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衝動買いしたChromebookを手に、開発マシンとしての評価を書いておく。

Last updated at Posted at 2018-12-31

☆2日目に入って、Chromebookはかなり使えると評価が変わったので、別記事を書いた。
https://qiita.com/Nimimal/items/10f8c11c6ca9a5ec1f3d

Chromebookの開発マシンとしての評価を3行で

chromebookのことを調べはじめてから3日目なので偉そうに総括する立場ではないが、一通りwebで情報を調べ、一晩セットアップしたので、以下に、(当たり前のことなんだけど...)まとめておく:

  • 安価なChromebookは、エディタ中心の開発スタイルにはフィットする。
  • 安価なChromebookのコンパイル速度は、CPUのスペックに依存する。
  • 近時にChromebookでstableとなったLinux機能で,JVMでの開発環境を整えるのは(私の場合)茨の道。

年の瀬の深夜にFullHDのChromebookを衝動買いした。

最近、出先のカフェなどで、私用PCでソースコードを読み書きしたり、コンパイルすることが多い。ここ数年、職場では、ハイスペックでデュアルモニターなデスクトップ機を使っている私としては、久々に古くさいノートパソコン(Thinkpad X230/Macbook air)をガッツリと開発用途で使う機会だ。ソースコードはそこそこの規模があり、JVMのオプション設定をきちんとしないとメモリ不足で落ちるほど。落としてきたソースコードのIntellijによる解析も、数年前のCore i5ゆえ、他の作業をしながらでは1時間ほどかかるほど。
ということで、ソースコードをそこそこ快適に読め、コンパイル速度にも困らないハイスペックなPCを買おうと思ったのは半月ちょい前。コンパイル速度を速める「金の弾丸(かねのだんがん)」で、4Kディスプレイ相当のMacbook Proを買おうか、年末特価になってるスペック高めのwindows 10機を買おうか、という奴だ。
Paypayもインストールしたので、(私が抱えていた米国株が暴落せずに)もう少しPaypay祭りが長引いていれば、たぶん、Macbook ProのRAM16GBモデルを手に入れたのだと思う。だが、年の瀬にはLine Payの5000円上限還元キャンペーンしか残っていなかった。しばらくググった深夜のこと、価格.comを見ていてふと気づいた。Line Payの5000円還元キャンペーンが利用できる関西の家電量販店ならば、実質的にたぶん世界一お得な新品価格(3万円ちょい)でFull HDのChromebookが手に入ることに。以下のようなことを軽くググりつつ、はい、買ってしまいました。

購入したChromebookは「Acer Chromebook 15 (以下、CB3-532)」

翌朝

目が覚めて、1コアあたりのCPU性能が、手元にある数年前のThinkpadの半分以下のCB3-532を買ったことに気づいた。15インチのFullHDのディスプレイゆえ、エディタマシンとしては役に立つことが想像できる。相当時間がかかるにしても、目の前のソースコードは搭載されている4GBのRAMでなんとかコンパイルできるだろう、といったあたり。もともとThinkPad X200(RAM 4GB)にLinux mintを入れて数年間出先でIntellijを使っていた人間なもので、買ったからにはなんとかしようとする一方で、以下を目にしつつ、家に届く前からどの程度の動作をするのか想像がついていた。

お仕事PCとして常用する上で、気になるのが先にも触れたファイルの扱い。クラウドストレージが強調される反面、ローカルストレージに不安が募っていたわけですが、microSDスロットを装備しているため心配なし。内蔵64GB+microSD128GBを挿しておけば合計192GBも確保できますし、容量を使い切る方が難しいほどです。

Google Driveはシステムに完全統合され、ファイル同期を意識する必要は全くありません。しかも、新品でChromebookを買ったユーザーには、無料で100GB分(2年限定)がプレゼントされる特典もあり。

Chromebookはいいぞ。ASUS製12.5型「Flip C302CA」使用レポート

実際、開発マシンでなく趣味のマシンとしては、chromebookはandroidアプリが動くおかげでオフラインで音楽再生できたり株価チェックできたりするので悪くない感じであった。無料で100GBのGoogle Drive(2年分)も手に入った。

ChromeOS機の私的評価

概ねネットでちらほら目にする評価通りだが、開発マシンとしてのコストパフォマンスは、
Macbookairよりはちょっと安く、格安なWindows10機より高いくらい。私の現在の用途からするとCore i7搭載のミニPC(以下のChromebox3相当)を自宅で使うならばありかも(個人として、ChromeOSを嫌っているわけではない)。

紅白歌合戦のさなかにChromebook Stable環境をいじくって気づいたこと

やったことは、概ね、先達の「Chrome OSを開発機にするまでの道のり」と同様。sudo apt...をひたすら叩いて、visual studio入れて、Takaofontにして、githubのMFA(多要素認証)が気楽にできるよう軽めのブラウザを入れて...といったあたり。visual studioの日本語フォントがなかなかきれいにならないのと、親指シフト入力設定に手間取りそうだ、といったあたりで、Chromebook Stable環境で、ある程度以上頑張るのはつらいと悟った。Chromebook Stable環境の評価としては、Windows10+WSLのUbuntu環境ほどこなれていないといったところ。たぶんやれなくはないのだが、正月休みのおっさん(私)の手には余る、いろいろ辛いという感じ。そこから先のところは、努力家の学生さんと思しき方が書いてくださっている:

StableモードのLinuxで開発はキツかった話

結論 : Chromebookで開発するならば、developperモードで手に馴染みそうなLinuxを入れて頑張ろう。

ということで、私はchromebookの環境を一旦リセットして、developperモードで、Xubuntu(参考)をセットアップして眠りにつくことに。ちなみにこの用途ならば、(Knativeをローカルで動かそうとして詰まった)手元のThinkpad230にXubuntuをデュアルブートさせた方が良いとわかっているので、そちらも並行してセットアップする。
紅白歌合戦終わった頃までに、損を抱えていた米国の株価CFDたちが値を戻してくれて、Chromebookを買った分くらいは余裕で取り戻してくれたので個人的には良しとする。

最後に

Python等のスクリプト言語を書く環境としてはchromebook stableのlinuxでも実用にたえるはず。スクリプト言語使いで、ちら見したいandroidアプリがある人は安いchromebook買っても良いかも。

といったあたりで、先達の参考情報を。

Chromebook Flip C101PAで開発/執筆環境をセットアップする

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