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【AWS初心者向け】インフラ構成を図解で理解しよう!ALB・ECS・RDS・Lambda・NAT Gateway・VPCエンドポイントを一気に学ぶ

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Last updated at Posted at 2026-09-06

■ この記事はこんな人におすすめ

  • AWSを勉強し始めたけど、サービスが多すぎて何から学べばいいか分からない人
  • AWSの個々のサービスは知っているけど、全体の構成のイメージがつかめない人
  • ECS・Lambda・RDSなどの言葉を聞いたことはあるが、なぜそれを使うのか説明できない人
  • 実務でAWSを触ることになり、インフラの全体像を掴みたい人

■ この記事で得られること

  • ALB・ECS・Lambda・RDS・NAT Gateway・VPCエンドポイントが「何をしているのか」説明できるようになります
  • パブリックサブネットとプライベートサブネットの使い分けが理解できます
  • 実務でよく使われるAWSインフラの全体構成イメージが持てるようになります
  • 「なぜこのサービスを使うのか?」という理由とセットで覚えられます

■ 参考書籍


1. 結論

この記事で紹介するインフラ構成はあくまで一例です。
実際のシステム要件・規模・コスト・セキュリティポリシーによって、最適な構成は異なります。「こういう構成もある」という参考として読んでいただき、自分のプロジェクトに合わせて適宜カスタマイズしてください。

実務のAWSインフラは、大きく分けると「インターネットから受け付ける場所(パブリックサブネット)」と「外から直接触れさせない場所(プライベートサブネット)」に分かれています。

ALBがインターネットからのリクエストを受け取り、プライベートサブネット内のECSタスクへ転送します。ECSやLambdaがアウトバウンド通信をしたいときは、NAT Gatewayを経由してインターネットに出ます。RDSはデータを永続化するDBサービスで、VPCエンドポイントはAWSのマネージドサービスへの通信をインターネットを介さずに安全に行うための仕組みです。

まずは全体像を頭に入れて、それぞれのサービスの「役割と理由」を理解していきましょう!

全体像.png


2. 具体的にやること

■ ① パブリックサブネットとプライベートサブネットを理解する

サブネット.png

■ ② ALBが何をしているか理解する

ALB.png

■ ③ NAT Gatewayが何をしているか理解する

NAT.png

■ ④ ECS(Fargate)のメリットを理解する

ECS.png

■ ⑤ RDS・Lambda・VPCエンドポイントを理解する

RDS, Lambda, VPC_endpoint.png


3. 各項目の説明

■ ① パブリックサブネットとプライベートサブネット

インフラを設計するうえで最初に理解すべきなのが、サブネットの分け方です。

種類 配置するもの 目的
パブリックサブネット ALB、NAT Gateway インターネットと直接通信する
プライベートサブネット ECS、Lambda、RDS 外部から直接アクセスさせない

なぜ分けるの?
インターネットから直接アクセスできる場所を最小限にすることで、セキュリティリスクを下げるためです。ECSやRDSを直接インターネットに晒す必要はなく、ALBを経由させることで安全に通信できます。


■ ② ALBは何をしているのか

ALB(Application Load Balancer)は、インターネットからのリクエストを受け付け、適切な場所に振り分ける役割を担います。

インターネット
    ↓
ALB(パブリックサブネット)
    ├── HTTP(80番) → HTTPS(443番)にリダイレクト
    └── HTTPS(443番) → ECSタスク(3000番)へ転送

ALBの主な役割3つ

  1. HTTP → HTTPSへの強制リダイレクト
    80番ポートで受けたアクセスを、301リダイレクトで443番(HTTPS)へ誘導します。

  2. TLS終端(SSL処理)
    443番ポートでHTTPS通信を受け、ACM(AWS Certificate Manager)の証明書で暗号化を解きます。複数ドメインの証明書はSNIで使い分けることができます。

  3. ECSタスクへの振り分け
    復号化後のリクエストをターゲットグループ経由で、プライベートサブネット内のECSタスク(3000番ポート)へ転送します。

よくある疑問:ALBが2つある?

ALBは2つのAZに**ENI(Elastic Network Interface)**を持っていますが、課金は1つ分です。冗長性を確保しつつコストを抑えられます。

NLBとの違いは?

サービス レイヤー 対応プロトコル
ALB L7(アプリケーション層) HTTP、HTTPS
NLB L4(トランスポート層) TCP、UDP

■ ③ NAT Gatewayは何をしているのか

プライベートサブネットのECSやLambdaは「プライベートIPアドレス」しか持っていないため、そのままではインターネットに出ていけません。そこで登場するのがNAT Gatewayです。

ECS/Lambda(プライベートIP)
    ↓
NAT Gateway(パブリックサブネット) ← プライベートIPをパブリックIPに変換
    ↓
インターネットゲートウェイ(IGW)
    ↓
AWS SQS / Secrets Manager / インターネット

NATとNAPTの違いを理解しよう!

