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Laravel公式のLaravel sailで「Laravel」+「phpMyAdmin」をサクッと環境構築

Last updated at Posted at 2021-12-02

この記事は シーエー・アドバンス Advent Calendar 2021 2日目の記事です。
前回の記事は @toubaruさんの 「macOS Catalina に Frida をインストールする」 でした。
明日の記事は @Jeyさんです。

普段、脆弱性診断のクロール業務をしています。
開発研修として、Laravelでの開発があり、今回はDockerの知識があまりない人でも
Laravel公式が出しているsailというものを使って環境構築できるようにまとめてみました。
Laravel Sailでは現時点では未サポートのPhpMyAdminを研修では使ったりもするため(Dockerの知識がちょっと必要)追加で記載しています。

#概要
Laravel公式から出ているsailが、最近Dockerの知識がない初心者でも環境構築が楽にできる
とLaravelやPHP勉強会で耳にしたので気になったので試してみました。
また、社内研修で素のPHPでサイト作成後、Laravelでのサイト作成もあるため、
今後Dockerの知識がない人でもサクッと簡単に環境構築できるかと思い、試してことをまとめてみました。

#動作検証環境

  • Mac Book Pro16(Intel)
    • OS catalina(バージョン10.15.7)
    • Docker Desktop(バージョン3.5.2)

#準備
Docker Desktop導入がまだの人はインストールしてください。

#これまでのLaravel導入手段まとめ

これまで、Laravel導入手段はLaravel非公式のもので様々な方法がありました。
PHPバージョン8以降から、Laravel公式からLaravel Sailが登場し、手軽にLaradockの環境構築ができるようになりました。

Laravel Sailで環境構築

1.Docker Desktop導入が完了したら、ターミナルを開き、作成したい任意の場所に移動します。
 (今回はデスクトップに作成します。$の後からコマンド入力してください)

Terminal
$ cd /Users/[自分のPC名]/Desktop

確認方法:

Terminal
$ pwd

#`pwd`コマンド実施後、下記のように返ってきたらOK。
/Users/[自分のPC名]/Desktop
[自分のPC名] Desktop

2.下記curlコマンドを叩く。今回はexample-appという名前で作成してます。

Terminal
$ curl -s "https://laravel.build/example-app" | bash

3.example-appに移動し、下記コマンドでSailの開始する

Terminal
$ cd example-app
$ ./vendor/bin/sail up -d

4.Sail開始後、localhostにアクセスし、Laravelの画面が表示されたらLaravel導入成功。

5.下記コマンドで一旦、Sail停止します。

Terminal
$ ./vendor/bin/sail stop

Bashエイリアスの設定
上記コマンドを短縮したい場合は、エイリアス設定しておくとsail upsail stopsailコマンドで操作ができる。

Terminal
$ alias sail='[ -f sail ] && bash sail || bash vendor/bin/sail'

Docker起動の度に、上記エイリアス設定しないとSailコマンドが使えないので注意。
Dockerで永続的にエイリアス設定する方法をご存知の方がいれば、コメントで教えていただけると嬉しいです。

6.初回起動時に.env.exampleファイルが作成されているかと思うので、自分の環境様様に.envとしてコピーします

Terminal
$ .env.example .env

7.上記⑥でコピーした.envファイルの5行目(APP_URL=)の下にLaravelのポート番号を追記する

.env
APP_PORT=8777

8.上記手順③、④を再度実施し、Laravel sail起動後、http://localhost:8777/ へアクセスし、Laravelの画面が表示されたら設定完了です。

#phpMyAndminを追加する

Sailは単なるDockerであるため、Sailに関するほぼすべてを自由にカスタマイズできます。

  • 公式でPhpMyAndminはサポートしてない。
  • 公式に上記の記載があったので、通常のDockerでPhpMyAdminを使用する時と同じ様にdocker-compose.ymlファイルに追記していきます。
  1. Sailを起動している場合、./vendor/bin/sail stopsail stopで一旦Sailを停止します。
  2. docker-compose.ymlのmysqlの下あたりにPhpMyAdminを追記する。(インデント等も同じになるよう記載してください)
docker-compose.yml
phpmyadmin:
        image: phpmyadmin/phpmyadmin
        links:
            - mysql:mysql
        ports:
            - 8888:80
        environment:
            MYSQL_USERNAME: '${DB_USERNAME}'
            MYSQL_ROOT_PASSWORD: '${DB_PASSWORD}'
            PMA_HOST: mysql
        networks:
            - sail

3.PhpMyAdminでログインする際に、データベースのログイン情報が必要なので、データベース情報を追記します。

.env
DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=mysql
DB_PORT=8888
# []内は自分が作成したデータベース名を記述する
DB_DATABASE=[example-app]
# []内は自分が作成したデータベースのユーザー名を入力する
DB_USERNAME=[username]
# []内は自分が作成したUserのパスワード入力する
DB_PASSWORD=[password]

4.http://localhost:8888/index.phpにアクセスし、データベースのログイン情報を入力しPhpMyAdminにログインできれば完了です。

最終確認

最後にphpMyAndminとLaravel画面が表示されるか確認し、それぞれのページが表示されれば環境構築終了。

  • Laravel

  • phpMyAndmin

この後のLaravelを使ってのサイト作成は通常のLaravelと基本的には同じです。

BurpSuite等のプロキシツールでLaravelアプリの通信を取得したい場合

上記、Laravelで設定したlocalhostのポート番号8777で通信取得できます。

まとめ

Laravel公式がサポートしている範囲内であれば、Sailを使ったLaravelの環境構築を爆速で行えるということが分かりました。
Intel Macを持っている初心者の人であれば、curlコマンドを叩くだけでLaravelの環境構築ができてしまうので
Laravelの環境構築でつまずくことは、大分減りそうかな。と思いました。

公式がサポートしていないサービスを使いたい等、自分でSailに追加してオリジナルで環境構築を行う場合は、
.ymlファイルやDB作成時の記載方法等のDocker知識がないと厳しそうかなと感じました。

来年1月にはLTSバージョンが出るらしいので、その時にまた適宜修正したいと考えています。

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