はじめに
この記事は Japan AWS Top Engineers Advent Calendar 2025 の1日目の記事です。
2025年はTopEngineerに選出されましたが、その前にDevTools領域でCommunityBuilderに選出されたこともあり、アドカレでもDevTools関連の記事多めに投稿していく予定です。
2024年7月に段階的な廃止が発表されたAWSCodeCommitが2025年11月24日に廃止が取りやめになり、再度GAになりました。
今回の記事では再び注目を集めている AWS CodeCommitについてどのようなサービスなのかを操作方法とともに記載しました。
↓AWS CodeCommit 再GAに関する記事
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AWS CodeCommit とは
AWS CodeCommitは、AWSが提供するバージョン管理サービスであり、リポジトリをホスティングしてくれます。類似のサービスではGitHubやGitLabなどがあります。
AWS CodeCommit 初期設定
リポジトリの作成
CodeCommitのコンソール画面で「リポジトリ作成」を選択します

リポジトリ名と何用のリポジトリなのかの説明を記載します

リポジトリへの接続
認証情報生成
IAMのコンソール画面でCodeCommitにアクセスするユーザーの認証情報を生成します
VSCodeのコンソールからGitClone
VSCodeのコンソールで以下のコマンドを入力します
git clone 【コピーしたURL】
下図のような認証画面が表示されるので、IAMコンソール画面で生成した認証情報を入力します

git Cloneの結果、ローカルPCのフォルダにリポジトリ名のフォルダとその中に.gitのファイルが生成されれば成功です
(今回はからのリポジトリなので他にファイルはありません)

エラーコード403が出たとき
ユーザーに適切なCodeCommitの操作権限がない場合は403のエラーコードを持つエラーが発生する場合があります。
その場合はAWSのコンソール画面からユーザーにCodeCommitの操作を許可するポリシーを設定してください。
基本操作 (add/commit/push)
基本操作は通常のGit操作と同じです。SourceTreeのようなGUIツールを使う方法やターミナルからGitコマンドを実行する方法があります。
ローカルのファイルをCodeCommitのリポジトリ管理にする(commit/push)
ローカルPC内でファイルを作成する
今回はテスト用に適当な文字列を記載したテキストファイルを作成しました
ファイルの内容には「CodeCommitTest」と記載しています

ステージングエリアに変更したファイルを登録する git add
コミット対象ファイルをgit addファイルによって選択します。
以下のコマンドを実行してファイルをステージングエリアに登録します
git add 【ファイル名】
ステージングエリアにあるファイルをローカルリポジトリに記録する git commit
以下のコマンドによりステージングエリアにあるファイルをgit commitによりローカルリポジトリに記録します
git add -m "【コミットメッセージ】"
リモートリポジトリに変更内容を登録する git push
以下のgit pushコマンドによりリモートリポジトリに変更内容を登録します
git push
この時点でAWSのコンソールにて変更したファイルの内容が確認できるようになります。

基本操作 (ブランチ操作)
作業用ブランチを作成する git branch ブランチ名
リポジトリのファイルを変更する際には大元のブランチであるMasterやMainブランチの内容を直接変更するのではなく、作業用ブランチを作成してそのブランチの中で修正を行い、検査されたものをMasterブランチに合流させることが良くあります。
以下のコマンドにより、作業用ブランチを作成できます
git branch 【ブランチ名】
現在作業中のブランチの確認 git branch
git branch コマンドにより、現在作業中のブランチを確認できます。
ブランチを作成した時点では作成したブランチでの作業にならないので注意が必要です。

作業ブランチの切り替え git checkout ブランチ名
作業ブランチに切り替え(チェックアウト)した状態でファイルの更新や作成などの作業を行い、pushまで行うことで、CodeCommitのコンソール画面でそのブランチと変更内容が確認できます
今回は新しいファイルを追加してみました。

新規作業ブランチの初回のプッシュ時のエラー
上記の画面キャプチャで示していますが、初回のPush時はgit push のみではエラーになりました
git push --set-upstream origin 【ブランチ名】
とするのが初回は正しいコマンドになります。
プルリクエストの作成とマージ(CodeCommitコンソールでの操作)
プルリクエストの作成
作業ブランチでの変更がプッシュされた後は、その変更をチェックして元のブランチ(今回はmaster)にマージします。
CodeCommitのコンソール画面でその操作ができるので手順を紹介します
リポジトリを選択した状態で「プルリクエストの作成」を選択します

ターゲット(変更を取り込む側)とソース(取り込まれる側)のブランチを選択して「比較」ボタンを選択します

プルリクエストのタイトルと説明を記載するページが開きます。ここでレビュー担当に変更内容がわかるようなメッセージを記載します。

画面下部ではマージする変更内容の確認ができるので、変更内容に意図せぬものがないかをチェックします。
問題がなければプルリクエストを作成します。

プルリクエストの承認(マージ)
レビュー担当者はCodeCommitのコンソール画面の左メニューの「プルリクエスト」から現在未承認のプルリクエスト一覧を確認します。

プリリクエストの名前を選択するとプルリクエストに含まれる変更内容が確認できます。
変更内容に問題がなければ、マージボタンでマージを行います。画面下部では変更に関するコメントを付け加え(要保存)ることもできます。


マージボタンを押した後にはマージ戦略を選択する画面が表示されます。
私個人としては3ウェイマージをよく使います。

画面下部でマージのコミットメッセージや作成者、メールアドレスを入力します。オプションではマージ後にマージされる(変更が取り込まれる)ブランチを削除する設定もできます。

マージの結果、masterブランチのファイル一覧の画面でdevブランチに追加したファイルが確認できました。

リポジトリイベントの通知設定
基本のGit操作以外のCodeCommitに関する機能に関しては、通知ルールの設定機能があります。
例えばプルリクエストを出した後でレビュー担当者に通知したい場合、CodeCommitの操作とは別に手動で連絡するのは手間がかかります。
CodeCommitでのプルリクエストやその他のアクションと同時に自動的に通知などの必要なアクションが行われる設定をすることで、その手間を軽減できます。
このあたりのお話は昔記事で紹介していますので、そちらをご覧ください
※時間があれば改めて追記します
さいごに
AWS CodeCmmitはそれ単体での利用もできますが、AWS CodeDeployやAWS CodePipelineなどの他サービスとの連携も可能です。
そのお話は今後また別の記事で紹介させていただきます。
参考
↓ AWS Code Commmit の公式ドキュメント
↓ AWS CodeCommit のBlackBelt資料(日本語)
次に読んでほしい記事
↓ CodeBuildに関する記事
↓ CodeDeployに関する記事







