今回は、テストコードを簡単にするためにTestifyを使いますが、Testifyの機能で、モック化するわけではないので、Testifyを導入しなくてもモック化の実現が可能です。

今回利用する技術

言語:GO
モック化する外部ライブラリ:Agouti Seleniumみたいなライブラリ
テストライブラリ:Testify assertなどの検証関数を利用するため

実況開始

まず初めは、GOのプロジェクトの初期化してみる

go mod init go-testify-mock

正直、go modのことをが詳しくないから、npm init -yと同じ感覚として、やっていいのかわからない....

Testifyのインストール

go get github.com/stretchr/testify

Agoutiのインストール

go get github.com/sclevine/agouti

~~ライブラリの公式が、メンテナンスしないことを発表して、3年立つらしい...~~

モック化するために、外部ライブラリの構造体のクロージャーのラッパー関数を作成する

GOの標準のテスト機能やTestifyでは、Jestのfn()やspyOn()のように、外部ライブラリを直接モック化できない。
そのため、モック化するために、構造体のプロパティにラッパー関数として、クロージャーを定義し、関数の代入をするための初期化関数を作成する。
~~めんどくさい、直接モック化させてくよぉ......。~~
~~ていうか、これ略したら、DIだよな......。~~

import (
	"github.com/sclevine/agouti"
)

type Scraping struct {
	// スクレイピングするページのタイトルの取得
	GetPageTitle func(url string) (string, error)
}

/*
初期化処理
*/
func (scraping *Scraping) Init() {
	// エラー処理は、めんどくさいので飛ばします。
	scraping.GetPageTitle = func(url string) (string, error) {
		options := agouti.ChromeOptions(
			"args", []string{
				"--headless",
				"--disable-gpu",
			})

		driver := agouti.ChromeDriver(options)
		defer driver.Stop()
		driver.Start()

		page, _ := driver.NewPage()
		page.Navigate(url)

		return page.Title()
	}
}

テストコードを作成する

mockInit()で、GetPageTitleの中身を書き換えます。
~~やり方が、脳筋に思えてしまう...~~

package test

import (
	"go-testify-mock/src/modules"
	"testing"

	"github.com/stretchr/testify/assert"
)

func mockInit() *modules.Scraping {
	scraping := &modules.Scraping{}

	scraping.GetPageTitle = func(url string) (string, error) {
		return "title", nil
	}

	return scraping
}

func TestGetPageTitle(t *testing.T) {
	title, error := mockInit().GetPageTitle("url")

	if assert.NoError(t, error) {
		assert.Equal(t, "title", title)
	}
}