初めに
個人的な都合で自動テストに詳しくならないといけないので今回の本を読んでみました。
簡単にこの本ってどんなものなの?
Rubyを通して自動テストの初歩について解説しています。
テスター視点で自動テストの特徴や簡単な設計運用、単体・結合・E2E、TDDについて解説しています。
どんな人が読むべきだと思う?
以下の人が読むべきだと思います。
- 自動テストに振れたことない・触れたばかりのテスターや開発者
- 自動テストにおける単体・結合・E2Eを簡単に知りたい人
- Rubyの自動テストを勉強したい人
逆に読まなくていい人はこんな感じです。
- 実践的な自動テストの設計運用を知りたい人
- JSTQBの試験対策
- 自動テストにおける単体・結合・E2Eを簡単に分かっている人
- Rubyにアレルギーを感じる人
- SPAやSSRのテストアプローチを知りたい人
- 手動・自動テスト関係ない汎用的なテストについて知りたい人
- 現在と2017年の違いを把握できない人
本の内容について詳細解説
1章
自動テストについて概要レベルで解説しています。
またテストピラミッドの解説もしています。
2~3章
E2Eテストのやり方をRuby・Capybaraで解説しています。
4章
結合テストの解説をしています。
本章における結合テストはAPIテストを指しています。
5章
RestAPIに対するAPIテストを解説しています。
6章
Rubyのユニットテストについて解説しています。
7章
JavaScriptによるフロントエンドのユニットテストについて解説しています。
しかし本書籍は2017年発行であるため、SPAではなくMPAに対するテストになっております。
またjQueryのテストも記載されています。
8章
テストピラミッドの詳細な解説をしています。
逆ピラミッドやトロフィーピラミッドの解説もあります。
9章
コードに慣れていないテスターのためにRubyの綺麗な書き方を解説しています。
簡単なリファクタリングも解説しています。
10章
綺麗なテストコードの解説をしています。
11章
モックの使い方を解説しています。
12章
TDDの解説をしています。
最後に
かなり初心者向けな内容でしたが、今まで読んできたオライリー本ではとても分かりやすい内容でした。(実務経験があるからかもしれんが….)
まるで原書が日本語であるかのように訳されたような文章に感じませんでした。