Azure DevOps プロジェクトに組織外のアカウントを追加する方法です。
プロジェクトにメンバーを追加するとき、Project settings の Teams で既定の Team に追加していませんか。ここで追加するときは、アカウント名を入力して表示される候補の中から選択します。Active Directory 内のアカウントであれば候補に出るので困ることはありません。しかし、組織外のアカウントは候補に表示されません。
公式ドキュメントに解説があります。2020年12月時点ではまだ邦訳されていません。
Add, invite guest external users to your organization - Azure DevOps Services | Microsoft Docs
組織外のアカウントは、Project で扱う前に、一つ上の階層の Organization に追加しなければならないのです。ということは、普段からプロジェクトにメンバーを追加するとき Organization settings から作業していたなら、何も困ることはなかったのかも。
Organization settings の Users で Add users ボタンをクリックして作業を開始します。
入力項目 | 説明 |
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Users | 招待するマイクロソフト アカウントを指定します。複数指定できて便利。 |
Access level | Visual Studio のサブスクリプションを持っているユーザーなら Visual Studio Subscriber を選択することで、Repo にアクセスできるようになります。サブスクリプションを持っていない場合、Repo にアクセスしたければ Base、Repo へのアクセスが不要なら Stakeholder を選択します。あとで変更できます。 |
Add to projects | 追加するProjectを選択。複数選択可。 |
Azure DevOps Groups | ユーザーを追加する先となる Group を選択。プロジェクト内の Team に入れる作業はあとでプロジェクト側で行います。なお、ここで Contributors を選択したとしても、Acces Level が Stakeholders ならやっぱり Repo にはアクセスできません。 |
Send email invites | チェックします。画面に表示される説明の通りですが、送られてくるメールのリンクをユーザーがクリックする必要があります。メールはあとで送り直すことができます。 |
Add ボタンをクリックして作業完了です。
「あとで変更できます」「あと送り直すことができます」と書きましたが、場所が分かりにくくて迷いました。Organization settings の Users で、ユーザーにマウスオーバーすると右端に点々のアイコンが現れます。これをクリックするとメニューが表示されます。Access level の変更は Change access level、メールの再送は Resend invite です。