　はじめに

pythonで必要な意識を簡単にまとめました。是非、活用してみてください。

　表記方法

pythonでは、基本、";"　と　"" で改行できます。

a = 200 ; b = 200 ; total = a + b
print(total)



1 + 2 + 3 + 4 + 5 \
+ 6 + 7 + 8 + 9 \
+ 10

複数行のコメント表記はダブルクォーテーション３個で囲みます。

"""
コメント
"""

文字代入で簡単に使用できるのは、.formatではないでしょうか？
pythonでは活用頻度が高いのでマスターしましょう。

total = "{:.3f}枚".format(num)
print(total)

結果(例)
10.000枚

これは".3f"で少数三桁までを表示しています。

　計算について

簡単に表記しています。出力結果から理解してください。

5 / 2　
結果　2.5


5 // 2
結果　2

2**3
結果　8
(累乗)

4 % 3
結果　1

文字列内での改行

文字列中にスペースや改行を埋め込みたいときは、バックスラッシュ（\）を使ったエスケープシークエンスを使いましょう。

aisatu = "こんにちは\nこんばんは\nさようなら"
print(aisatu)

こんにちは
こんばんは
さようなら

aisatu = "こんにちは\"こんばんは\"さようなら"
print(aisatu)

こんにちは"こんばんは"さようなら

　文字の切り出し

文字の切り出しですが、pythonはインデント番号を0からスタートします。

そのため、

id = "一緒にPythonを習いましょう"
id[3]

出力結果は、文中2番目(0、1、2)の文字となります。

-1は全ての一番後ろを表しています。

nums = [ 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

num = nums[: : -2] # 最後から最初まで1つ飛ばした数を表記します。

結果
97531

　論理式

論理式では、Trueを1、Falseを0として扱います。

a = 4; b = 4; c = 5
print(a == b)
print(a == c)

True
False

　その他

roundは四捨五入をして丸めます。lenは後ろの桁数や文字数などのカウント数を表示します。

x = 2.7
print(min(round(x), 5))
3

x = len("1000000")
print(x)
7

*argsは、複数の引数の数を表しています。

def func(a = 1, z = 26, *args):
    return a + sum(args) + z

print(func())
print(func(1,26,2,3))
27
32

**kwargsは文字通り、複数のキーワード引数を表しています。

def func(**kwargs):
    return kwargs

print(func(a=1,b=2))
print(func())
{'a': 1, 'b': 2}

　ユーザー定義関数

def 関数名(引数1, 引数2):
処理1
処理2
return 返り値

def price(adult, child) :
    return (adult * 1200)+(child * 500)
print(price(1, 2))
2200

price1 = price(adult=1, child=2)
price2 = price(child=2, adult=1)
print(price1)
print(price2)
2200

*argsを使用したコードを書いてみました。

def route(start, end, *args) : # start, endは必須
    route_list = [start]
    route_list += list(args) # *は無くす
    route_list += [end]
    route_str = "→".join(route_list)
    print(route_str)

start  = "東京"
end = "宮崎"
route(start, end, "神戸", "長崎", "熊本")
東京→神戸→長崎→熊本→宮崎

こちらは**kwargsです。

def entry(name, gender, **kwargs) :
    data = {"name": name, "gender": gender}
    data.update(kwargs)
    print(data)

entry(name="大山坂道", gender="男性", age=27, course="E")
{'name': '大山坂道', 'gender': '男性', 'age': 27, 'course': 'E'}

hey関数を hello関数の引数として渡す方法を見てみましょう。

def hey():
    print("hey!!")

def hello(func):
    func()

hello(hey)

結果
hey!!

とりあえず今日はここまでです。お疲れ様でした！