はじめに
DELLの運用管理ツールソフトウェアを整理した記事です。
環境
- OS CentOS7/8系
- DELL PowerEdge14G系
参考
カテゴリ
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ハードウェアセットアップツール
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パッケージ管理ツール
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障害監視エージェント
- (3-1) Server Administrator (SA)
- (3-2) iDRAC Service Module(iSM)
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iDRAC管理ツール
- (4-1) racadm
- (4-2) integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC)
- (4-3) iDRAC Group Manager
- (4-4) iDRAC Support Assist
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運用管理ツール
- (5-1) OpenManage Power Center 世代交代
- (5-2) OpenManage Essentials (OME) 世代交代
- (5-3) OpenManage Enterprise (OME)
- (5-3-1) OpenManage Enterprise Power Manager
- (5-3-2) OpenManage Enterprise Update Manager
- (5-3-3) OpenManage Enterprise SupportAssist 世代交代
- (5-3-4) OpenManage Enterprise Services 世代交代
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モバイル管理ツール
- (6-1) OpenManage Mobile (OMM)
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分析ツール
- (7-1) CloudIQ
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通報サービス
- (8-1) SupportAssist 世代交代
- (8-2) SupportAssist Enterprise (SAE) 世代交代
- (8-3) Secure Remote Services世代交代
- (8-4) Secure Connect Gateway
ハードウェアセットアップツール
(1-1) Lifecycle Controller (LCC)
Dell Lifecycle Controller は、integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)を使用してリモートでサーバ管理ができるようにする、組み込みの高度なシステム管理テクノロジです。Lifecycle Controller では、ローカルまたは Dell ベースのファームウェアリポジトリを使用してファームウェアをアップデートできます。Lifecycle Controller で利用できる OS 導入ウィザードを使用して、オペレーティングシステムの導入を実行できます。
マザーボードに内蔵されている機能
パッケージ管理ツール
(2-1) Dell Update Package (DUP)
Dell Update Package(DUP)は、システム上にある単一のソフトウェア要素をアップデートする、標準パッケージフォーマットでの自己完結型実行ファイル
1対1のアップデート実行ファイル
(2-2) Dell EMC Server Update Utility (SUU)
Dell EMC Server Update Utility ISO(SUU)は、PowerEdgeサーバーのBIOS、ファームウェア、ドライバー、アプリケーションを最新バージョンにアップデートするための、ローカルな1-to-1ユーティリティー
1対1アップデートユーティリティー
(2-3) Dell EMC System Update (DSU)
DELL EMC System Update (DSU)とは、スクリプトを最適化して作成されたアップデート導入ツールで、Dellアップデート パッケージ(DUP)をDell EMC PowerEdgeサーバーに適用する場合に使用します。
1対多アップデート管理ユーティリティー
(2-4) Dell EMC Repository Manager (DRM)
Dell Repository Manager(DRM)は、IT管理者がシステム アップデートを管理できるDell OpenManageポートフォリオ内のアプリケーションです。Dell Repository Managerは、Dell Update Packages(DUP)のバンドルおよびリポジトリと呼ばれるカスタム ソフトウェア コレクションを作成するために使用される検索可能なインターフェイスを提供
アップデートファイル管理ユーティリティー
機能としてはDUP⇒SUU⇒DSUで高機能になっていく、DRM管理ソフトウェアに近い
障害監視エージェント
(3-1) Server Administrator (SA)
OpenManage Server Administrator(OMSA)は、統合されたWebブラウザー ベースのグラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)、またはオペレーティング システムから使用するコマンド ライン インターフェイス(CLI)の2つの方法で、包括的な1対1のシステム管理を行うソフトウェア エージェント
1対1システム管理ソフトウェアエージェント
(3-2) iDRAC Service Module(iSM)
iDRACサービス モジュール(iSM)は、iDRACにオペレーティング システム(OS)機能を統合して、Dellの第12世代以降のPowerEdgeサーバーにインストールすることができる、軽量のソフトウェアOSサービスです。iSMは、iDRACにOS関連の情報を提供し、OSログへのLCログ イベント レプリケーション、WMIサポート(ストレージを含む)、OS経由のiDRAC SNMPアラート、リモートからのiDRACハード リセット、フル パワー サイクルなどの機能を追加
OS管理エージェント
iDRAC管理ツール
(4-1) racadm
RACADM (Remote Access Controller Admin)ユーティリティーは、PowerEdgeサーバー上のiDRACにリモートおよびローカルで使用できるコマンド ライン ツールです。これは、iDRAC GUI操作と同等の機能を提供します。
