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AtlassianAdvent Calendar 2024

Day 18

Slack連携でチケット作成~なんだかんだでこれが便利~

Last updated at Posted at 2024-12-17

:santa:これは「Atlassian Advent Calendar 2024」の参加記事です。
:star:自社のアドベントカレンダーでも機械翻訳のことについて記事を書きました!よかったらこちらもご覧ください。

私はAtlassian製品を使用して6年以上が経ちます。タスク管理、バグのトラッキング、ナレッジシェアなど、便利な使い方を挙げればキリがないのですが、プレイヤーレベルで手軽に管理・運用でき、なおかつ使用頻度が高い機能は、私にとってはなんだかんだ「JiraとSlackの連携」でした。以下に紹介する使い方はごくシンプルなものですが、シンプルだからこそ汎用性が高いと感じます。

実現すること

社内のSlackで業務の依頼を受けた場合に、特定の絵文字でリアクションするだけで必要なJiraチケット(課題)が作成されるワークフローを作ります。
私はローカライズ(製品の日本語化支援/翻訳がメイン業務)のチームで仕事をしているので、Slackで翻訳の依頼が来た際にこのワークフローでよくチケットを作っています。

便利ポイント

  • ラベルやコンポーネントの設定モレを防止できる
  • チケット(課題)を作りつつ定型文の返信も自動で行える
  • 要約(サマリー)の命名規則を統一できるため情報の一貫性が担保される

方法

  1. Slackの任意のスペースで「ツール」を選択し、「ワークフロービルダー」を開きます。2024-12-17_14-56-25.png

  2. 「+新しいワークフロー」→「ワークフローを構築する」をクリックします。2024-12-17_14-58-19.png

  3. Workflowの開始条件として、「絵文字リアクションが使用された時」を選択します。2024-12-17_14-59-27.png

  4. 絵文字と対象のチャンネルを設定して、「続行」をクリックします。2024-12-17_15-03-09.png

  5. 次にいよいよJIRAをつなげます。(今回はJIRA Cloudを使用)ただし…連携機能を使用する場合はSlack管理者にあらかじめ許可されている必要があります。まだの場合は青字の「リクエスト」をクリックして管理者に聞いてみましょう。2024-12-17_15-08-10.png

  6. 「JIRA Cloud」を展開し、今回は「課題を作成する」を選択します。2024-12-17_15-13-43.png

  7. 使用するドメイン、プロジェクト、イシュータイプを選択します。「このステップのための情報収集フォームを生成する」のチェックボックスは空欄でかまいません。(ワークフローを使用するたびに異なる情報を入力したい場合は、チェックを入れてフォームの作成に進むこともできます。)ですが、今回はとことんシンプルにいきます。image.png

  8. 「このステップに使用されているAtlassianアカウント」には自分のアカウントを設定します。そうでないとエラーメッセージが出てしまい、ワークフローを公開できませんのでご注意ください。image.png

  9. 次の画面は自由度が高いです。いつも手動でチケットを作成しているときと同じように、要約、担当者、コンポーネントなどを設定してください。終わったら「保存する」をクリックします。image.png

  10. 課題が作成されたことをすぐに確認できるよう、チャンネルにメッセージが投稿されるようにします。今回は「スレッドでメッセージに返信する」を選択します。image.png

  11. メッセージの設定を行います。メッセージにチケットのURLを含めたい場合は、「変数を挿入する」から「イシューURL」を選択してみてください。image.png

  12. 満足いくかたちに仕上がったら、ビルダー右上の「完了」をクリックし、必要な設定を行ってワークフローを公開します。image.png

使ってみると

自作自演ですが、Slackのメッセージにハートの絵文字を付けると…image.png
スレッドでボットがお返事してくれると共にJiraの課題のURLが共有されます。image.png

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