IDE(Integrated Development Environment)とは
IDEは、統合開発環境とも呼ばれ、プログラミングをする際に必要なソフトウェアを統合して、1つの画面で操作できるようにしたものです。
プログラミングをするには、下記のようなソフトフェアが必要になります。
- コードを書くテキストエディタ
- 人がわかる言葉から機械が分かる言葉に変換してくれるコンパイラ
- テストを支援してくれるデバッガ
- コードのバージョン管理
統合開発環境がなければ、これらを一つ一つ別々で入手し、別々に起動して操作しなければなりません。しかし統合開発環境があれば、この手間を大きく削減することができます。
テキストエディタとは
テキストエディタとは、文字情報の入力・編集・保存を可能とするソフトウェアです。
コンパイラとは
コンパイラとは、高水準言語で書かれたプログラムをコンピュータが理解可能な形に変換する処理を行う言語プロセッサのことです。
コンピュータの処理は全て0と1だけで行われています。しかし、人が0と1だけでコンピュータの処理内容を記述するのは現実的ではありません。
そこで、人間にとって理解しやすい構文で書くことができる高水準言語が作られ、高水準言語によりコンピュータの処理内容を記述するようになりました。
しかし、当然高水準言語で記載された内容をコンピュータは理解できません。従って、高水準言語で記載された内容をコンピュータが理解できるように変換するのがコンパイラの役目です。
デバッガとは
デバッガとは、バグと呼ばれる、コンピュータにおけるプログラムやソフトウェアの誤りや不具合(エラー)を発見・修正するソフトウェアのことです。
もう少し具体的に書くと、動いているプログラムを一時的に止めたり、実行途中のデータの中身を好きな値に書き換えたり、プログラムの不具合の原因を探す上で便利な機能を提供してくれるソフトのことです。
IDEの例
IDEには、以下のようなものがあります。
- Visual Studio Code
- Eclipse
- Xcode
- Android Studio
VScodeは広く一般的に使われている印象です。私はVScodeとEclipseを使ったことがあります。