Claude Code の v2.1.248 〜 v2.1.251(全3リリース)の CHANGELOG をまとめました。今回はシンボリックリンク差し替えやパストラバーサルなど地味だが効くセキュリティ修正がまとまって入ったほか、--restricted フラグや PreModelSwitch/PostModelSwitch フック、プロンプトキャッシュの可視化など運用寄りの追加が目立ちます。
✨ 新機能まとめ
⚡ CLI / 起動オプション
--restricted(v2.1.248)
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CLAUDE_CODE_RESTRICTED=1でも指定可能で、コマンド実行やコード実行を行う組み込みツールとWebFetch(--toolsで明示しない限り)を取り除き、ファイルツールは作業ディレクトリ内に制限、bypassPermissionsは拒否、ユーザー/プロジェクト/ローカルの設定ファイルは無視するモードです
claude --help の充実(v2.1.251)
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attach/logs/stop/respawn/rmがヘルプに追加され、--resumeのメッセージにも実行すべきclaude attach <id>コマンドがそのまま表示されるようになりました
claude self-hosted-runner --client-label(v2.1.248)
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SELF_HOSTED_RUNNER_CLIENT_LABELでも指定可能で、ランナーが登録するラベルをホスト名から上書きできます
🪝 Hooks
PreModelSwitch / PostModelSwitch(v2.1.251)
- モデル切り替えをブロック・確認・注釈できる新しいフックイベントです。あわせて
SessionStartの resume フックが、セッションの鮮度と再キャッシュ推定コストを受け取れるようになりました
experimental.cacheTtl(v2.1.248)
- エージェントの frontmatter に
"5m"または"1h"を指定すると、サブエージェントの TTL 設定が無いときに使われるエージェントごとのプロンプトキャッシュ TTL になります
📊 ステータスライン / コスト
Spend limit バー(v2.1.251)
- Claude apps gateway 配下で支出上限が設定されている開発者向けに、
/usageに Spend limit バーが追加され、ステータスラインにもrate_limits.spend_limitフィールドが渡されるようになりました
プロンプトキャッシュの可視化(v2.1.251)
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/costにセッションごとのプロンプトキャッシュ行(ヒット率・ミス数・再キャッシュされたトークン数・warm/cold)が追加され、ステータスラインスクリプト向けに対応するprompt_cacheオブジェクトも渡されます
🔌 MCP / クロスセッション
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クロスセッションメッセージング(v2.1.248):
SendMessage/ListAgentsによる同一マシン上のセッション間通信が、Bedrock・Vertex・Foundry、およびテレメトリ無効時でも使えるようになりました
🔒 セキュリティ / 診断
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サーバー管理設定の診断強化(v2.1.248): 設定の読み込みに失敗した際の起動時警告と、
/doctor//statusでの失敗理由や未取得の理由(Bedrock/Vertex/サードパーティプロバイダー、カスタムANTHROPIC_BASE_URL)の説明が追加されました -
/usage-creditsの対象拡大(v2.1.248): AWS Marketplace 経由・セルフサーブ・トライアルの Enterprise 組織でも、管理者に上限引き上げを依頼できるようになりました -
/web-setupの警告(v2.1.248): GitHub CLI トークンにworkflowスコープが無い場合、大きなリポジトリへの push が拒否され得る旨を警告します
🚀 パフォーマンス・UX
- サブエージェントのライブストリーミング(v2.1.251): フォアグラウンドのサブエージェントのツール呼び出しと結果が Remote Control クライアントにリアルタイムで流れるようになりました(既定のバックグラウンドサブエージェントはステータス表示のみ)
- ネイティブバイナリの軽量化(v2.1.251): インストールサイズが約 5MB 削減
- 不要な言語のシンタックスハイライトを削除(v2.1.251): 利用の少ない6言語(1c、gml、isbl、mathematica、maxima、sqf)のハイライトを削除し、バイナリが2.5MB削減
🛠 主な修正
🔒 セキュリティ
- v2.1.251: 作業ディレクトリ内で許可チェック後にシンボリックリンクが差し替えられた場合、Read/Write/Edit ツールが承認範囲外を読み書きできてしまう問題を修正
- v2.1.251: マーケットプレイスのプラグインコマンドがプラグインディレクトリ外を指せてしまう問題を修正(パストラバーサルエラーとして拒否)
