Claude Code v2.1.299 〜 v2.1.302 のリリースノートをまとめます(v2.1.297 / v2.1.298 は CHANGELOG に存在しません)。今回は、長時間アイドルした会話を自動でコンパクションする idle compaction、mod 機能の大幅拡張、auto mode 分類器モデルの指定、MCP 許可ルールの厳格化などが主なハイライトです。
✨ 新機能まとめ
⚡ CLI / セッション
Idle compaction(v2.1.299 / v2.1.302)
- ターミナルで 200K トークン以上の会話を約54分放置すると、1時間のプロンプトキャッシュが切れる前に自動でコンパクションされ、次のメッセージで全体を再処理せずに済む
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CLAUDE_CODE_IDLE_COMPACT_MIN_TOKENSで最小トークン数(既定 200K)を変更でき、settings.jsonの"idleCompaction": falseで無効化できる(どちらも v2.1.290 以降が必要) - v2.1.302 で
/configにIdle compaction行が追加され、オン/オフを切り替え可能に。アイドル後の通知にも無効化方法が表示される
{
"idleCompaction": false
}
/effort と /fast のエージェントビュー対応(v2.1.299)
- エージェントビューで
/effort//fastを使い、新規セッションの開始時設定を指定できる - 引数なしの
/model//effort//fastはピッカーを開く
モデル切り替え時の要約(v2.1.301)
- コンテキストウィンドウの小さいモデルへ切り替える際、収まらない会話は切り替え前のモデルであらかじめ要約される
fork subagent の既定化(v2.1.302)
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subagent_type: "fork"がclaude -p、Agent SDK、デスクトップアプリ、VS Code でも既定で有効に(CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0で無効化) - デスクトップアプリと VS Code では、メイン会話のサブエージェントは常にバックグラウンド実行になった
vim モードの % モーション(v2.1.301)
- 対応する括弧へジャンプ。単独でも
d/c/yとの組み合わせでも使える
🔒 セキュリティ・パーミッション
auto mode 分類器モデルの指定(v2.1.302)
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CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODELでクライアント側 auto mode の分類器が使うモデルを選べる(サーバー側 auto mode には影響しない) - サーバー側分類器では、長すぎて安全確認できない会話はコンパクションされるようになり、全ツール呼び出しが拒否される事態を回避
MCP 許可ルールの厳格化(v2.1.299)
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mcp__aは、名前がa__bやa_のサーバーを許可しなくなった。サーバー名全体を使いmcp__<server>__*と書く - エージェントの
tools:リストも同様で、名前に__を含むサーバーはmcp__<サーバー名全体>__*と記述する
OpenTelemetry tool_decision の拡充(v2.1.301)
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classifier_verdict、permission_modeを追加し、auto mode 分類器の判定とパーミッションルールの判定を区別できる -
OTEL_LOG_TOOL_DETAILS=1のときclassifier_category(一致した組み込みルール名)も出力
🧩 mod(プラグイン拡張)
mod API の拡充(v2.1.299 〜 v2.1.301)
- v2.1.299:
$.prompt.media、$.session.identity()、Textのsize/weight/mono/tabular、Boxの名前付き余白(xs〜xl)、session.appendのqueuedoor などを追加。boldはweightに置き換えられ非推奨 - v2.1.300:
virtualText(プロンプトに表示のみで送信されないテキスト)、$.ui.view({ agentId })、Textのdir(右から左のテキスト)、prompt.changeフック、agent.spawnフックでのワークフローエージェントのprompt/model書き換えを追加 - v2.1.301:
Inputのrows(複数行テキスト欄。Enter で送信、Shift+Enter で改行)を追加。.catchハンドラはフックが例外/タイムアウトしたときだけ実行されるよう変更 - 管理設定でインストールされた mod に対する、管理対象の権限ルール・フックの強制が強化された(v2.1.299)
🔧 プラグイン / 開発者向け
claude plugin eval の強化(v2.1.299)
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--disallow-toolsと case のdisallowed_toolsフィールドで、Agent など特定の組み込みツールを評価実行から除外できる - API に拒否された実行は採点せず 0 点として扱い、スイートは exit 1 になる
OpenTelemetry の拡充(v2.1.300 / v2.1.301)
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api_requestイベントにcache_creation_5m_tokens/cache_creation_1h_tokens(キャッシュ書き込みを寿命別に分割) - トレースの span に
gen_ai.provider.nameなど GenAI セマンティック規約の属性を追加 -
