導入
これからGitHubを使うための準備をしていきます。
手順は大きく分けて 5ステップです。パソコンのOS(Mac / Windows)によって違うのは ステップ2のインストール方法だけ。それ以外は全員共通です。
全体の流れ
| ステップ | 内容 | OSによる違い |
|---|---|---|
| 1 | GitHubアカウントを作る | なし(共通) |
| 2 | Gitをインストールする | あり(Mac / Windowsで別) |
| 3 | Gitの初期設定をする | なし(共通) |
| 4 | SSH鍵を作ってGitHubに登録する | なし(共通) |
| 5 | 接続テスト | なし(共通) |
ステップ1:GitHubアカウントを作る(共通)
- ブラウザで https://github.com/signup を開く
- メールアドレスを入力する
- 学校のメールアドレスがある人はそれを使うのがおすすめ(あとで学生向け特典「GitHub Education」に申請しやすくなります)
- パスワードを設定する
- 忘れないようにメモしておくこと!
- ユーザー名(username)を決める
- 世界中に公開される名前です。本名は避けて、恥ずかしくないニックネームにしましょう
- 例:
taro-coder、yuki-dev-2026
- メールに届いた認証コードを入力して完了
注意:GitHubは利用規約で 13歳以上が条件です(高校生なら問題なし)。
ステップ2:Gitをインストールする(★ここだけOS別★)
自分のパソコンのOSの方だけ読んでください。
Macの人
Macでは「Homebrew」というアプリ管理ツールを使ってインストールします。
-
ターミナルを開く
-
command + スペースでSpotlightを開き、「ターミナル」と入力してEnter
-
-
Homebrewをインストールする
- 下のコマンドをコピーして、ターミナルに貼り付けてEnter
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"- 途中でパスワードを聞かれたら、Macのログインパスワードを入力(画面には何も表示されませんが、打ててます)
- 最後に「Next steps:」として表示されるコマンドがあれば、それも実行する
-
Gitをインストールする
brew install git -
確認する
git --versiongit version 2.xx.xのように表示されれば成功!
Windowsの人
Windowsでは「winget」という、Windowsに最初から入っているツールを使います。
-
PowerShellを開く
- スタートボタンを右クリック →「ターミナル」または「Windows PowerShell」を選択
-
Gitをインストールする
winget install Git.Git- 確認を求められたら
Yを入力してEnter
- 確認を求められたら
-
Git Bashを開く
- インストールが終わったら、PowerShellはもう閉じてOK
- スタートメニューから「Git Bash」を探して開く
- 今後の作業はすべてこのGit Bashで行います(Macの人と同じコマンドが使えるようになります)
-
確認する(Git Bashで)
git --versiongit version 2.xx.xのように表示されれば成功!
ここから先は全員共通です。
Macの人は「ターミナル」、Windowsの人は「Git Bash」でコマンドを入力してください。
ステップ3:Gitの初期設定をする(共通)
Gitに「自分が誰なのか」を教えます。名前とメールアドレスを設定しましょう。
git config --global user.name "自分のGitHubユーザー名"
git config --global user.email "GitHubに登録したメールアドレス"
例:
git config --global user.name "taro-coder"
git config --global user.email "taro@example.com"
設定できたか確認:
git config --global --list
user.name と user.email が表示されればOK!
ステップ4:SSH鍵を作ってGitHubに登録する(共通)
SSH鍵ってなに?
パソコンとGitHubをつなぐ「合鍵」のようなものです。
鍵は2つセットで作られます。
- 秘密鍵:自分のパソコンに保管する鍵。絶対に人に見せない!
- 公開鍵:GitHubに渡す鍵。これは見られても大丈夫
鍵はどこに保存される?
このあとの手順で作る鍵は、自動的に次の場所(.sshディレクトリ)に保存されます。自分で移動させる必要はありません。
| OS | 保存場所 |
|---|---|
| Mac |
/Users/ユーザー名/.ssh/(ターミナルでは ~/.ssh/) |
| Windows |
C:\Users\ユーザー名\.ssh\(Git Bashでは同じく ~/.ssh/) |
-
id_ed25519… 秘密鍵(.pubが付かない方) -
id_ed25519.pub… 公開鍵(.pub= public=公開)
⚠️ 厳重警告:秘密鍵は絶対に公開しない!
秘密鍵(
id_ed25519)は「家の鍵そのもの」です。これが漏れると、他人があなたになりすましてGitHubを操作できてしまいます。
- GitHubのリポジトリにアップロードしない(
.sshフォルダごとpushするのは絶対NG)- SNS・チャット・スクリーンショットで共有しない
- 誰にも渡さない(見せる必要があるのは
.pubが付く公開鍵だけ)もし誤って公開してしまったら、その鍵はもう使えません。すぐにGitHubの設定から鍵を削除して、新しい鍵を作り直してください。
4-1. 鍵を作る
ssh-keygen -t ed25519 -C "GitHubに登録したメールアドレス"
- 質問が3回表示されますが、すべて何も入力せずEnter でOK
4-2. 公開鍵をコピーする
cat ~/.ssh/id_ed25519.pub
ssh-ed25519 AAAA... から始まる1行が表示されます。
この行を最初から最後までマウスで選択してコピーしてください。
4-3. GitHubに登録する
- ブラウザでGitHubにログインする
- 右上の自分のアイコン → Settings をクリック
- 左のメニューから SSH and GPG keys をクリック
- 緑色の New SSH key ボタンをクリック
- 入力する
- Title:どのパソコンの鍵か分かる名前(例:「学校のMacBook」「家のWindows」)
-
Key:さっきコピーした
ssh-ed25519 AAAA...を貼り付け
- Add SSH key をクリックして完了
ステップ5:接続テスト(共通)
ちゃんとつながるか確認しましょう。
ssh -T git@github.com
- 初回は
Are you sure you want to continue connecting?と聞かれるので、yesと入力してEnter
次のように表示されれば成功です!
Hi あなたのユーザー名! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.
「shell accessは提供しない」と言われていますが、これはエラーではなく成功メッセージです。安心してください。
困ったときは(トラブルシューティング)
| 症状 | 対処法 |
|---|---|
command not found: git |
ステップ2のインストールをやり直す。Windowsの人は Git Bash を使っているか確認 |
Permission denied (publickey) |
ステップ4の公開鍵の登録をやり直す。コピーが途中で切れていないか確認 |
| Homebrewのインストールでパスワードが打てない | 画面に表示されないだけで入力されています。そのまま打ってEnter |
| コピペしたコマンドがエラーになる | 全角スペースや余計な改行が混ざっていないか確認 |
まとめ
これで準備完了です! 🎉
- ✅ GitHubアカウントを作った
- ✅ Gitをインストールした(MacはHomebrew / Windowsはwinget + Git Bash)
- ✅ 名前とメールアドレスを設定した
- ✅ SSH鍵でGitHubとつながった
次回からは、実際にリポジトリを作ってコードをGitHubにアップロードしていきます。