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Amazon SES 備忘録

Last updated at Posted at 2023-12-08

はじめに

業務でSESを使うことになりましたが、
色々とわからないことだらけだったのでまとめました。
※随時更新

対象者

  • SES初学者

目次

  1. SESとは
  2. SESによるメール送信
  3. SMTPエンドポイントを利用する際の注意点
  4. 送信制限
  5. アクセスレベル
  6. ドメイン検証
  7. バウンスと苦情
  8. 参考文献

SESとは

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  • コスト効率の高いEメール送受信サービス
  • メール送信可能
  • メール受信可能
    • Amazon S3バケットに自動的に配信可能(他にもSNS,Lambda,workmail)
    • 受信時にLambdaを使用してカスタムコードの実行や特定のキーワードを含むメッセージ時にSNS通知が可能
    • 一般的なメールボックスが設けられているわけではないので注意

SESによるメール送信

  • 以下の3つの方法
    • Amazon SESコンソール
      • テストEメールを送信するための最も迅速な方法
      • ユースケース:システムアップ時にテストする場合
    • Amazon SES API
      • SendEmailAPI:From,To,Subject,Bodyのみ用意すれば、SES側がメッセージを生成して送信
      • SendRawEmailAPI:メッセージ全体をアプリケーション側で生成して送信
      • IAMユーザ、グループ、ロールで実行できるSES APIアクションを選択
      • ユースケース:アプリケーションから直接メール送信を行う場合
    • SMTP インターフェース
      • 生成済みEmailメッセージを受け取って送信するSESのSMTPエンドポイント
        • ポート:25 / 465(SMTP over SSl) / 587(Message Submission)
        • 要TLS(Transport Layer Security)
        • 要認証
      • 認証には専用IAMユーザを作成してそのクレデンシャルを使用
      • ユースケース:既存の送信用SMTPサーバからリレーしたり、SMTPを前提としてプログラムから直接利用する場合

SMTPエンドポイントを利用する際の注意点

  • デフォルトではEC2からの外向きTCP25番ポートは制限対象
  • 以下の手順で解除可能

送信制限に関して

  • 送信クォータ/送信最大レートに達した後にメールを送信しようと、スロットリングエラーが発生、Eメールは破棄される。その後、再度送信するには必要な送信クォータの量に増えるまで待つ必要がある。
  • 上限緩和方法
    • 自動的に引き上げるにはガイドラインに従う
    • サポートセンターに連絡

アクセスレベル

  • サンドボックス(初期状態)

    • 指定されたアドレスのみに送信可能
    • 小さな送信制限
    • 200通/24時間
    • 最大送信レート 1通/秒
  • プロダクション(サンドボックスの外)

    • 送信先に制限なし
    • 送信制限は実績によって決定
    • 上限緩和申請をすることで、自動的にこちらに変更

ドメイン検証

  • SESでメールを受信/送信するには、所有するドメインを証明する必要がある

    • SESでのドメイン利用開始処理
    • DNSサーバ上でTXTレコードの公開
  • MXレコードの公開

    • SESのメール受信用のエンドポイントをMXレコードに指定可能

バウンスと苦情

  • 通知はフィードバック転送orSNSトピックのいずれかで必ず受け取る。
  • 両方を無効化・なしには設定できますが、その場合はフィードバック転送による通知がSESから送られてきます。
    • フィードバック通知
      • SNSトピック
      • 細かい運用が可能
    • フィードバック転送
      • デフォルトで有効、メール転送という形でSESから送付
      • SESによる転送先は、元のメールの送信方法とパラメータによって異なる
        • SMTPインターフェイス
          • MAIL FROMコマンドのアドレス、つまり差出人として設定したアドレス
        • Amazon SES API
          • ReturnPathパラメータ等で通知先のアドレスを指定しておくことができる

おわりに

Amazon SESAmazon SESについてまとめました。

参考文献

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