TL;DR;
- Azure Application Insightsのアラート(クラシック)はリージョンが「東南アジア」だとサポートされていない
- 一回削除したリソースを同名で作成するとリージョンが引き継がれてしまうので注意
経緯
ちょっとシンプルな死活管理がしたくなり、Application Insightsを使うことを検討。
試しに適当なサイトの可用性テストを設定して、クラシックアラートで簡単なアラートを飛ばしてみようというチュートリアル以下な作業をしていたのだが、なぜかアラート設定がONだと可用性テストが作成されない。ちなみに内容はこんな感じ。
可用性テスト "github" の警告ルールの作成に失敗しました。エラー: "The target resource id '/subscriptions/xxxxxxxx/resourcegroups/sample/providers/microsoft.insights/webtests/github-check' is not supported."。
はてなぜだろう、ということで適当に設定を変えてみるも変化なし。
致し方ないので別のリソースグループで作成してみると成功。リソースグループに合わせてのApplication Insightsのリージョンを変えていたので、おそらく原因はこれだろうとのことで試してみるとビンゴ。Application Insightsのリージョンが「東南アジア」になっているとアラートルールの設定が失敗するようだ。
原因がわかってめでたしめでたし・・・・・・・・・・とはいかなかったのが今回のパティーン!
追加経緯
原因は分かったのでリージョンが東南アジアになっているApplication Insightsリソースを削除する。
リージョンを「米国東部」にして再作成。
場所が「米国東部」になっているのを確認。よしよし
これで対処は完了したので改めて可用性テストを作成・・・したのだがなぜかエラー。あるぇー?
ここから何回かリソースを再作成したりして試してみたが全然ダメ。
ちゃんとリソース一覧を見ても「米国東部」になってるよなぁ、と首をかしげていたのだが、ふと目についた「プロパティ」を見てみると・・・
ファッ!?東南アジアになってるやんけ!?
リソース一覧には「米国東部」ってあるのに、なぜか実体としてはリージョンが「東南アジア」になっているのが原因でした。
どうもリソースの再作成を行うとき同名前を使っていたのが悪かったらしく、削除した後に同名リソースを作成すると「削除したほうのリソースのリージョン」を適用してしまうご様子。
別名リソースを作成して試してみると全く問題ありませんでした。
まとめ
というわけで再作成に同名使用するとリージョンがおかしくなるお話でした。しかもプロパティで見ないと判断つかないというのがつらい。
時間をおけば大丈夫なのかとか、そもそもクラシックアラートがなんで東南アジアリージョンで使用できないのかとかは調べてないので不明。誰か知ってたら教えてください。