claude-apiスキルに OpenTelemetry トレースの案内(antCLI でのトレース送信先設定を含む)を追加
⚙️ 環境変数・設定
新しい環境変数(v2.1.299 〜 v2.1.302)
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CLAUDE_CODE_DISABLE_FILE_MENTIONS(v2.1.299):@ファイルメンションで内容でなくパスだけを Claude に渡す -
CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_USAGE_LIMIT_WAIT_MS(v2.1.301): 無人リトライモードで、リセットが遠い利用上限では待たずにリクエストを終了 -
CLAUDE_CODE_GZIP_REQUEST_BODIES=0(v2.1.300): 大きなリクエストの gzip 圧縮(テレメトリー無効時も既定で有効に変更)をオフにする
🚀 パフォーマンス・UX
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/usageに、max effort、ワークフロー、常時コンテキスト、大きなツール結果についての警告を追加(v2.1.299) - 多数のプラグインを有効にした場合の起動が高速化(v2.1.302)
- 長時間動くサブエージェントの描画が差分更新になり軽量化(v2.1.301)
- 同一イベントのプロンプト/エージェントフックは同時実行を最大12に制限(v2.1.302)
- アーティファクトを同時に watch できる数が 10 → 25 に(v2.1.299)
💻 VSCode 拡張
- LaTeX 数式のレンダリング(
$$、\[ … \]、インライン$…$、\(…\))に対応(v2.1.301) - 使用量上限バナー(Pro / Max)に「Get more usage」リンクを追加(v2.1.301)
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claudeCode.attachSelection設定で、エディタの選択テキストをメッセージに自動添付しないようにできる(v2.1.300)
☁️ Cloud sessions / Claude Tag
- ルーティンのページに、直近の実行が開始されなかった理由(同時クラウドセッション上限など)を示すバナーを追加(v2.1.302)
- Claude Tag: Slack Connect チャンネル対応、コネクタ操作の Allow once / Deny カード、Slack の音声クリップ対応、管理画面の4タブ化(Bundles / Connectors / Skills and plugins / Channels)など(v2.1.300 / v2.1.302)
🛠 主な修正
⚡ CLI / セッション
- v2.1.302: コンパクション中にターンを停止すると "Prompt is too long" になる問題を修正
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v2.1.302: Vertex / Bedrock への途中切り替え後に
diagnostics: Extra inputs are not permittedで失敗する問題を修正 - v2.1.302: 途中で追加されたツールが ToolSearch やコンパクション後に再ロードされるとプロンプトキャッシュを外す問題を修正
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v2.1.302:
claude pluginなどのサブコマンドが、設定書き込み完了前に終了して変更が失われる問題を修正 - v2.1.301: 小さいコンテキストのモデルへ切り替えた際、確認なしに利用クレジットを消費して要約する場合がある問題を修正
- v2.1.301: 応答モデル名が異なる LLM ゲートウェイ配下で、会話が繰り返しコンパクションされる問題を修正
- v2.1.301: ディスクフルで「Please run /login」と誤表示される問題を修正(ディスクが原因と明示)
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v2.1.301:
fable(best)エイリアスが、最新 Fable モデルを使えない組織でエラーになる問題を修正(1つ前の Fable で再試行) -
v2.1.300:
claude daemon stop/--anyが停止していないのに「stopped」と表示する問題や、無出力で終わる問題を修正 -
v2.1.299:
SendMessageが、CLI 再起動後にサブエージェントを名前で見つけられない問題を修正 - v2.1.299: 出力トークン上限で切れた応答が、非ストリーミングへのフォールバック後に無言でターン終了する問題を修正
🔌 MCP
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v2.1.302: プロトコル 2026-07-28 を交渉するが
resultType/ttlMs/cacheScopeを省略するサーバーで、ツールが見えない・全呼び出しが失敗する問題を修正 - v2.1.300: API が MCP ツールの入力スキーマを拒否して毎ターン 400 になる問題を修正(そのツールをパラメータなしで送信)
- v2.1.299: 通知への応答本文を終了しないサーバーで HTTP 接続が30秒ハングする問題を修正
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v2.1.299: 名前が
constructor/prototypeの MCP サーバーが接続されない問題を修正 -
v2.1.299: MCP OAuth のサインイン・更新・サインアウトで
headers/headersHelperが送られない問題を修正
🔒 パーミッション / セキュリティ
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v2.1.299: サンドボックス内のコマンドが
--plugin-dirフォルダに書き込める問題を修正 - v2.1.299: macOS で、拒否パスがシンボリックリンクを経由すると実際の場所経由で読み書きできてしまう問題を修正
