1. 構成
使用するものは以下。
- VS Code:Markdown執筆・Git操作
- Git:ローカルの変更履歴管理
- GitHub:オンラインバックアップ・Pull Request
- Claude Code for VS Code:AIによる原稿・設定資料の横断確認と編集
- 原稿形式:Markdown(
.md)
Git運用は以下とする。
main
↑
│ Pull Request
│
dev ← 普段の執筆・Claude Codeによる編集
main:採用済み原稿
dev:作業中原稿
2. Gitをインストール
WindowsにGitをインストールする。
確認:
git --version
バージョンが表示されればOK。
VS Codeのターミナルは Git Bash を使用する。
VS Codeで、
Ctrl + Shift + P
↓
Terminal: Select Default Profile
↓
Git Bash
を選択。
3. VS Codeで小説フォルダを開く
例:
小説/
├─ 0001_定在環シリーズ/
├─ 0201_除霊士/
├─ 0501_都市伝説/
├─ 0801_アルフィタリアの夜/
├─ 0901_単発短編/
├─ 1002_考察/
├─ 思想哲学DB_ローカル運用版.md
└─ 文章ルール_統合版.md
VS Codeの
ファイル → フォルダーを開く
から、この最上位フォルダを開く。
4. Gitリポジトリを作る
VS CodeのGit Bashで、
git init
日本語ファイル名を正常表示するため、
git config --global core.quotepath false
確認:
git status
5. Gitのユーザー情報を設定
初回のみ。
git config --global user.name "GitHubユーザー名"
git config --global user.email "GitHubに登録したメールアドレス"
確認:
git config --global user.name
git config --global user.email
メールアドレスをコミット情報に出したくない場合は、GitHubのnoreplyアドレスを使用してもよい。
6. 最初のコミット
全ファイルを登録。
git add .
確認:
git status
問題なければ、
git commit -m "Initial commit"
7. GitHubにPrivateリポジトリを作る
GitHubで新規Repositoryを作成。
設定:
Repository name:teizaikan
Visibility:Private
README:Off
.gitignore:なし
License:なし
既存のローカル原稿を送るため、GitHub側は空の状態で作る。
8. GitHubとローカルを接続
例:
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/teizaikan.git
ブランチ名をmainに統一。
git branch -M main
初回Push。
git push -u origin main
必要ならブラウザでGitHub認証を行う。
9. devブランチを作る
普段の作業用ブランチ。
git switch -c dev
GitHubにも作成。
git push -u origin dev
以後、通常はdev上で執筆する。
10. VS CodeのGit GUIを使用
VS Code左側の ソース管理 を使用する。
通常の作業は、
Markdownを編集
↓
「変更」にファイルが表示される
↓
ファイルをクリックしてdiff確認
↓
Stage
↓
コミットメッセージ入力
↓
「コミットしてプッシュ」
でよい。
CLIで行うなら、
git add .
git commit -m "変更内容"
git push
GitLens等を使わなくても、VS Code標準GUIで通常のGit操作は十分可能。
11. mainへ反映
まとまった変更が完成したらGitHubで、
dev
↓
Pull Request
↓
mainとの差分確認
↓
Merge
↓
main
とする。
これにより、複数回の改稿やClaudeによる変更をまとめて確認してから正式版へ反映できる。
12. Claude Codeを導入
VS Codeの拡張機能から、
Claude Code for VS Code
をインストール。
Anthropic公式版を使用する。
ClaudeのPro等を契約している場合、
Claude.ai Subscription
を選択してログインする。
Claude Codeでは Local session を使用する。
13. Claude Codeの用途
Claude Codeは、VS Codeで開いている小説フォルダ内のMarkdownを横断して確認できる。
例:
全原稿と人物設定を確認して、
人物設定と矛盾している箇所を列挙してください。
まだファイルは変更しないでください。
↓
指摘3について修正案を3案出してください。
↓
2案目を採用します。
該当ファイルを修正してください。
その後、VS CodeのGit diffでClaudeの変更内容を確認してからcommitする。
14. Claudeを日本語で使用
Claude CodeのUI自体は英語だが、回答は日本語にできる。
プロジェクト直下に、
CLAUDE.md
を作り、例えば以下を書く。
# Claude Code instructions
ユーザーへの回答、説明、確認、提案はすべて日本語で行うこと。
原稿を変更する場合、ユーザーから明示的に変更指示があるまでは
ファイルを編集せず、問題点と修正案のみ提示すること。
小説固有のルールもここへ追加できる。
15. VS Code拡張機能
残す/導入候補
- Claude Code for VS Code
- CharacterCount
- Code Spell Checker
- Japanese Language Pack
- Markdown Preview Enhanced
- novel-writer
- Trailing Spaces
- vscode-icons(好み)
不要なら削除
- Blockman
- CSS Peek
- git flow
- Git History
- GitLens(VS Code標準Gitで足りるなら不要)
- indent-rainbow
- TODO Highlight
- zenkaku
- Debug Controls In Titlebar
- endwise
- Error Lens
Git関連は基本的に、
VS Code標準Git+GitHub
だけでも十分。
16. 日常運用
基本的にはこれだけ。
devで執筆
↓
必要に応じてClaude Codeでレビュー・修正
↓
VS Codeでdiff確認
↓
commit
↓
push
↓
一定の区切りでPull Request
↓
mainとの差分を確認
↓
Merge
これにより、
- ローカルでMarkdown執筆
- Gitによる全改稿履歴保存
- GitHubによるオンラインバックアップ
- Pull Requestによる差分レビュー
- Claude Codeによる作品横断レビュー
- AIによる変更もGit diffで人間が最終確認
を一つの環境で行える。