はじめに
中古PC探しの定番といえばジャンク屋や専門の中古PCショップを思い浮かべる人が多いと思いますが、実は近所の「ハードオフ」にも掘り出し物が眠っていることがある。
今回はハードオフで見つけた ThinkPad E495 を3万円で購入し、手を加えてサブマシンに仕上げた話です。
見つけたもの
- 機種:ThinkPad E495
- 価格:3万円
- スペック:メモリ 16GB / Windows 11 Pro
このスペックで3万円は、メモリ高騰時代としては正直かなり良心的な価格です。
CPUもRyzenシリーズで、普段使いや開発用サブ機としても十分戦えるスペックでした。
ただしタッチパネルが故障
「ジャンク品」ではなく「リユース品」らしく、無傷というわけにはいきませんでした。
- タッチパネルが反応しない
ただ、実はこれもそれほど痛手ではありません。ThinkPadにはキーボード中央にTrackPoint(通称:赤ポッチ)という独自のポインティングデバイスが搭載されており、タッチパッドと合わせてカーソル操作はもとから完結しています。タッチパネルは「画面を直接タップ/スワイプする」入力方式なので、TrackPointがその代替になるわけではありませんが、そもそも普段キーボード・TrackPoint・タッチパッド中心で作業するタイプなら、タブレットモード的な使い方をしない限りタッチパネルの故障はほぼ気にならない、というのが実態に近いです。この価格でこのスペックなら十分許容範囲内でした。
中身は驚くほどきれい
外装や動作面で難ありの掘り出し物というと、内部もそれなりに使い込まれているのを覚悟しますが、開けてみると意外な結果に。
- 筐体内部は新品同様の状態
- ファンにほこりの蓄積がほとんどない
このあたりから、あまり酷使されずに眠っていた個体だったのではないかと推測しています。前オーナーがタッチパネルの故障をきっかけに手放した個体なのかもしれません。
ストレージ換装
さらに実用性を上げるため、自作PCからサブストレージとして使っていた1TBのSSDを"摘出"して、換装作業を行いました。
これを買ったときは1万ぐらいだったのに...AI需要のせいでさっきみたら2万中盤...
■ 使用したSSD
- TEAM MP33(TM8FP6001T0C101) 1TB M.2 NVMe SSD
自作PC用に導入していたものですが、今回はE495への換装用に転用しました。
■ 換装に使用したソフト
クローン作業には Macrium Reflect X Home を使用しました。
- 換装先のTEAM MP33をUSB接続のNVMeケース経由でPCに接続
- Macrium Reflectで元のWDC PC SN520(128GB)のディスクを選択し、「このディスクのクローンを作成」を実行
- クローン先としてTEAM MP33を指定し、パーティション構成(SYSTEM/MSR/Windows(C:)/WinRE_DRV)をそのまま複製
- クローン完了後、E495本体のM.2スロットを128GB SSDからTEAM MP33に物理換装
もとが128GBと容量が小さかったこともあり、クローン自体はすぐに完了。パーティション構成を保ったまま容量だけ拡張されるので、Windowsの再インストールや再設定なしにそのまま起動できたのが助かりました。
これで容量面の不安も解消し、サブ機としての運用にも十分な構成になりました。
同スペック品の相場と比較
今回3万円で購入しましたが、これがどの程度お得だったのか、他の販路の価格も調べてみました。
- じゃんぱら:同型番(20NES2CTO1WW)の中古品が 47,800円~
- ヤフオク:動作品でメモリ12GB構成のものが 44,000円 で落札された例あり(直近の全体平均は1万円台だが、これはメモリ4GBやジャンク品を多く含む数字)
つまり16GBメモリ・Win11 Pro・動作品という条件で見ると、相場は概ね4万円台といったところです。今回のタッチパネル故障個体は3万円だったので、故障箇所込みでも1万円前後お得だった計算になります。タッチパネルを使わない用途であれば、かなり良い買い物だったと言えそうです。
まとめ
タッチパネル故障というマイナス要素はあったものの、
- メモリ16GB
- Windows 11 Pro
- 内部の状態良好
- ストレージ換装で1TB化
という構成が3万円で手に入ったのは、かなりの掘り出し物だったと思います。
ハードオフは「掘れば当たりが出る」お店だと改めて実感しました。中古PCを探している方は、専門店だけでなくハードオフも定期的にチェックしてみると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
