないのです!
メモ機能のすごいところ①「リンクが作れる!」
せっかくメモを作っても、どのサイトのことについてメモったのかわからなければ意味がない。ではどうするか?
例えば、調べているサイトの気になる文言をドラッグで選択して、「Ctrl + Shift + c」を押すと、その文言がメモに追加されます。と同時に、メモを開くと、そのサイトのURLが挿入されています!
下記画像では、「クマノミ」について調べているときに、「体はずんぐりして側扁する。」というのをドラッグして選択し、「Ctrl + Shift + c」でメモに保存したときの様子です。
サイドパネルのメモ欄の一番下の🔗にURLが追加されています。これでどのサイトでメモを取ったか一目瞭然であり、再アクセスも容易です。この状態のメモは、メモの題名をダブルクリックすると、そのサイトにアクセスできます。
メモ機能のすごいところ②「キャプチャーを保存できる!」
文章ではなく画像でメモに残したいときには、メモを開いて下段上部にある、カメラアイコンでウィンドウ全体を、その隣のキャプチャアイコンで指定範囲を、キャプチャして保存できる。
下記画像は、クマノミの写真をキャプチャした様子。
写真をクリックすると、別タブで画像が表示できる。
ちなみに、キャプチャアイコンの隣の添付アイコンで、ローカルに保存した画像なども添付できる。
メモ機能のすごいところ③「マークダウンでリッチテキストを書ける」
この機能はちょっとアドバンス的な機能ですが、いわゆるマークダウンを利用して文字を太くしたり、文字にリンクを挿入したり、箇条書きなどができるようになっています。ただ、マークダウンの知識がなくても使いやすいような工夫もされています。メモ下段上部の右にある「タブで開くアイコン」をクリックすると、メモの詳細がタブで見れます。
ここで、下段のテキストボックスでより高度なメモがかけます。基本的なマークダウンがツールバーにあるので、マークダウンがわからない人でも扱いやすくなっています。マークダウンの詳しい使い方はここを参考にするといいでしょう。
このように、メモ機能が十分な機能を持っています。プラグインなしで、ここまでの機能がついているブラウザは他にありません!
翻訳
言語の翻訳機能がデフォルトでついてるので、丁度いい翻訳が見つからないときに便利です。しかし、精度としてはあまり良くないので、適宜自己補完する必要があることもあります。
サイドパネルに追加
サイドパネルには任意のサイトを埋め込むこともできます。例えばyoutubeなど登録しておけば作業用BGMを流せますし、Deeplなどの翻訳サイトを埋め込むこともできます。TeittweなどのSNSを追加してもいいですし、カレンダーなどを埋め込むこともできます。
フッター
ここにもたくさんの機能があります。一つ一つ紹介していきます。
フッター 右側
時計(アラーム&タイマー機能付き)
一番右には時計機能がついています。時計をクリックすると、タイマーとアラームが設定できるようになっていて、ブラウジングの時間を管理したり、休憩時間などのちょっとした通知などにも使えます。
ページタイル
一番左から2つ目の「ページタイルアイコン」は、複数のタブを一つのウインドウに表示することができます。
下記画像では、「海水魚」リンクを「Ctrl + クリック」で別タブで開き、それをページタイルで左右に表示を選択した場合です。
複数のウィンドウを開く必要性がないため、かなり見やすくなってます。
キャプチャ
一番左の「キャプチャアイコン」では、ページをキャプチャできます。キャプチャアイコンをクリックすると、以下のようなUIがウィンドウ下部に出現します。
ウィンドウのキャプチャや範囲指定もでき、出力形式も「JPEG」「PNG」に対応し、更には「クリップボードへコピー」もできます。そして、「メモに追加」も選択できるので、画像からメモを制作することもできます。
フッター 左側
休憩機能
真ん中の「休憩アイコン」は押すと、ウインドウやタブタイトルが隠れます。少し席を外したいときや、とっさに画面を隠し場合に役に立ちます。また「Ctrl + .」でも休憩モードになります。
休憩モード中は以下のようになります。
タブ機能
一見何も機能がないように見えるタブですが、ここもかなりの機能を搭載しています。
タブスタッキング
調べものをしていて、タブの数が多くなったりした経験はありませんか?しかも別系統の調べものをしていて、タブが混ざってしまい探すのが大変になることも、、、
そんなときには「タブスタッキング機能」で解決!
スタッキングしたいタブを「Ctrl + クリック」で選択していき、右クリック。その中の「選択したタブをスタック」を選択。そうするとタブが2段になり、コンパクトにまとまります。
また、スタックしているタブを右クリックして、タブの名称をカスタムすることができます。調べている内容ごとに名前をつけられるので、非常に便利です。
下記画像は「クマノミ」と「サザエ」に対して別々のスタッキングをして、名称を変更している様子。
かなりコンパクトにまとまります。
タブの自動リロード
たまに、一定時間アクセスがないと自動にログアウトをするページがあるかと思います。そんなときには、タブを右クリックして「自動リロード」を選択し時間間隔をクリックすると、一定時間毎にページの更新をしてくれるので、ログアウトしなくなる場合があります。ですが、あまり乱用するとセキュリティ的に弱くなるので程々に。
QRコード機能
PCで調べたものをスマホで見たかったり、印刷物にQRコードを埋め込んだりしたいときもあるでしょう。
そういうときには、アドレスバーの右の方に「QRコードアイコン」をクリック。そうすると、サイトアドレスのQRコードがすぐにできます。QRコードを画像としてダウンロードできるので、非常に便利です!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
プラグインなしに、ここまでのことをやってくれる。かなりユーザーライクなブラウザの「Vivaldi」。
対応プラットフォームは、なんとIOS以外!Linuxにも対応し、「Debian系(.deb)」や「RHEL系(.rpm)」のパッケージはもちろん、「ArchLinux」にも標準レポジトリにあります!
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか!