はじめに
あるkintone環境を確認していたとき、consoleにこんなエラーが出ていました。
Uncaught SyntaxError: "undefined" is not valid JSON
画面自体は普通に動いている。
保存もできる。
一見すると、大きな問題はなさそうに見えました。
しかし調べてみると、原因は「現在使われていない可能性が高いプラグイン」でした。
今回は、この出来事を通して感じた、
- 使っていないプラグインを放置するリスク
- 「動いている」と「安全」は違う
- kintone運用で意外と見落とされがちなこと
について書いてみます。
エラーの原因
今回エラーが出ていたのは、古い住所系プラグインでした。
内部では、設定情報を読み込む際に、
JSON.parse(...)
を実行していました。
しかし、設定値が存在しない状態で読み込まれていたため、
undefined is not valid JSON
というエラーになっていました。
つまり、
「プラグイン自体は残っているが、設定が正常ではない状態」
だったわけです。
でも、本当に怖いのはエラーではない
今回の件で一番気になったのは、
「エラーが出ていること」
そのものではありません。
本当に怖いのは、
“使っていない可能性があるプラグインが、今も動作している”
ことです。
kintoneのプラグインは「入っているだけで動く」
kintoneでは、プラグインを追加したままにしていると、
ユーザーが意識していなくても、画面表示時に処理が実行されます。
つまり、
- 過去に試験導入したもの
- 一時的に利用していたもの
- 今は運用に乗っていないもの
でも、
環境に残っていれば動作し続けます。
「未使用だから問題ない」は危険
今回のケースでは、画面操作自体に大きな問題は出ていませんでした。
しかし、consoleにはエラーが出続けていました。
これはつまり、
“今はたまたま大きな問題になっていないだけ”
とも言えます。
例えば今後、
- kintoneアップデート
- 他プラグイン追加
- 設定変更
- 環境変更
などが起きたときに、
突然別の不具合につながる可能性があります。
実務で意外と多い「残り続けるプラグイン」
実際のkintone運用では、
- 「これ何のプラグインでしたっけ?」
- 「昔使ってた気がする」
- 「止めても大丈夫か分からない」
という状態、かなりあります。
特に長く運用されている環境ほど、
- 誰が入れたか分からない
- 今も必要か分からない
- 設定意図が分からない
プラグインが増えていきます。
プラグインも“負債”になる
kintoneでは、
「機能追加」は注目されやすいです。
でも実際には、
“不要になったものを整理する”
ことも同じくらい重要です。
使われていないプラグインは、
- エラー原因
- 競合原因
- 調査コスト増加
- 保守難易度上昇
につながります。
僕ならまず確認すること
もし環境整理をするなら、まず以下を確認します。
① consoleにエラーが出ていないか
「動く」ではなく、
“正常に動いているか”
を見る。
② 本当に利用中か
- 現在運用で使っているか
- 利用部門が存在するか
- 代替機能がないか
を確認する。
③ 不要なら無効化・削除を検討する
特に、
- 役割が終わっている
- 誰も把握していない
- エラーが出ている
ものは、一度整理したほうが安全です。
最後に
kintoneは柔軟です。
だからこそ、プラグインも増えやすい。
でも増えたものは、意外と整理されません。
今回のエラーを見て改めて感じたのは、
「今動いている」と「安全」は違う
ということでした。
もし最近consoleを見ていないなら、
一度確認してみると、意外な発見があるかもしれません。