0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【2026年版】JavaScriptとは?初心者が最初に知るべき基礎をやさしく解説

0
Posted at

ogp-design.png

はじめに

この記事では、プログラミング初心者に向けて「JavaScriptとは何か」「何ができるのか」「基本的な書き方」を解説します。

対象読者:

  • プログラミング未経験〜学習を始めたばかりの方
  • 「JavaScriptって名前は聞くけど、結局何なの?」という疑問を持っている方

前提知識: 不要(HTML/CSSの知識があるとなお理解しやすい)

この記事のゴール: JavaScriptの全体像と基本文法を理解し、自分の手でコードを動かせるようになる

JavaScriptとは何か

JavaScriptは、Webページに動きをつけるためのプログラミング言語です。

HTMLが「ページの構造」、CSSが「見た目の装飾」を担当するのに対し、JavaScriptは「ユーザーの操作に応じた動的な処理」を担当します。ボタンをクリックしたら画面が変わる、フォームの入力内容をチェックする、データを取得して表示する――これらはすべてJavaScriptの仕事です。

生まれた経緯

JavaScriptは1995年、Netscape社のブレンダン・アイクによってわずか10日間で開発されました。当時はWebページに簡単な動きを加えるための「おまけ」のような言語でしたが、現在では世界で最も広く使われるプログラミング言語の1つに成長しています。

「Java」と「JavaScript」は名前が似ていますが、まったく別の言語です。当時のマーケティング上の理由で似た名前がつけられただけで、文法も設計思想も異なります。

どこで動くのか

JavaScriptが動く場所は大きく2つあります。

  • ブラウザ: Chrome、Firefox、Safariなどのブラウザに組み込まれたJavaScriptエンジンで実行される。Webページの操作や表示の更新を担当する
  • Node.js: ブラウザの外でJavaScriptを動かすための実行環境。サーバーサイドの処理やコマンドラインツールの開発に使われる

この記事では、ブラウザ上で動くJavaScriptに焦点を当てて解説します。

開発環境の準備

JavaScriptを試すのに特別なソフトは不要です。ブラウザさえあれば今すぐ始められます。

手順(Google Chromeの場合):

  1. Chromeを開く
  2. F12キー(Macの場合はCmd + Option + I)を押して開発者ツールを開く
  3. 「Console」タブをクリックする
  4. 入力欄にJavaScriptのコードを入力してEnterを押す

試しに、以下のコードを入力してみてください。

console.log("Hello, JavaScript!");

Hello, JavaScript! と表示されれば成功です。console.log()は、指定した値をコンソールに出力する命令です。この記事に登場するコードはすべてこの方法で実行できます。

基本文法:変数とデータ型

変数とは

変数は、データに名前をつけて保存する仕組みです。JavaScriptではletconstを使って変数を宣言します。

let userName = "太郎";      // あとから変更できる
const maxScore = 100;       // あとから変更できない(定数)
  • let: 値をあとから変更する可能性がある場合に使う
  • const: 一度代入したら変更しない値に使う

基本的に**constを優先して使い、変更が必要な場合だけletを使う**のが現在の標準的な書き方です。

データ型

JavaScriptで扱う主なデータの種類は以下の通りです。

データ型 説明
文字列(string) テキストデータ "こんにちは", 'Hello'
数値(number) 整数・小数 42, 3.14
真偽値(boolean) 真か偽か true, false
配列(Array) 複数の値をまとめたリスト [1, 2, 3]
オブジェクト(Object) キーと値のペアの集まり { name: "太郎", age: 20 }
null / undefined 値が存在しない / 未定義 null, undefined
const greeting = "こんにちは";    // 文字列
const price = 1980;              // 数値
const isStudent = true;          // 真偽値
const colors = ["", "", ""]; // 配列
const user = {                   // オブジェクト
  name: "太郎",
  age: 20
};

console.log(greeting);  // "こんにちは"
console.log(colors[0]); // "赤"(配列は0番目から数える)
console.log(user.name); // "太郎"

配列のインデックス(番号)は0から始まる点に注意してください。colors[0]が最初の要素、colors[1]が2番目の要素です。

基本文法:条件分岐とループ

条件分岐(if / else)

条件によって処理を分けるにはif文を使います。

const score = 75;

if (score >= 80) {
  console.log("合格(優秀)");
} else if (score >= 60) {
  console.log("合格");
} else {
  console.log("不合格");
}
// 出力: "合格"

score >= 80のような式を条件式と呼び、結果はtruefalseになります。条件式がtrueのとき、その直後の{ }内の処理が実行されます。

ループ(for)

