Claude Cowork を社内AXに使っている私の実践ログです。社内固有名・個人名は伏せています。
朝、Slackを開いた瞬間に未読が248件並んでいる画面、見たことありませんか? 私は毎日それで30分溶かしていました。今日は仕方ない、明日からちゃんとやろう、を3年くらい繰り返した結果——3週間前にあきらめて、私はその仕事を全部Claudeに振りました。結論、1日43分浮きました。
何をやらせたか
やらせたのは1つだけ。「今日読むべきSlackを5件に絞って、行動が必要なものとそうでないものを分けて」というやつ。
Slack標準の「ピン留め」「あとで読む」では追いつかなくて、結局ぜんぶ流していました。私みたいな怠け者には「自分で整理する」というアプローチが向かない。これは諦めた方が早い。
私の判断: 要約より「絞り込み」を任せた方がいい
これは賛否あると思いますが、私は 要約させるより、絞り込みをさせる方が圧倒的にコスパがいい と思っています。
理由は単純で、要約だけだと結局全部読むことになるから。「いま私が動かないとマズいのはどれ?」「逆に放置していいのはどれ?」を判定させるのが効く。要約はそのあとでいい。
真似できるプロンプト
私が毎朝Claudeに走らせているのはこれ。コピペで使えます。
あなたは私の朝のSlack整理担当です。
直近24時間の私宛て(メンション/DM/参加スレッド)を全部読み、
以下のルールで分類してください。
1. 今日中に私の返答/判断が要る → "要対応"
2. 私の意思決定は不要だが知っておくべき → "把握のみ"
3. 既に他の人が回答済み or 関係薄 → "破棄候補"
出力フォーマット:
- 要対応(最大5件): タイトル / 1行要約 / 期限の有無 / リンク
- 把握のみ(最大3件): タイトル / 1行要約
- 破棄候補は件数だけ
口調はぶっきらぼうでよい。前置きと結論は要らない。
ポイントは「最大5件」の上限を切ること。これがないと20件返してきて、結局全部読む羽目になる。上限——これ地味に効く。
ハマったところ
最初こうしようとして失敗した、を6つ。
1. 「要約して」だけだと地獄
最初は「直近のSlack要約して」だけで投げてました。返ってくるのは綺麗な議事録。でもそれ、結局頭から全部読むやつなんですよ。要約じゃなくて分類が欲しかったと気付くまで4日かかった。
2. 出力が長すぎて、AIで時短した分をAIの出力を読むのに使う
地味にあるあるだと思っています。「最大5件」「1行要約」を強制したら一気に解決。文字数制限、本当に大事。
3. 「重要度」を機械に判定させようとした
「重要度A/B/C」みたいな抽象軸を定義したら、AはほぼAでBはほぼC、という二極化が起きてランクの意味がなくなった。やめた。
代わりに「私の返答が今日中に必要か yes/no」という具体的な動詞ベースに切り替えたら、判定が安定しました。いや、というか、抽象的な軸はそもそも私自身も判定できない。当たり前といえば当たり前。
4. プライベートチャンネルの守秘で詰まった
同じチームの先輩から「人事絡みのスレ、AIに食わせてないよね?」と確認が入ったとき、私はちょっと言葉に詰まりました。仕様としては入っていない、でも明示してなかった。これは反省。
いまは対象チャンネルをホワイトリストで明示しています。守秘の話、後回しにすると後で必ず燃える。
5. 朝のスケジュール起動が「9:00」だと遅い
最初9:00に走らせていたんですが、Slack見るのは8:30からなんですよ。つまり、整理結果より先に私が見ちゃう。意味なし。
8:00に動かしたら一気にハマった。これは個人差ありそう。
6. 出力をDMで自分宛てに送らせる、これが一番効いた
最初はファイル出力にしてたんですが、開かない。DMで自分宛に投げるようにしたら、Slack開いた瞬間にそれが目に入る。動線、大事。
どれくらい時間が浮いたか
ざっくり計測した3週間平均がこちら。
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 朝のSlack整理 | 約30分 | 約3分(整理結果を読むだけ) |
| 見落とし起因の差し戻し | 週2-3件 | 週0-1件 |
| 把握漏れによる夜の再確認 | 約15分/日 | ほぼゼロ |
合計、ざっくり43分/日。月に換算すると約14時間。これは大きい。
まとめ
- 要約より、絞り込みと分類の方が日常運用には効く
- 「最大件数」「1行要約」「動詞ベースの判定軸」の3点セットで出力暴走を防ぐ
- 守秘はホワイトリスト化してから走らせる、後回しは厳禁
- 起動時刻は「自分が触る前」に置く
- 出力動線はDM、これが一番見る
正直、最初の1週間はうまくいかなくて、自分でも何やってんだろうって思ってました。でも分類軸を変えたら世界が変わった。やってよかった。
みなさんは朝のSlack、どう捌いていますか? 「要約より絞り込み派」「いや要約こそ最強」「そもそもSlack開かない派」など、運用のコツがあればコメントで教えてください。
Claude Cowork を社内AXの相棒として毎日使っているエンジニアの実践ログです。
シリーズ: Claude Cowork で社内AXを回す