- v2.1.251: プロジェクト設定から詳細な beta トレーシングや raw API ボディのログ出力を有効化できてしまう問題と、下位スコープの beta トレーシングエンドポイントが管理設定や host app が固定した OTLP コレクターを迂回できてしまう問題を修正
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v2.1.251: Workflow ツールが、権限チェックが走る前に、セッションが読めない範囲の
scriptPathを読み込み(かつエラーメッセージに引用し)てしまう問題を修正 -
v2.1.251: Grep / Glob が、シンボリックリンク経由の検索パスに
Read(...)の deny ルールを適用していなかった問題を修正 -
v2.1.251: 整数型シェル変数への算術式代入(例:
OPTIND=1/0)が Bash 権限チェックで自動承認されてしまっていた問題を修正(承認プロンプトが出るように) -
v2.1.248:
/ultrareviewとローカルシードのクラウドセッションが、prod.env系や*.tfvarsファイル、エディタのスワップ/一時/バックアップファイル(key.pem.tmp、id_rsa.swo等)の未コミット編集をアップロードしてしまう問題を修正(ローカルに留まるように)
⚡ CLI / セッション
- v2.1.251: 長時間セッションで約1時間に1回発生していたプロンプトキャッシュのミス(拡張思考の文脈も失われる)を修正。OAuth トークンのリフレッシュ後にツール定義が再レンダリングされていたのが原因
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v2.1.251: 利用上限超過に入っていたアカウントで、セッションと
--resumeの間でScheduleWakeupツール定義が変わり、再開時の最初のターンで丸ごとキャッシュミスしていた問題を修正 -
v2.1.251:
additionalDirectoriesにヌルバイトを含むエントリがあると起動がクラッシュしたり、/add-dirや以降の設定更新が壊れる問題を修正(該当エントリはスキップ) - v2.1.251: TUI が多数の並列サブエージェントでラグる問題を修正(1秒ごとの進捗更新がトランスクリプトに積み上がらず、前の表示を置き換えるように)
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v2.1.248: Claude Desktop と Cowork のセッションが30日で消える問題を修正。トランスクリプトのクリーンアップは、デスクトップ発のセッションがアプリ内にある間は保持するようになりました(組織ポリシーが保持期間を管理している場合を除く。新設定
desktopSessionCleanupPeriodDaysで例外期間の上限を設定可能) - v2.1.248: 別の Claude Code プロセスがトークンリフレッシュのロックを保持している間にセッショントークンが期限切れになると、ログイン画面に飛ばされていた問題を修正(リトライ可能なエラーで失敗するように)
🔌 MCP
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v2.1.248:
headersHelperでAuthorizationヘッダーを供給する MCP サーバーが、401 のたびに OAuth discovery に入ってしまい、ドキュメント通りにヘルパーを再実行してリトライしなかった問題を修正 -
v2.1.248:
apiKeyHelperのみが資格情報のとき、ゲートウェイのモデルディスカバリー(CLAUDE_CODE_ENABLE_GATEWAY_MODEL_DISCOVERY)が一度も走らない問題を修正 -
v2.1.248:
/mcpが、claude.ai コネクタ型を宣言したプロジェクトの.mcp.jsonエントリを信頼済みの「claude.ai」見出しの下に表示してしまう問題を修正(実際のスコープの下に表示されるように)
🤖 エージェント / Remote Control
- v2.1.251: agent teams で、teammate の最終回答がチームリードに届かず、内容の無い「available」通知だけが来る問題を修正
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v2.1.251: バックグラウンドのサブエージェントが、無名の兄弟/親エージェントからのメッセージに返信できない問題を修正(
fromがアドレスではなくエージェント種別だったのが原因) -
v2.1.251: 管理設定の
disableAutoModeがセッション中に届いても、すでに動いている auto モードのセッションが default モードに戻らない問題を修正 - v2.1.251: Remote Control が組織ポリシーで無効化されているとき失敗として表示していた問題を修正(静かな通知1本に)
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v2.1.248:
claude agentsが、数週間前に停止したバックグラウンドセッションをマシン再起動後に復活させてしまう問題を修正(実際の終了時点で stopped と表示し、開く前に保存済み会話を再開するか確認するように) -
v2.1.248:
claude agentsで、別ターミナルですでに再開した停止済みセッションを開くと2つ目のプロセスが起動してしまう問題を修正(該当行はターミナルで開いていると表示) -
