この記事はコミュニケーション Advent Calendar 2016の9日目の記事になります。
本記事は内定者や新入社員に色々教えている時に感じた内容になります。
基本的には内定者や新入社員を想定して書いていますが、すべての人に当てはまる内容かとおもいます。
目次
- はじめに
- 本題:わかった(わかってない)
- どうすればいいのか
- まとめ
はじめに
何か依頼を受けた時、内容を理解したら「わかった」と相手に伝えるかと思います。
この「わかった」は、内定者や新入社員の方は実はわかってないことが多いです。
結果、依頼した内容と違うアウトプットが出てきたり、重要ではない部分に時間を使ってしまったりします。
今回は依頼を受けた側(ここで言うと内定者や新入社員)がどんなことを意識するとよいかを記載したいと思います。
依頼する側が意識すべき点は過去のコミュニケーション Advent Calendar 2015を見ると色々ありますので割愛させてもらいます。
penginさんの去年の記事、目的志向型コミュニケーションについてはとてもよいいなぁと思いました。
本題:わかった(わかってない)
さて本題ですが何か依頼する時の流れは以下のような感じかと思います。
私「ここの修正だけど、XXXを考慮するとZZZやYYYも影響あるんじゃないかな?」
後輩「ふむふむ」
私「他にも色々影響出る箇所があると思うのでもう一度考えてみて」
後輩「わかりました」
この**「わかりました」**は前述したように内定者や新入社員の方はわかってないことが多いです。
上記の後輩にあたる人つまり依頼を受けた側は、わかったと答える前に『伝えられた内容を、自分の言葉で説明できるか』を確認してみてください。
逆に依頼した人は、自分の言葉での説明を求めてみてください。
わかっていない人は往々にして自分の言葉で説明出来ないことが多いです。
(例えば、ただ依頼内容をおうむ返しで答えたり)
どうすればいいのか
これは私のやり方ですが、ひとつひとつのことを掘り下げていきます。
例えば先ほどの私と後輩の例で言えば
私「やることわかった?」
後輩「はい、影響範囲を調べてから修正します」
私「ちなみにどうしてZZZやYYYに影響が出るかわかる?」
と回答の根拠を質問していくといいかと思います。
物事は全て根拠があるはずですが、自分の言葉で説明できない人は根拠がわからないままわかったと言っていることが多いです。
まとめ
- わかったと言われたら自分の言葉で説明させてみる
- 根拠を質問していく
当然のように通常の開発フローにこれを組み込むわけではなく、上記の問題が起きたら実施するで良いかと思います。
結局この辺って全て物事を繋がるように考える癖が大事なんだと思いました。
(ロジカルシンキングとか呼ばれるのかな)
良いコミュニケーションで良い開発を。