はじめに
Cloak for Visual Studio Codeは、Visual Studio Code(以下、VSCode)を使ってプレゼンテーションや配信、録画をする場合に.env
ファイルに保存されている接続情報やID/パスワードを意図せず漏洩してしまうことを防ぐための拡張機能です。使い方について拡張機能のページをもとに日本語でまとめました。
インストール方法
VSCodeを開き [拡張機能] - Cloak で検索し、インストールします。
使い方
-
.env
ファイルを開く - コマンドパレットを開く(
F1
) -
Cloak
と入力 -
Cloak: Hide Secrets
を選択
.env
ファイルに保存されている環境変数が隠されます。
説明を読むと、Cloakはファイルを変更したり、値を別の所に退避させているわけではなく、文字の色(Foreground color)の透明度を00とすることで透明になり隠されているように見えるようにしているとのことです。
非表示のカスタマイズ
文字の透明化はsettings.json
に定義されているcloak.environmentKeys
に定義されているTextMateRuleスコープに基づいて行われています。
例えば、
{
"cloak.environmentKeys": "string.quoted.double.env,string.quoted.single.env,source.env,constant.numeric.env",
"cloak.environmentComments": "comment.line.number-sign.env"
}
を次のように変更すると、
{
"cloak.environmentKeys": "string.quoted.double.env,source.env,constant.numeric.env",
"cloak.environmentComments": "comment.line.number-sign.env"
}
シングルクォートで囲まれた値が透明化の範囲から外れることになります。
設定をデフォルトに戻す場合は、Cloak: Restore default scopes
を使用します。
まとめ
現時点では.env
ファイルのみに対応しているとのことですが、VSCodeを使ってデモや配信、録画をする方は必須と言っても良い拡張機能ではないでしょうか。