【自分とこの環境下におけるGit & GitLabレクチャー】
概要
gitの設定は以下の二種類がある.
- コンピュータ全体に対する共通設定
- プロジェクト固有
- 各プロジェクト以下のディレクトリに対してのみ有効
設定の保存場所は,それぞれ以下のようになる.
- ホームディレクトリ以下の.gitディレクトリ(各個人の全体設定)
- ~/.git/
- 各プロジェクトのトップディレクトリの.gitディレクトリ(プロジェクト毎の設定)
優先順位は,プロジェクト毎の設定 > 各個人の全体設定である.
設定方法
設定は以下のコマンドで行う.各個人の全体設定の場合,引数--global
を付け,プロジェクト毎の設定の場合はプロジェクトのトップディレクトリで--global
を付けずに入力する.
[設定項目]
で設定できる内容は設定項目で説明する.
各個人の全体設定
$ git config --global [設定項目]
プロジェクト毎の設定
$ cd プロジェクトのトップディレクトリ
$ git config [設定項目]
設定項目
プロジェクト固有・共通設定ともに同じ内容.
現在の設定値を確認
$ git config --global --list
ユーザの名前の設定
$ git config --global user.name "*** ***"
ldapなどでの認証では,snなどの値が用いられる.GitLabなどのprofileと合わせておく.ユーザ識別するための情報として用いるため重要.
例えばプロジェクトによって異なるGitLabサーバで異なる名前・メアドを使用している場合にはプロジェクトごとに設定することになる.
ユーザのメアドの設定
$ git config --global user.email ***@***
ldapなどでの認証では,emailなどの値が用いられる.GitLabなどのprofileと合わせておく.ユーザ識別するための情報として用いるため重要.
例えばプロジェクトによって異なるGitLabサーバで異なる名前・メアドを使用している場合にはプロジェクトごとに設定することになる.
テキストエディタの指定
$ git config --global core.editor ***
コメントなどを入力するときのテキストエディタを指定する.
- 設定値
- vi
-推奨値
- vi
pushの挙動の設定
$ git config --global push.default ***
- 設定値
- nothing
- 推奨値
- matching
- upstream
- simple
- current
- nothing
改行コードの設定
$ git config --global core.autocrlf ***
- 設定値
- true
- windowsでwindows用プログラムしか作らない場合の推奨値
- input
- windowsでlinux用のプログラム・モジュールをクロスコンパイルする場合の推奨値
- false
- linux用の推奨値
- true