Claude Code の v2.1.252 〜 v2.1.261(全6リリース)の CHANGELOG をまとめました。今回は新しいデフォルトモデル Claude Fable 5.1 の追加と、会話横に差分を表示する /diff パネルが目玉です。また auto mode に「封じ込め回避(Containment Escape)」ルールが加わるなど、権限・サンドボックス周りの地道な強化と修正も多数入っています。
✨ 新機能まとめ
🤖 モデル
Claude Fable 5.1(v2.1.257)
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claude-fable-5-1が新登場し、デフォルトの Fable モデルになりました。1M コンテキスト、$10/$50 per Mtok(キャッシュ読み取りは $0.25/Mtok)という価格設定です
⚡ CLI / 起動オプション
--append-subagent-system-prompt-file(v2.1.261)
- コマンドラインに乗せるには大きすぎるプロンプトのために、サブエージェントのシステムプロンプトをファイルから読み込めるようになりました
--permission-prompts none(v2.1.259)
- 無人のヘッドレスホスト向けに、本来プロンプトが出る操作を自動的に拒否するオプションです。auto mode を含むアクティブな権限モードの判断自体はそのまま働きます
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL_FORCE(v2.1.257)
- 個別のスポーン時指定やエージェント定義側のモデル指定を無視して、
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL(またはメインモデル)を全サブエージェントに強制適用します
/effort の s(v2.1.257)
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/modelと同様に、現在のセッションだけ effort を変更できるようになりました
bashOutputMaxChars / taskOutputMaxChars(v2.1.261)
- コマンドやバックグラウンドタスクの出力がファイル保存に切り替わるまでに Claude へインラインで渡す文字数上限を、最大 128K まで引き上げられるようになりました
🖥️ ターミナル / UI
diff パネル /diff(v2.1.260)
- フルスクリーンモードで会話の横に開き、Claude が編集した未コミットの変更をリアルタイムで表示するパネルです
Time format 設定(v2.1.257)
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timeFormatとtimeZoneを追加。12時間表記・24時間表記・24時間UTC、または strftime パターンをターン終了時刻やトランスクリプトのタイムスタンプに使えます
📊 ステータスライン / コスト
プロンプトキャッシュミスの原因表示(v2.1.260)
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/costとステータスラインのprompt_cacheフィールドに、キャッシュミスが起きそうな理由(ツール定義やシステムプロンプトの変更、TTL 超過によるアイドルなど)が表示されるようになりました
🔒 セキュリティ / 権限
Containment Escape ルール(v2.1.257)
- auto mode に追加された新ルールで、クラウドのメタデータ資格情報の取得、egress 回避、テナント間アクセスなどが、環境側で「想定内」と明示されていない限り自動承認されなくなりました
作業ディレクトリ外読み取りの確認プロンプト(v2.1.257)
- auto mode で作業ディレクトリ外のファイルを初めて読む前に一度だけ確認を挟むようになり、
permissions.blockReadsOutsideWorkingDirectoriesでそうした読み取り自体をブロックする設定も追加されました
公開ダイアグラムレンダラーへのアップロード扱い(v2.1.261)
- auto mode の挙動変更で、内容を URL に詰め込んで公開ダイアグラムレンダラーに渡すリンクは、明示的に依頼していない限り「そのサイトへのアップロード」として自動承認されなくなりました
🔌 MCP / 連携
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managedMcpServers(v2.1.259): 組織が全ユーザーに HTTP/SSE の MCP サーバーを配布できる管理設定です(.mcp.jsonと同じ形式、コマンド実行を伴うエントリはスキップされます) -
GitLab MR 対応の拡充(v2.1.259):
glab mr create/merge/close/reopen/note/updateを認識し、折りたたまれたツールサマリーにMR !Nと表示、フッターの MR バッジも更新するようになりました
🩺 診断・運用
