2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

AWS移行ツール整理

Last updated at Posted at 2023-11-06

はじめに

オンプレからAWSに移行したい!でも移行ツールのこと何も知らない。。。
一体どれがべスプラなんだろう。。。と思いひとまず整理してみました!

対象者

  • オンプレからAWSへの移行を検討中の方

目次

  1. 移行準備/管理ツール
  2. サーバ/DB移行ツール
  3. データ転送ツール
  4. その他
  5. 参考文献

結論

  • 移行ツールはたくさんある
  • 要件によって適切に使い分ける必要あり

移行準備/管理ツール

  • AWS Migration Hub
    • 移行の進捗状況を一元的に管理
  • AWS Application Discovery Service
    • 移行元となるオンプレミス(自社運用)側のシステム情報を収集
    • OSの種類やソフトウエアのバージョン、IPアドレスなどのネットワーク情報
    • 対象システムの移行コストを見積もりのにも役立つ
    • 利用条件として、サーバーにエージェントを導入する必要あり
    • 収集された情報はAWS Migration Hubへ統合される

サーバ/DB移行ツール

  • AWS Application Migration Service (AWS MGN)

    • システム移行のファーストチョイス
    • 物理環境と仮想環境の両方に対応
    • 以前は、CloudEndureというサードパーティーの製品がこの役割を担っていた
    • 移行元にエージェントを導入して、クラウド上にデータ複製をして移行を実現
    • 移行元のシステムを稼働させたまま、システム負荷を最小限に抑える形でデータ複製を進行
    • サーバ、DB単位ではなくアプリケーションという全体の単位で移行できる
    • AWS Server Migration Serviceというサービスが以前まで利用されていたが、2022年3月31日に廃止となっている
  • AWS Server Migration Service (SMS)

    • 仮想マシンをAWSクラウドへ移行させる
    • 移行元は、VMwareやHyper-V、および Azureなどの仮想マシンである必要があり
    • 物理サーバーは移行させることができない
    • エージェントを導入する必要がない
    • ネットワーク経路としてはインターネット経由のみとなっており、帯域制限ができない点が弱点
    • SMSは同時移行の仮想マシン数に制限があるため、より大規模な移行にはAWS Application Migration Service
  • AWS Database Migration Service (DMS)

    • データベースの移行に特化
    • 移行元として物理サーバーのデータベースも選択可能であり、また同種のデータベースだけでなく、異種間のデータベースでの移行も可能
    • 移行方式は一括だけでなく、増分でのデータ同期も可能
    • 移行元データベースが利用可能なまま、移行を進めることができる

データ転送ツール

  • AWS Snow ファミリー
    • 大容量のデータをネットワーク経由ではなく専用媒体を輸送する方法でAWSクラウド上へ転送するサービス
    • ネットワーク経由だと数ヶ月もかかるような大容量データを一気に転送する用途
    • AWS Snowcore、AWS Snowball、AWS Snowmobile
  • AWS DataSync
    • ネットワーク経由でデータ転送を自動化するオンラインサービス
    • オンプレミスとクラウド間のドライブ同期や、クラウド上にある2つのドライブ間のデータ同期などに使われる
    • クラウド移行の一括転送の用途としても、その後のデータ更新に伴うデータ同期の用途としても使われる
    • 移行元のシステムへエージェントを導入する必要あり
    • ネットワーク経路はインターネット経由の他、AWS Direct Connect経由(専用線)も可能
  • AWS Transfer Family
    • 元々AWS Transfer for SFTPと呼ばれていたサービスが拡張したもの
    • FTPプロトコル(SFTP、FTPS、FTP)に対応したデータ転送サービス
    • 転送先としては、Amazon S3とAmazon Elastic File System

その他

AWS Application Migration Service (AWS MGN) は AWS Server Migration Service (AWS SMS) や VM Import と何が違うのか

  • AWS MGN が使える環境なら MGN
  • AWS MGN が使えない環境なら CloudEndure (OSが古い、MGN 未対応リージョン等)
  • エージェントがインストールできない環境なら AWS SMS
  • AWS SMS が利用できない環境なら VM Import (AWS SMS で必須となる VMware vCenter がない場合の選択肢)

移行ツールの変遷

  • VMimport:VMwareのVMDKやOVFをインポート

  • AWS Server Migration Service:vCenterから直接イメージを抜き出してAWS上に仮想マシンを自動作成するツール

  • CloudEndure:OS上からマシンイメージをバックアップして移行するツール

  • AWS Application Migration Service:CloudEndureの技術を吸収し再編して完全に自社のサービスとして出してきた

DB移行ツール

  • データベースの移行には、AWS Database Migration Service (AWS DMS) を使用することが最良のアプローチ
  • ダウンタイムなしでデータベースを移行できる
  • Pg_dumpでも実現可能そう

おわりに

AWS移行ツールについてまとめました。

参考文献

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?