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Webアプリケーションにおけるセキュリティ

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セキュリティ対策をしていないwebアプリケーションの開発は非常に危険です。
セキュリティとは何なのか。
セキュリティ対策をしていないと
・なぜ危険なのか
・どういった事が起こるのか
・どのように対策するのか
について学んだ内容をまとめました。(Rubyでの開発)

前提
プログラミング初学者(1~2ヶ月)が学んだ内容です。
実際の現場で通用しないことや間違った内容が含まれている可能性があります。
間違っている部分や浅い部分については、追記やご指摘いただけると幸いです。

セキュリティ対策していないとなぜ危険なのか

セキュリティ対策をしていないwebサービスはなぜ危険なのか、何が起こるのか。
結論
利用者は個人情報が漏れる。
管理者はwebページを勝手にいじられる。

もう少し細かく見ると、
・個人情報を勝手に閲覧される
・webページの内容が改ざんされる
・webページ自体が利用不可能になる
その結果
・webサービス利用者へ大きな損害
・公開したwebページの社会的信用を失う

webサービスにおけるセキュリティとは何か

脆弱性があるwebサービスはセキュリティが低いと言えます。

脆弱性

脆弱性とはセキュリティホールとも呼ばれ、ソフトウェアの起こりうる欠陥や使用上の問題点のこと。
悪意のある人に攻撃を仕掛けられる際の弱点といえます。
この脆弱性があると開発者利用者どちらにも様々な被害が生じます。

セキュリティ攻撃の種類

・JavaScriptによるセキュリティ攻撃
・セッションを用いた攻撃
・不正なリクエストを行う攻撃
・SQLによる攻撃
攻撃というのは個人情報を抜き取る行為と思って下さい。

JavaScriptによる攻撃

JavaScriptはクライアントサイドで動くプログラミング言語です。
何らかの方法で悪意あるJavaScriptを埋め込めば、その埋め込んだページを表示した時にユーザーにそのプログラムを実行させることができます。
このような攻撃方法をXSS(クロスサイトスクリプティング)と呼びます。
スクリプトを埋め込んで実行させることをスクリプティングといいます。
その内容は個人情報を悪意ある人のサーバーへ送付するものが多いようです。

JavaScriptによる攻撃

JavaScriptはクライアントサイドで動くプログラミング言語
何らかの方法で悪意のあるJavaScriptをユーザーがwebアプリケーションを表示したブラウザに埋め込めば、ユーザーにそのプログラムを実行させることができる。
このような攻撃をXSSという

XSS(クロスサイトスクリプティング)

攻撃者が脆弱性のあるwebアプリケーション上に悪意のあるJavaScriptのプログラム(スクリプト)を埋め込み、そのサイトの利用者を攻撃する手法
悪意あるスクリプトをwebアプリケーションを表示した時に実行させることをゴールとした手法がXSS
スクリプトを埋め込んで実行させることを「スクリプティング」という。
内容は、ユーザーの個人情報などを悪意ある人のサーバーなどへ送付するスクリプトが多い。

XSSの攻撃パターン

XSSの攻撃パターンには反射型XSSと格納型XSSの2タイプがあります。

反射型XSS

ユーザーが悪意のあるURLをクリックすると、脆弱性のあるwebアプリケーション上でスクリプトが実行されるようにする手法
手順
①ユーザーにURLをクリックさせる
攻撃者が、ユーザーに悪意のあるURL(脆弱性のあるwebアプリケーションへ遷移するURLに細工をしたもの)をクリックさせる。
→脆弱性のあるアプリケーションは攻撃者のもと?それとも全く関係ないサイト?
前者なら納得、後者なら後者のサイトはセキュリティが弱くて利用されているだけ?
②ユーザーがクリックすると、脆弱性のあるwebアプリケーション上でスクリプトが動く
悪意のあるURLでは脆弱性のあるwebアプリケーション上で発火するスクリプトが仕込まれている。そのため、脆弱性のあるwebアプリを開くとスクリプトが発火する。
③スクリプトが発火すると、攻撃者のサーバーへ個人情報が送られる
発火(発動)したスクリプトは個人情報を抜き取るようなものでした。
クリックしたユーザーの個人情報が攻撃者のサーバーへ記録されてしまいます。

このようにURLをクリックしてレスポンスがあると即座にスクリプトが実行されることから反射型と呼ばれる。
別サイト(メールなども含む)から脆弱性のあるwebアプリケーションへ遷移した後にスクリプトが実行される。
よくチャットアプリなんかでURLが貼られると、そのページをクリックする前に
安全なサイトですか?
といった確認が出ると思います。
この反射型XSSを防ぐために、表示させるようにしているのだと思います。
これがクロスサイトスクリプティングのクロスサイト(webサイト間をまたぐ)を意味しています。

格納型XSS

脆弱性のあるwebアプリケーションの投稿などに悪意のあるスクリプトを埋め込み、ユーザーがそのwebアプリケーションを訪れた時にスクリプトが発火するような攻撃手法
例えば、twitterの投稿で悪意のあるスクリプトを投稿します。
その投稿が見られるページに遷移した途端スクリプトが発火します。
その投稿をみようとしなくても、その投稿があるページを開いた瞬間攻撃されます。
手順
①攻撃者が、脆弱性のあるwebアプリケーションにスクリプト付きの投稿をする
フォームからコンテンツを投稿する際にスクリプトを埋め込んで投稿する。
②ユーザーがその投稿のあるページを訪れるとスクリプトが発火する。
スクリプトが埋め込まれた投稿ページを開くとそのスクリプトが発火する。
画像にマウスを合わせるとスクリプトが発火するような仕掛けになっていることもある。
③スクリプトが発火すると攻撃者のサーバーへ個人情報が送られる。
脆弱性のあるwebアプリケーションにスクリプトを格納し、ユーザーが訪れたタイミングで発火するようになっていることから格納型と呼ばれる。

XSSの対処

XSSは現在でも多く事例が報告されている。
脆弱性をつく攻撃の被害はXSSに起因するものが最も多くの割合を占めている。

対処方法

XSSが発生する主要因として、フォームから入力されたスクリプトタグ()などがスクリプトとしてそのままブラウザに反映されてしまっていることがあげられる。
XSSを防ぐためにHTMLにおいて意味を持つ"や<を何らかの別の文字列に変換する。この変換の際に使われる記法を文字参照という。

文字参照

ブラウザ上で表示できない特殊文字を表記する際に用いられる記法。

変換前 変換後
< & It;
> & gt;
& & amp;
" & quot;
' & #39;

このようにプログラムを記述している時に使っている記号を特殊文字に変換すると、外部から埋め込まれたスクリプトが実行されにくくなります。

Ruby on Railsにおける対処法

ヘルパーメソッド<% %>でXSSの対策を行うことができる。
この中に書かれた記述は文字列として表示されるため、プログラムの記述にはならない。
このプログラムとしてではなく、文字列として特殊文字を表示することをエスケープ?というようです。

まとめ

反射型
特定のURLにアクセスすることででスクリプトを発火させる。
格納型
投稿自体をみるとスクリプトが発火するので、普通のサイトで悪意のあるユーザーの投稿にスクリプトが埋め込まれていて、それがあるページにあくせすしてしまうと発火する。
Rubyの場合はRuby on Railsのヘルパーメソッドで回避できる。

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