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v2.1.299: plan mode が、
PreToolUseフックや mod のtool.checkで許可された書き込みを実行してしまう問題を修正 - v2.1.299: サードパーティゲートウェイ用 API キーが、フィーチャーフラグ等の Anthropic 向けリクエストに載る問題を修正
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v2.1.300:
forceLoginOrgUUIDで拒否された組織のトークンが残る問題を修正 -
v2.1.300: フックの
updatedInputを検証(未知のキーは破棄、ツールが拒否する入力は呼び出しを拒否)
💻 ターミナル / UI
- v2.1.302: バッククォート内の URL が折り返し時に最初の行しかクリックできない問題を修正
- v2.1.301: ダークANSIテーマと16色ターミナルでの dim テキストの表示を修正
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v2.1.301: 一部の VTE 旧版ターミナルで
>0q/>4m、iTerm2 でGOKが表示される問題を修正 - v2.1.301: vim モードで Esc 後に INSERT のままになる問題、AskUserQuestion の自由入力が Esc で破棄される問題を修正
- v2.1.299: CJK・絵文字を含む折り返しで最終行が欠ける、空行ができる問題を修正
- v2.1.299: ネストしたテキストスタイルがテーブル罫線にはみ出す問題を修正
🌲 worktree / git
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v2.1.302: git 2.56 以降で、存在しないディレクトリを指す
.gitファイルがあると worktree を作成・再開できない問題を修正 -
v2.1.301:
WorktreeCreateフックで作った worktree が、未プッシュのコミットがあっても確認なしに終了時削除される問題を修正 -
v2.1.300 / v2.1.299: git の reftable ref 形式での
--worktreeの各種問題(ブランチが ".invalid" と表示、.git/worktreesにフォルダが残るなど)を修正
🔧 ファイル操作(Read / Write)
- v2.1.302: Read ツールが画像を無制限にメモリへ読み込む問題を修正(128 MB 超の画像は拒否)
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v2.1.301: Read が
.xlsm、.parquet、.epub、.heicなどのバイナリをテキストとして読む問題を修正 - v2.1.299: Read が BOM 付き UTF-16LE を文字化けさせる問題、Write が BOM を落とす/Windows-1252・Shift-JIS・GBK・UTF-16BE を黙って UTF-8 に変換する問題を修正(変換は拒否されるように)
🖥️ Windows / PowerShell
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v2.1.302: PowerShell ツールがプラグインの
bin/内コマンドを見つけられない問題を修正 - v2.1.302: exFAT / FAT32 ドライブ上のプロジェクトで、すべてのファイル書き込みが拒否または確認される問題を修正
- v2.1.299: プロセス生存確認が、負荷の高いマシンで PowerShell プロセスを残しメモリを使い切る問題を修正
- v2.1.299: Git for Windows 未インストール時に、シェル未指定の PreToolUse / PermissionRequest フックが fail-open になる問題を修正(失敗したガードはブロック)
🔧 VSCode
- v2.1.302: MCP サーバーのサインインで、URL にクエリ文字列があると認可ページが壊れる問題を修正
- v2.1.301: クラッシュ・フリーズする会話が再読み込みのたびに開かれる問題、思考中のパネル遅延を修正
- v2.1.300: 利用クレジット切れ後も fast mode がオンのままで、リクエストが拒否・再送される問題を修正
📋 バージョン別サマリー
| バージョン | 主なトピック |
|---|---|
| v2.1.299 | idle compaction、mod API 拡充、MCP 許可ルールの厳格化、/usage 警告、plugin eval --disallow-tools、サンドボックス・文字エンコーディング関連の多数の修正 |
| v2.1.300 | OpenTelemetry の拡充、mod の virtualText / $.ui.view、prompt.change フック、reftable 環境での worktree 修正、gzip リクエスト圧縮、claude remote-control の --sandbox 削除 |
| v2.1.301 |
Input の rows、vim % モーション、tool_decision への分類器情報追加、モデル切り替え時の要約、Read のバイナリ対応修正、VS Code の LaTeX 数式 |
| v2.1.302 |
CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL、/config の Idle compaction 行、fork subagent の既定化、起動高速化、Read の画像サイズ上限、クラウドセッション・Claude Tag の改善 |
v2.1.297 / v2.1.298 は CHANGELOG に存在しません。
まとめ
今回のリリースでは、長時間放置した会話のコストを抑える idle compaction、auto mode 分類器の観測性(OpenTelemetry)とモデル指定、そして MCP 許可ルールの厳格化が注目点です。特に mcp__<server> 形式のルールを使っている場合は、サーバー名に __ を含むときの書き方が変わっているため確認しておくとよいでしょう。mod 機能も毎バージョン拡張されており、UI 部品や hook の追加が続いています。