はじめに
Juliaは他のプログラミング言語のライブラリを流用することが可能である. 今回は, Pythonのグラフ描画パッケージであるMatplotlib
を利用することで, グラフ作成に挑戦することにした.
juliaでグラフを作ってみようと, 以下のコードを実行した.
using PyPlot
Y1 = [1, 7, 11,13,15,16]
Y2 = [15,3,13,2,7,1]
fig, ax = subplots()
ax.plot(Y1)
ax.plot(Y2)
ax.set_xlabel("index")
ax_set_ylabel("Y")
ax.set_title("my graph")
すると, 以下のようなエラーが出現した.
ERROR: ArgumentError: Package PyPlot not found in current path.
- Run `import Pkg; Pkg.add("PyPlot")` to install the PyPlot package.
なるほど, 確かにPyPlotのパッケージはPythonでインストールしているものの, juliaでは入れたことが無い.
今回は, juliaでパッケージを入れたときのことについて記録しようと思う.
REPLでパッケージをインストール
Qiitaで調べてみたところ, JuliaでMatplotlibによるグラフ描画の方法について記載された記事を見つけたので, それをもとに再度挑戦することにした.
JuliaでPyPlotパッケージをインストールするためには, パッケージ管理モードでインストールを行う必要がある.
パッケージ管理モードに遷移するためには, REPL上で ]
を押してパッケージモードにすることが可能である.
その後, 以下のコードを入力する.
(@v1.10) pkg> add PyPlot
すると, インストールが始まるので, 完了するまで待つ.
完了して, 再度冒頭のコードを実行すると, 無事に実行はできているようなのだが, グラフが表示されないことが分かった.
# 出力結果
PyObject Text(0.5, 1.0, 'my graph')
こちらの記事によると, どうやらVSCode上でグラフを表示させたい場合はdisplay
関数を使う必要があることが分かった.
このため, 冒頭のコードを以下のように書きかえた.
using PyPlot
Y1 = [1, 7, 11,13,15,16]
Y2 = [15,3,13,2,7,1]
fig, ax = subplots()
ax.plot(Y1)
ax.plot(Y2)
ax.set_xlabel("index")
ax.set_ylabel("Y")
ax.set_title("my graph")
display(fig) # display関数を追加