  • NAT: 1つのプライベートIPを1つのパブリックIPに変換(1対1)
  • NAPT: ポート番号を使って複数のプライベートIPを1つ(少数)のパブリックIPにまとめる

実はご家庭のWiFiルーターもNAPTを使っています。スマホやPCなど複数の端末が1つのグローバルIPでインターネットにつながっているのはこの仕組みのおかげです。AWS NAT GatewayもNAPTの一種です。

ベストプラクティス: 各AZに1つずつNAT Gatewayを配置する冗長化が推奨されています。


■ ④ ECS(Fargate)のメリットを理解する

ECS(Elastic Container Service)のFargateモードは、コンテナを動かすためのサーバー管理が不要な実行環境です。

ECS(Fargate)のメリット

  • サーバーの管理が不要 — OSのパッチ当てやサーバーの設定をAWSに任せられる
  • オーケストレーション — コンテナの死活監視・再起動・スケーリングをAWSが自動で行う

FargateとEC2モードの比較

項目 ECS on Fargate ECS on EC2
サーバー管理 不要(AWSが管理) 必要(自分で管理)
課金 タスクの実行時間 EC2の起動時間
向いている用途 サーバーレスで運用を楽にしたい コスト最適化やカスタマイズが必要

■ ⑤ RDS・Lambda・VPCエンドポイントを理解する

RDS(Relational Database Service)

AWSが提供するリレーショナルDBのマネージドサービスです。

  • 対応エンジン: MySQL・PostgreSQL・MariaDB・Oracle・SQL Server・Aurora など
  • マルチAZ: 複数のAZにDB配置し、可用性を高める(障害時に自動フェイルオーバー)
  • リードレプリカ: 読み込みをプライマリDBと分散させ、負荷分散
他のDBサービス 用途
Redshift データウェアハウス(大量データの分析・集計)
DocumentDB ドキュメント型DB(MongoDB互換)
DynamoDB NoSQL型(サーバーレスのキーバリュー型)

Lambda

サーバーレスのコンピューティングサービスで、「イベントをきっかけに起動する」のが基本的な使い方です。

  • 課金: 使用メモリ量 × 実行時間(ミリ秒単位)で課金
  • 制限: 1回の実行につき最大**15分(900秒)**のハードリミット

Lambdaを起動するサービスの例

サービス 起動方式
SQS Lambda側からポーリング(問い合わせ)
SNS SNS側からLambdaへ実行指示(プッシュ)
EventBridge 定期実行・特定APIの呼び出し時など

VPCエンドポイント

VPCからAWSサービスへアクセスする際に、インターネットを経由せずにプライベートに通信できる仕組みです。

2種類のVPCエンドポイント

種類 料金 対応サービス
ゲートウェイ型 無料 S3、DynamoDB
インターフェイス型 有料 ほとんどのAWSサービス

まとめ

  • パブリックサブネット にはALBとNAT Gatewayを配置し、外からのアクセス窓口と外へ出るための出口を担う
  • プライベートサブネット にはECS・Lambda・RDSを配置し、直接インターネットに晒さない
  • ALB はHTTPS対応・TLS終端・ECSへのルーティングを担う
  • NAT Gateway はプライベートIPをパブリックIPに変換して外部通信を可能にする(実態はNAPT)
  • ECS(Fargate) はサーバー管理不要でコンテナを動かせるオーケストレーションサービス
  • RDS はマネージドDBサービス。マルチAZやリードレプリカで可用性・負荷分散を実現
  • Lambda はイベント駆動型のサーバーレス処理基盤。最大15分の処理に対応
  • VPCエンドポイント はAWSサービスへの通信をインターネット非経由で安全に行う

結局何をすればいいの❓

インフラに強くなるためのロードマップはこちら:

  1. まずネットワークの基礎を固める — IPアドレス、サブネットマスク(10.0.0.0/24)、DNSを説明できるか?
    → 「イラスト図解式〜」などの初学者向け書籍で学ぼう!

  2. AWSの各サービスの概要を説明できるようにする — Route53・EC2・ECS・EKS・IAM・Lambda・SQS・SNSなどを人に説明できるか?
    AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA) に挑戦!1〜2ヶ月で取得可能

  3. 実務で使っているサービスを人に説明してみる
    → AIと壁打ちしながら理解を深めるのがおすすめ

「資格なんて取らなくてもAIに聞けばいいんじゃないの?」
という声もありますが、体系的な理解がないとAIの回答の根拠が理解できず、知らないサービスの話をされても追えません。まずは基礎的な体系知識を身につけることを強くおすすめします!


株式会社シンシア

株式会社xincereでは、実務未経験のエンジニアの方や学生エンジニアインターンを採用し一緒に働いています。

※ シンシアにおける働き方の様子はこちら

シンシアでは、年間100人程度の実務未経験の方が応募し技術面接を受けます。
その経験を通し、実務未経験者の方にぜひ身につけて欲しい技術力(文法)をここでは紹介していきます。

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