概要
TryHackMeを1か月継続したところ、上位4%にランクインしました。
ただし、これは全然すごいことではなく、下記の理由から誰でも到達可能だと思います。
- 本格的なCTFのように、ヒントなしで脆弱性を調査してflagを取得するような高度な問題には取り組んでいません。
- セキュリティ基礎やペネトレーションテストの手法を学ぶ、Easy以下の学習系Roomのみ取り組んでいました。
そのため、上位4%にランクインするのはそれほど難しくありません。
私のマイページはこちら
(毎日継続ではなく、2週間ほど空いている期間がありますが、ご了承ください)
私の経歴など
- 約10年のIT業界経験があるSESエンジニアです。
- Webアプリケーションの保守開発をやっています。
- セキュリティを主要業務にしたことはないです。
- ネットワークスペシャリスト、情報処理安全確保支援士の資格を保持してます。
TryHackMeをやるきっかけ
- Webセキュリティについて、具体的かつ実践的に学びたいのが大きなきっかけです。
- ゲーム感覚で学べるので、継続できそうと思いました。
- Hack The Boxと迷いましたが、初心者はTryHackMeの方が良いと調べてこちらを選択しました。
学習時間
- 平日
- 朝起きてからは、30分くらいやってました。
- 前日に翌朝やるRoomを決めておくと、継続のハードルが下がります。
- 仕事終わりは、1~1.5時間くらいやってました。
- 朝起きてからは、30分くらいやってました。
- 休日
- 3~4時間くらいやっていました。
- その日の時間的余裕や、やる気などで振り幅はあります。
- 仕事がフルテレワークで、それほど忙しくなかったのもあり、継続できたと思います。
Roomの選び方
- 基本的にRoadmapの順番で、Roomを完了していました。
- その他は、Learn -> WalkthroughsにあるRoomを出来そうなものから優先して完了していました。
- Roomの絞り方
- Most Popular順にソートする
- DifficultyをInfoとEasyにフィルターする
- Roomの絞り方
Roomの使い方
- PCのブラウザで日本語訳をして使っています。
- 攻撃マシンを使うRoomでは、AttackBoxとVPNのどちらも使えますが、ほぼAttackBoxを使っています。
問題が解けないとき
- 問題にヒントがある場合は、まずヒントを見ています。
- 15~30分程考えても分からない場合は、問題文をコピーしてネット検索して、答えを見ています。
- ただ、自力で解きたい問題は、答えを見ずに時間をかけています。
- 答えを見て解答はせず、日が経ってから再度解くこともあります。
- TryHackMeに付属しているチャット機能はほぼ使ったことないです。
- 分からない問題に出会う割合は、30問に1問くらいです。
アクティビティ
- マイページのYearly activityの色が緑になるよう、毎日3 event以上はやっていました。
- 問題を1つ解いたり、解説を読んで完了ボタンを押すだけでevent数が増えるので、3 eventは軽く突破できます。
獲得ポイント
- 獲得ポイントは、10803ポイントです。
達成ランク
- 最初の2週間くらいで、下から8番目のHackerランクになりました。
- Hackerランクまではポイントがそれほど必要ではないので、結構簡単に到達できると思います。
- Hackerランク到達時点で上位10%なのは驚きでした。
- Hackerランクから次のMageランクになるのは、1週間くらいかかりました。
- Mageランク到達時点で上位6%には入っていたと思います。
- Roomによって完了した時の獲得ポイントが異なる(難しいほどポイントが高め?)ため、私よりCompleted roomsが少ない人で、ランクが高い人がいました。
獲得バッジ
- バッジは重視していませんが、15個獲得しました。
- 全部取得するのは、相当難しそうです。
- 全部のバッジを載せることはできませんが、このようなバッジを獲得しました。
リーグ
- リーグとは、世界中の29人のTryHackMeユーザーと毎週競い合うリーダーボードです(こちらから翻訳して引用)。
- リーグは重視していませんが、毎回次の上位リーグに昇格していたと思います。
- それほど昇格は難しくないと思います。
- 現在はSapphire Leagueにいます。
課金
- 登録後の2週間は無料でやってました。その後、プレミアムユーザーとして1年分課金しました。
- 11月下旬の1週間くらいの間でブラックフライデーセールが開催されていたので、1年分課金しました。7000円くらいでした。
- 課金した理由
- 課金専用のRoomを開放したかったためです。
- 1日1時間のAttackBox制限を開放したかったためです。
- ただし、プレミアムユーザーになっても、全てのRoomは解放されません。
- AWSなどのクラウド関係のRoomは、Cloud licence accessという別の課金が必要になります。
TryHackMeの良いところ
- ゲームのようにポイントが増えてランクが上がるので、やる気アップして継続に繋がります。
- Yearly activityは3 eventだけで最大の緑色になるため、少しの学習で達成でき、継続する気持ちがアップします。
- 解答に文字数制限があるため、解答しやすいです。
- 解答に正解したり、Roomを完了した時のBGMが達成感があってよいです。
- 無課金でも楽しめます。
TryHackMeの悪いところ
- サイトを日本語訳してから使うと、ページ遷移やStart Machineボタン、AttackBoxボタンクリック時にエラーページになることがあります。
- そのため、これらの操作をする場合は英語原文に表示してからやっています。
- Roomの目安時間は、あまりあてにならないです。
- 例えば
- Metasploit: Exploitationは20分目安だが、2時間で完了しました。
- Security Operationsは60分目安だが、10分で完了しました。
- 例えば
- スマホの場合は解答が合っていても、正解にならずエラーになることがありました。
印象に残ったRoom
攻撃系のコマンドを学ぶのは面白いです。
特にnmapコマンドは今まで用語だけ知っていたので、実際使ってみると脆弱性も調査できる強力なツールだと知ることができ、興味深かったです。
自分に足りないこと
- CTFのような問題が出題される Practice -> Challenges のRoomが解けないです。
- 最初から何したらいいのかわからないです。
- コマンドや考え方・解き方の知識や理解が浅いです。
今後の目標
- 1年分課金したこともあり、1年は継続していきます。
- ランクやポイントなどは気にしないで、学ぶことに力を入れていきます。
- 仕事の役に立つよう、特にネットワークやWebの分野を伸ばしていきます。
- Practice -> Challengesの問題を解けるようにします。
- DifficultyがMedium以上のRoomを完了させます。