v2.1.248: worktree ブランチがチェックアウト中のデフォルトブランチにマージ済みだが未 push の場合に、
claude agents/claude rmがセッション削除を拒否していた問題を修正 -
v2.1.248:
PermissionRequest/PreToolUseフックが不正な応答を出力したとき、バックグラウンドセッションが無言で待機し続ける問題を修正(該当フック名とスキーマエラーが行に表示されるように)
💻 ターミナル / UI
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v2.1.251: GNU screen、および
screenターミナルタイプの tmux で、イタリック体(セッション再開時の要約行など)がハイライトブロックとして描画される問題を修正 - v2.1.251: ctrl+c 直後に shift+tab を押すと、パーミッションモードインジケーターが「Press Ctrl-C again to exit」ヒントの裏に隠れたままになる問題を修正
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v2.1.248: 端末を
claude logs実行前の状態に戻さず、マウストラッキング・bracketed paste・代替画面が有効なまま残る問題を修正 - v2.1.248: 長いルールが絵文字の途中で切られると、trust ダイアログの権限ルール一覧が文字化けする問題を修正
- v2.1.248: 起動時の警告(例:「N MCP servers need authentication」)がトランスクリプトの1カラム右にずれて描画される問題を修正
🖥️ Windows / クラウド
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v2.1.251:
--worktree --tmuxで gitlab.com オリジンに対して MR 番号を指定すると、GitLab の ref を直接 fetch する前に失敗確定の GitHub 形式 fetch を試みていた問題を修正 -
v2.1.251:
emacs -nwやmicroなど/dev/ttyを開くエディタで、バックグラウンドセッションの Ctrl+G が「Emacs quit unexpectedly」で失敗する問題を修正 -
v2.1.251: バックグラウンド化されたセッション(
←、/background、--bg)が、シェルでエクスポートされた Vertex/Bedrock ゲートウェイ設定(ANTHROPIC_*_BASE_URL+CLAUDE_CODE_SKIP_*_AUTH)を失い、全リクエストが失敗する問題を修正 -
v2.1.251: Max プランで
claude --bg --model fableが使用クレジットを求めて止まる問題を修正(同一アカウントの対話セッションに Fable の割り当てが残っていても発生していました) -
v2.1.248: [Windows]
claude agentsのリストが、セッションからデタッチした後やタブが win32-input-mode のまま起動された場合にキー入力に反応しない問題を修正
🔧 VSCode
- v2.1.251: サインイン画面の「Bedrock, Foundry, or Vertex」ボタンが、サードパーティプロバイダー設定セクションではなくドキュメントの先頭を開いてしまう問題を修正
- v2.1.248: 保存されたことのないセッションを開くと「No conversation found」で固まる問題を修正(新しい会話を開始するように)
📋 バージョン別サマリー
| バージョン | 主なトピック |
|---|---|
| v2.1.251 | シンボリックリンク差し替え・パストラバーサル等のセキュリティ修正、PreModelSwitch/PostModelSwitch、Spend limit バー、プロンプトキャッシュの可視化 |
| v2.1.250 | バグ修正と安定性の改善 |
| v2.1.248 |
--restricted フラグ、experimental.cacheTtl、クロスセッションメッセージングの Bedrock/Vertex/Foundry 対応、/ultrareview の秘密情報アップロード修正、Claude Desktop/Cowork の30日消失バグ修正 |
まとめ
今回の範囲で押さえておきたいのは次の3点です。
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v2.1.251 のセキュリティ修正群 — シンボリックリンク差し替え、プラグインのパストラバーサル、Workflow ツールの
scriptPath読み込み、Grep/Glob の deny ルール回避など、いずれも地味ながら実害につながりうる修正がまとまって入っています -
/ultrareviewの秘密情報アップロード修正(v2.1.248) —prod.env系ファイルやエディタの一時/バックアップファイルがクラウドセッションにアップロードされなくなりました。心当たりのある人は早めにアップデートを -
プロンプトキャッシュ周りの改善(v2.1.251 / v2.1.248) — 長時間セッションで発生していた1時間おきのキャッシュミスの修正と、
/costでのキャッシュ状況の可視化により、コスト管理がしやすくなっています
まだアップデートしていない場合は claude update で最新版に上げておきましょう。