RACADMを使用するには、DRACツールをインストールするか、SSHでiDRACに接続します。ただし、SSHでiDRACに接続する場合、DRACツールのインストールは必要ありませんが、必要なログの一部は収集されません。
コマンドベースiDRAC管理ツール
(4-2) integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC)
Integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC)は、セキュアなローカルおよびリモート サーバー管理を目的として設計されており、IT管理者は時間や場所にとらわれることなくDell PowerEdgeサーバーの導入、更新、監視を行うことができます。
リモートサーバー管理ツール
(4-3) iDRAC Group Manager
iDRACグループ マネージャー機能は、Dell第14世代サーバーで使用できます。グループ マネージャーはiDRAC GUIを使用して、ローカル ネットワーク上のiDRACとその関連のサーバーの基本的な管理を簡素化します。グループ マネージャーにより、別のアプリケーションを使用せずに1XManyコンソールを使用できるようになります。これによりユーザーは一連のサーバーの詳細を確認することができ、サーバー障害の目視検査などの手動方式よりも強力な管理が可能になります。
iDRAC統合管理機能
(4-4) iDRAC Support Assist
iDRAC7およびiDRAC8 SupportAssistユーティリティーは、SupportAssistコレクション(テクニカル サポート レポート(TSR)とも呼ばれる)を作成できます。iDRACは、プラットフォーム情報を収集するためのアプリケーション インターフェイスを提供し、この情報によってサポート サービスはプラットフォームおよびシステムの問題を解決することができます。iDRACはサーバーのSupportAssistコレクションを生成し、そのコレクションを管理ステーション(ローカル)、ネットワーク上の共有の場所(FTP、Trivial File Transfer Protocol(TFTP)、HTTP、HTTPS、Common Internet File System(CIFS)、Network File Share(NFS)など)にエクスポートするか、またはコレクションをテクニカル サポートに送信してトラブルシューティングやインベントリー収集に利用します。コレクションは、標準のZIPファイルを生成します。
iDRACベース障害発報機能
運用管理ツール
(5-1) OpenManage Power Center 世代交代
データ センター向けの電源管理ソリューションです。このソリューションにより、管理コンソールを介してデータ センター内の電力消費や温度を監視および管理
電力管理ツール
(5-2) OpenManage Essentials (OME) 世代交代
エンタープライズ環境全体を包括的に表示してシステムを監視し管理することができます。そのため、1対多に対応したシステム管理コンソールを通じた中央アクセス ポイント
総合管理ツール
(5-3) OpenManage Enterprise (OME)
使いやすい1対多のシステム管理コンソールです。複数のDell EMC PowerEdgeサーバーのライフサイクルを1つのコンソールでコスト効率よく包括的に管理できます
総合管理ツール
- (5-3-1) OpenManage Enterprise Power Manager 👈 OpenManage Power Center
- (5-3-2) OpenManage Enterprise Update Manager 👈 Dell EMC Repository Manager (DRM)
- (5-3-3) OpenManage Enterprise SupportAssist 👈 SupportAssist Enterprise (SAE) 世代交代
- (5-3-4) OpenManage Enterprise Services 世代交代 👉 Secure Connect Gateway
今まで個別で提供されてきたソフトウェアがOMEntのプラグインとして提供
モバイル管理ツール
(6-1) OpenManage Mobile
OpenManage Mobileは、AndroidまたはiOSスマートフォンまたはタブレットを使用して、ハードウェア インフラストラクチャの正常性に関する可視性を提供し、いつでも、どこでも、重要なイベントをITプロフェッショナルに迅速に警告します
分析ツール
(7-1) CloudIQ
プロアクティブなモニタリング、機械学習、予測分析を組み合わせることで、オンプレミス インフラストラクチャやクラウド内のデータ保護に関して迅速な対応とシンプルな運用を実現
クラウドベースで収集/分析/予測を提供
通報サービス
(8-1) SupportAssist 世代交代
Support Assistとは弊社の保守ツールとなっており、障害時に弊社のサポートに自動通報の実施や、外部接続ポートの開放が難しい場合は障害時にサポートへ送付するログを手動で簡単に収集することができるツール
ログ採取/ログ送付ツール
(8-2) SupportAssist Enterprise (SAE) 世代交代
SAEの監視対象下にあるDell EMC製品からのSMNPトラップを受信、情報評価を行い、Dell EMCへ自動通報、ケース作成を行います。組込み式と異なり管理サーバーと監視されるサーバーの1対nで管理を行います。
WindowsやLinuxの物理サーバー上にインストールする方法や仮想化環境上の仮想マシンにインストールして使用することができます。SAEはPowerEdgeだけでなくモジュラー型サーバーやネットワーク、Dellストレージ、HCI製品の監視を行うことが可能
SupportAssistのサーバーを立てて複数監視版
(8-3) Secure Remote Services世代交代
Secure Remote Services(以前のESRC)はDell EMC製品とDell EMCカスタマー サポート間の安全な双方向接続です。これにより、お客様は問題を回避および解決する支援を受け、問題解決時間を73%短縮できます1。Secure Remote Servicesは完全に仮想化されており、さまざまな規模のエンタープライズ環境の柔軟性が向上
(8-4) Secure Connect Gateway
プロアクティブかつ自動化された問題検出、ケース作成、通知サーバーのハード ドライブとバックプレーンに対して予測分析による障害検出を実行。デル・テクノロジーズとお客様の環境をリモートで結ぶ安全な双方向通信で、問題をより迅速に解決。サポートとサービスに分析による推奨事項の提示が可能
SupportAssist EnterpriseやSecure Remote Servicesと同等の機能を提供する製品
参考になれば
ではまた