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/skill-doctor(v2.1.261): 読み込み済みのスキルのうち使われていないものと、それぞれがコンテキストに与えているコストを表示し、不要なスキルを整理しやすくします -
/statusの Organization policy 行(v2.1.261): プロキシがエンドポイントを通していないなど、組織のポリシーが読み込めなかった理由を/statusとclaude doctorに表示します -
stale sandbox mask の警告(v2.1.257): 強制終了されたセッションが残した古いサンドボックスマスクファイルについて
/doctorが警告するようになりました
🔧 VS Code
- diff パネル・モデルピル関連の拡充(v2.1.260): 入力欄フッターに現在のモデルとモデルピッカーを開くモデルピルが追加され、Effort 行や「More models」ページも用意されました
- セッションリストの状態フィルター(v2.1.259 / v2.1.260): Active クイックフィルターや Open/Closed を含むステータスフィルターメニューが追加されました
- MCP サーバー管理ダイアログの強化(v2.1.261): サーバーを追加する Add server フォームと Remove アクションが加わり、IDE を離れずに MCP サーバーの追加・削除ができるようになりました
- Archive session(v2.1.260 / v2.1.261): 「Delete session」が「Archive session」に変わり、アーカイブ済みセッションは折りたたみ可能な専用グループにまとまるようになりました
🛠 主な修正
🔒 セキュリティ / 権限
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v2.1.260: 括弧を含むパスの
Edit/Write/Read権限ルールが無効と判定されて無視され、本来「読み取り専用」のはずのフォルダが書き込み可能になっていた問題を修正 -
v2.1.260: コンパイル不能なパターン(閉じられていない
[など)を含む1つのファイル権限ルールが、すべてのファイル編集をInvalid regular expressionエラーで失敗させていた問題を修正(該当の deny ルールは、以後そのリテラルパスのみを対象にするように) -
v2.1.260:
REPORTTIME、REPORTMEMORY、DIRSTACKSIZEへの代入にコマンド置換を隠した zsh コマンドが、Bash 権限チェックで自動承認されてしまっていた問題を修正(承認プロンプトが出るように) -
v2.1.259: Bash の
Read()deny ルールが、オプション値として渡されたファイル(--ignore-revs-file=.envなど)やgit diff/git grepのファイルオペランド、cd DIR && cat FILEの複合コマンドを対象にしていなかった問題を修正 - v2.1.257: plugin がシンボリックリンクであるコマンド・エージェント・スキル・フックなどのパスを介して、自身のディレクトリ外のファイルを読めてしまっていた問題を修正(エラーで拒否するように)
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v2.1.257: bash と解釈が異なる zsh の
[[ ]]条件式の一部が、Bash 権限チェックで自動承認されてしまっていた問題を修正 -
v2.1.257:
permissions.askルールが、対象コマンドが複合コマンドやサブシェル内で実行された場合に auto mode でスキップされ、確認なしに実行できてしまっていた問題を修正 -
v2.1.260: 2.1.259 で入った「
Read()の deny ルールを Bash 引数にも適用する」変更を差し戻し。あらゆるモードでRead(./**/build/**)ルールがnpm run buildを拒否したり、cd … && grepが auto mode でも確認を求めるようになっていた問題への対応です
💻 macOS / 起動
- v2.1.258: 2.1.255 で入った回帰により macOS 12 (Monterey) で Claude Code が起動できなくなっていた問題を修正
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v2.1.258: 再送された権限承認が適用できなかった際に、remote / scheduled セッションが
user messages must have non-empty contentで失敗していた問題を修正
⚡ CLI / セッション
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v2.1.259: 複数セッションを同時に走らせると
~/.claude.jsonへの変更が互いに打ち消し合っていた問題を修正(workspace trust がリセットされたり、MCP・プロジェクトの状態が失われたりしなくなりました) -
v2.1.260:
/rewindが、チェックポイントのバックアップファイルが見つからず実際には何も復元されなかった場合でも成功と報告していた問題を修正 -