同じ処理を繰り返すにはfor文を使います。

const fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"];

for (let i = 0; i < fruits.length; i++) {
  console.log(fruits[i]);
}
// 出力:
// "りんご"
// "バナナ"
// "みかん"

for文の構造は以下の3つの部分で構成されます。

部分 意味 上の例
初期化 ループ変数の初期値を設定 let i = 0
条件 この条件がtrueの間ループを続ける i < fruits.length
更新 1回のループが終わるたびに実行 i++(iを1増やす)

基本文法:関数

関数は、一連の処理をまとめて名前をつけたものです。同じ処理を何度も書かずに済み、コードの見通しがよくなります。

関数宣言

function greet(name) {
  return `こんにちは、${name}さん`;
}

console.log(greet("太郎")); // "こんにちは、太郎さん"
console.log(greet("花子")); // "こんにちは、花子さん"
  • name引数(関数に渡すデータ)
  • return戻り値(関数が返す結果)

`バッククォート`で囲んだ文字列をテンプレートリテラルと呼びます。${変数名}で変数の値を埋め込めるため、+で文字列をつなげるよりも読みやすく書けます。現在のJavaScriptではこちらが主流です。

アロー関数

同じ関数を、より短い書き方で定義できます。

const greet = (name) => {
  return `こんにちは、${name}さん`;
};

処理が1行の場合は、さらに短く書けます。

const greet = (name) => `こんにちは、${name}さん`;

アロー関数は現在のJavaScriptで頻繁に使われる書き方です。最初はfunctionで書き方に慣れ、徐々にアロー関数に移行するとスムーズです。

初心者がつまずきやすい3つのポイント

1. =====の違い

JavaScriptには比較演算子が2種類あります。

console.log(1 == "1");   // true(型を変換してから比較)
console.log(1 === "1");  // false(型も含めて厳密に比較)

==は比較の前に型を自動変換するため、数値の1と文字列の"1"が等しいと判定されます。この挙動はバグの原因になりやすいため、常に===(厳密等価演算子)を使うことを推奨します。

2. 暗黙の型変換

JavaScriptは型が異なる値同士の演算を自動で変換して処理します。これが予想外の結果を招くことがあります。

console.log("5" + 3);    // "53"(文字列の結合になる)
console.log("5" - 3);    // 2(数値の引き算になる)
console.log(true + 1);   // 2(trueが1に変換される)

+演算子は文字列の結合にも使われるため、片方が文字列だと結合が優先されます。一方、-は数値演算にしか使われないため、文字列が数値に変換されます。

暗黙の型変換によるバグを防ぐには、===を使うことに加え、演算前にNumber()String()で明示的に型を変換する習慣をつけましょう。

3. varを使わない理由

古いJavaScriptのコードや教材ではvarで変数を宣言しています。しかし、varにはスコープ(変数の有効範囲)に関する直感的でない挙動があるため、現在は**letconstを使うのが標準**です。

// varの問題点:ブロックスコープが効かない
if (true) {
  var x = 10;
}
console.log(x); // 10(if文の外からアクセスできてしまう)

// letなら安全
if (true) {
  let y = 10;
}
console.log(y); // ReferenceError(if文の外からはアクセスできない)

古い教材でvarを見かけた場合は、letまたはconstに読み替えて問題ありません。

JavaScriptで何ができるのか

JavaScriptの活用範囲は、Webページの動的処理にとどまりません。

分野 内容 代表的な技術
フロントエンド Webページのインタラクティブな機能 React, Vue.js
バックエンド Webサーバーの構築、API開発 Node.js, Express
モバイルアプリ iOS/Androidアプリの開発 React Native
デスクトップアプリ Windows/Mac向けアプリの開発 Electron
ゲーム ブラウザゲームの開発 Phaser, Three.js

1つの言語でこれだけ幅広い開発ができることが、JavaScriptの大きな強みです。まずはブラウザ上でのフロントエンド開発から始め、慣れてきたら他の領域にも挑戦できます。

まとめ

この記事で学んだことを整理します。

  • JavaScriptとは: Webページに動きをつけるプログラミング言語。ブラウザとNode.jsで動作する
  • 変数: const(定数)とlet(変更可能)を使って宣言する。varは使わない
  • データ型: 文字列、数値、真偽値、配列、オブジェクトが基本
  • 条件分岐: if / elseで処理を分岐させる
  • ループ: for文で同じ処理を繰り返す
  • 関数: 処理をまとめて再利用可能にする。アロー関数とテンプレートリテラルが現在の主流
  • 注意点: ===を使う、暗黙の型変換に気をつける、varは避ける

次のステップ

基礎を理解したら、以下の順番で学習を進めるとスムーズです。

  1. DOM操作: JavaScriptでHTMLの要素を操作する方法を学ぶ
  2. イベント処理: クリック、入力などのユーザー操作に反応する方法を学ぶ
  3. 非同期処理: APIからデータを取得するfetchasync/awaitを理解する
  4. フレームワーク: React、Vue.jsなどを使った本格的なWeb開発に挑戦する

参考リンク

0
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?