Macbook(Sierra)にubuntuのデュアルブートを実現する
基本的にはインターネットに公開されている情報を元にインストールしました。
また、最後にトラブルあったので既出の内容に補足する形でやり方を記載していきます。
基本情報
基本的にはこちらのサイトを参考にインストールをしました。
http://ottan.xyz/el-capitan-ubuntu-dual-boot-4020/
トラブったのは次のポイント
1)と2)はubuntuのインストール中にトラブったところです。
3)と4) はインストール後にトラブったところです。
- rEFIndのインストール。
- ubuntuインストール後にrEFIndが上書きされている
- サスペンドした後に液晶のバックライトがつかない
- サスペンド後に勝手に起動してしまう
順番にこの4点について対処方法を記載していきます。
1) rEFIndのインストール。
rEFindはMACが起動した直後に動作し、ブートするOSを選べるようにするソフトウエアです。
Macを再起動して⌘+Rを押し続けてMacがリカバリーモードで起動したあと、rEFIndをダウンロードしたフォルダがアクセスできません。iCloudが悪さをしているのかな...
$ cd /Volumes/Macintosh\ HD/Users/ottan/Downloads/refind-0.10.2
$ ./refind-install
これは諦めて、予めUSBメモリにrEFIndをコピーしておき、USBメモリからインストールを行いました。USBメモリは問題なくマウントされてますので、
$df
コマンドでわかったマウントポジションにファイルがあり、そこかrあインストールを行うことができました。
2) ubuntuインストール後にrEFIndが上書きされている
ubuntuインストール後に起動時にボタンを押さないとmacで起動しなくなってしまいました。
この対策として、強制的にmacを立ち上げ、改めてrEFIndをインストールしました。
・⌘ボタンを押してMACを起動してブートするハードディスクを選択
・mac起動後に⌘+Rを押し続けてMacをリカバリーモードで起動した後、再度rEFIndをインストールしました。これで、通常電源を投入した後にrEFIndが立ち上がり、立ち上げるOSを選択できるようになりました。
3) サスペンドした後に液晶のバックライトがつかない
サスペンドをするとバックライトがつかないという問題があるようです。再起動しなくなったと思い、焦りました。その対策用のパッチはこちらのgithubで公開されています。
https://github.com/patjak/mba6x_bl
実行することは次のとおりです。
git clone git://github.com/patjak/mba6x_bl
cd mba6x_bl
make
sudo make install
sudo depmod -a
4) サスペンド後に勝手に起動してしまう
3)により、suspendしたあとも画面表示されるようになったのですが、suspendしたつもりがしばらくすると起動してしまうという問題があり、対策を行いました。
/proc/acpi/wakeupの内容を確認
'''
MacBookAir:~$ cat /proc/acpi/wakeup
Device S-state Status Sysfs node
PEG0 S3 *disabled
EC S4 *disabled platform:PNP0C09:00
HDEF S3 *disabled pci:0000:00:1b.0
RP01 S3 *disabled pci:0000:00:1c.0
RP02 S3 *disabled pci:0000:00:1c.1
RP03 S3 *disabled pci:0000:00:1c.2
ARPT S4 *disabled pci:0000:03:00.0
RP05 S3 *disabled pci:0000:00:1c.4
RP06 S3 *disabled pci:0000:00:1c.5
SPIT S3 *disabled
XHC1 S3 *enabled pci:0000:00:14.0
ADP1 S4 *disabled platform:ACPI0003:00
LID0 S4 *enabled platform:PNP0C0D:00
'''
LID0だけがenableの状態なら良いのですが、XHC1もenalbeになっていると起動してしまうそうです。root権限で設定の変更を行います。
'''
MacBookAir:~$ sudo su -
MacBookAir:~# echo XHC1 > /proc/acpi/wakeup
'''
確認をしてみると、XHC1もdisabledになりました。
naotaka@naotaka-MacBookAir:~$ cat /proc/acpi/wakeup
Device S-state Status Sysfs node
PEG0 S3 *disabled
EC S4 *disabled platform:PNP0C09:00
HDEF S3 *disabled pci:0000:00:1b.0
RP01 S3 *disabled pci:0000:00:1c.0
RP02 S3 *disabled pci:0000:00:1c.1
RP03 S3 *disabled pci:0000:00:1c.2
ARPT S4 *disabled pci:0000:03:00.0
RP05 S3 *disabled pci:0000:00:1c.4
RP06 S3 *disabled pci:0000:00:1c.5
SPIT S3 *disabled
XHC1 S3 *disabled pci:0000:00:14.0
ADP1 S4 *disabled platform:ACPI0003:00
LID0 S4 *enabled platform:PNP0C0D:00
この設定変更が続くように、ruleのファイルを作成します。
/etc/udev/rules.d/90-xhc_sleep.rulesのファイルに次の2行を書き込みます。
# disable wake from S3 on XHC1
SUBSYSTEM=="pci", KERNEL=="0000:00:14.0", ATTR{device}=="0x9c31" RUN+="/bin/sh -c '/bin/echo disabled > /sys$env{DEVPATH}/power/wakeup'"
以上で完成です。
爆速で動作するubuntu、とっても快適です。MACOSを使わなくなってしまいました。