v2.1.260:
/rewindが巻き戻した先のターンのファイル読み取り履歴を残したままにしており、「File unchanged since last read」という誤ったスタブや、外部編集後のファイル全体再注入を引き起こしていた問題を修正 -
v2.1.261:
claude -p --resume <file>が、トランスクリプトに記録された不正な session ID をそのまま採用してしまっていた問題を修正(新しい session ID で再開するように) - v2.1.261: バックグラウンドエージェントを再開できずウェイクアップが高頻度でリトライされ続け、CPU 使用率が高止まりしていた問題を修正
🔌 MCP
- v2.1.259: 起動時にツール一覧取得中に切断した MCP サーバーが、ツールなしの「接続済み」として表示され、エラーが報告されていなかった問題を修正
- v2.1.260: SDK 側から提供される MCP サーバー(Desktop コネクタなど)が最初のターンで欠落し、次のターンにならないと現れないことがあった問題を修正
🤖 エージェント / Remote Control
- v2.1.259: Remote Control セッションで Stop がバックグラウンドのエージェントや workflow を実際には止めておらず、停止済みタスクが再停止可能な状態で表示され続けるように修正
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v2.1.260:
SendMessageで他のエージェントを再開したサブエージェントが、そのエージェントの完了時に起こされない(通知がメインの会話に届いてしまう)問題を修正 -
v2.1.261: 別マシンのオフラインな Remote Control セッションへの
SendMessageが「配信済み」として扱われていた問題を修正(マシンが再接続するまで配信待ちである旨を返すように)
🖥️ Bedrock / クラウド
- v2.1.257: Opus 4.7 以降での長い hidden-thinking フェーズ中に Bedrock / Bedrock Mantle のリクエストが無応答になり、アイドルタイムアウトで接続が切断されていた問題を修正(ストリームに進捗イベントを流すように)
🔧 VS Code
- v2.1.261: claude.ai からテレポートしたセッションが、クラウドセッション終了時に打ち切られた質問を「declined」扱いにしていた問題を修正
- v2.1.261: サードパーティプロバイダー(Bedrock / Vertex 等)のデプロイでも claude.ai 専用機能が表示され続け、残ったログイン情報で claude.ai を呼び出してしまっていた問題を修正
- v2.1.259: サイドバーの使用量メーターがパネル読み込み後も空のままになる問題を修正(直近の使用量をすぐに表示するように)
📋 バージョン別サマリー
| バージョン | 主なトピック |
|---|---|
| v2.1.261 |
/skill-doctor、--append-subagent-system-prompt-file、公開ダイアグラムレンダラーへのアップロード扱い変更、多数の Remote Control / VS Code 修正 |
| v2.1.260 | diff パネル /diff、プロンプトキャッシュミス原因の可視化、権限ルールの括弧バグ修正、2.1.259 の Bash 引数 deny ルール変更を差し戻し |
| v2.1.259 |
managedMcpServers、--permission-prompts none、~/.claude.json の同時実行競合修正、GitLab MR 対応拡充 |
| v2.1.258 | macOS 12 (Monterey) 起動不能の回帰修正 |
| v2.1.257 | Claude Fable 5.1 追加、Containment Escape ルール、作業ディレクトリ外読み取りの確認プロンプト、plugin のシンボリックリンク経由読み取り脆弱性修正 |
| v2.1.252 | Bash のタスク出力エラー、Remote Control のスタール、大きな失敗出力によるリクエストサイズ超過などの修正 |
まとめ
今回の範囲で押さえておきたいのは次の3点です。
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Claude Fable 5.1 の追加(v2.1.257) — 1M コンテキストの新しいデフォルト Fable モデルです。
/modelから切り替えて使ってみましょう - 権限ルール周りのバグ修正の多さ(v2.1.257 / v2.1.259 / v2.1.260) — 括弧を含むパスや不正な正規表現を含む deny ルールが、意図せず「読み取り専用」フォルダを書き込み可能にしてしまうなど、実害のある修正が続けて入っています。カスタム権限ルールを使っている場合はアップデート推奨です
- macOS 12 の起動不能バグ(v2.1.258) — 2.1.255 の回帰で発生していたもので、該当環境を使っている場合は必ずアップデートしてください
まだアップデートしていない場合は claude update で最新版に上げておきましょう。