みなさんこんにちは!
先日、2025 Japan AWS Jr. Championsメンバーが主催する AWSアップデート情報共有会 の第一回を開催いたしましたので、その様子をレポートします ✨
イベント概要
このイベントは、毎月開催予定の勉強会 です。
開催月に発表された AWS アップデート情報をテーマに、参加者がライトニングトーク(LT)形式で発表し、みんなで質疑応答や意見交換を行います。
- 開催頻度:月1回
- 所要時間:回ごとに異なります(初回はオンライン1時間)
-
勉強会の流れ:
- オープニング
- 1人10分(LT + 質疑応答)
- 質疑応答・クロージング
- テーマ:その月に出た AWS アップデート情報
👉 第一回はオンラインで 2025 AWS Jr. Champions 限定 での開催となりました。
イベントの雰囲気
第一回目は、なんと 2025 Japan AWS Jr. Champions 約20名 が集まり、盛大なスタートを切ることができました!
アップデート内容の紹介にとどまらず、実際にサービスを触ってみた事例や、AWSの最新アップデートを「どう活用できるか」「現場でどんな影響があるか」といった視点でのLT、さらにはリアルタイムでの実演まであり、このイベントならではの学び がたくさんありました。
おかげで、とても盛り上がる充実した1時間となりました🙌
また、LT後の質疑応答では登壇者への鋭い質問が飛んだり、現場での実体験に基づく知見が共有されたりと、インタラクティブで熱量の高い会になりました!
OpenAI のオープンウェイトモデルが AWS で利用可能に(TIS 中山)
まずは、わたくしTISの中山から発表させていただきました!
普段の業務では生成AI系のサービスに触れる機会があまりないのですが、最近勉強をし始めたていることもあり、今回は 生成AI系のアップデート情報 をテーマにLTへ挑戦しました
今回取り上げたのは、8月5日からAWSで利用可能になった OpenAI のオープンウェイトモデル(gpt-oss-120b と gpt-oss-20b) についてです。
モデルの概要説明と、実際に触ってみた記録を共有させていただきました。
ご清聴ありがとうございました!🙇♂️
(発表ではこんな感じで、実際にローカルにダウンロードした gpt-oss-20b を動かしてみた記録を紹介しました)
Amazon Bedrockのバッチ推論強化(SCSK 佐藤さん)
続いてはSCSKの佐藤さん!
Amazon Bedrock Batch Inference に関するアップデート情報の共有です。
今回のアップデートで、新たに Claude Sonnet 4 と GPT-OSS モデルが利用可能になったという内容です。
発表では、バッチ推論の活用メリットや具体的な利用シーンについても、おしゃれなスライドとともにわかりやすくご説明いただきました。
特に注目なのは、バッチ推論を使うとモデル利用料が通常の約半額になる という点。
この話題をきっかけに、参加者の間でも
「こんな使い方ができそう!」
「こういう業務に適用できるのでは?」
といったアイデアが飛び交い、会場をコメントやリアクションで大いに盛り上げてくれました!
発表いただき、ありがとうございました!🙌
(発表資料一部抜粋)
Lambda関数のデプロイを簡素化するGitHub Actionsをサポート(NRI 原さん)
続いてはNRIの原さん!
GitHub Actions から Lambda 関数を簡単に作成できるようになった というアップデートの共有でした!
発表の中では、GitHub から実際にワークフローを動かし、Lambda 関数を作成するところまでを実演 していただきました。
さらに、GitHub から AWS 環境へアクセスする際のセキュリティ課題についても触れられ、IAM OIDC ID プロバイダーを活用することで、よりセキュアに運用できる というポイントが紹介されました。
こちらの内容については、すでに記事としても公開されているとのことです。
気になった方はぜひ以下の記事もチェックしてみてください!
https://qiita.com/kazuki-hara/items/61cf71df1a18055a56ee
発表ありがとうございました!🙌
Amazon Connect、キュー内のリアルタイム位置情報を取得するAPIを提供開始(Uhuru 廣田さん)
続いてはUhuruの廣田さん!
Amazon Connect は非常にアップデート頻度が高く、なんと8月だけで6件ものアップデートが公開されたそうです。
今回はその中から、キュー内のリアルタイム位置情報を取得できるようになった という内容について共有いただきました!
NRI原さんの発表に続き、Uhuruの廣田さんもデモ形式での発表!!
このアップデートにより、コンタクトセンターに電話をかけた際に待ち時間が発生するときなどに、自分の前に何人待っているのかを確認できる ようになったとのことです(利用者からするとかなり嬉しいですね!)。
さらに発表では、実際に電話をかけて「待ち人数をアナウンスしてくれる」というデモまで披露いただき、会場はコメントやリアクションで大いに盛り上がりました!
発表ありがとうございました!🙌
Amazon VPCが大規模IPプールのIPv4 ingress routingをサポート(サーバーワークス 垣見さん)
最後はサーバーワークスの垣見さん!
普段はネットワーク系の業務にはあまり携わっていないそうですが、今回は勉強も兼ねての挑戦ということで発表いただきました!
(普段あまり関わらない領域を調べるきっかけを与えてくれるのも、このイベントの良いところですね!✨)
これまでは、単一のネットワークインタフェースに複数のパブリックIPを付与したいケースでは、上限を超えるとアドレス変換で対応する必要がありましたが、今回のアップデートによりその制約が不要になった とのことです。
発表では、ENIの基本的な仕組みからアップデートによる具体的なメリットまで丁寧に解説いただきました。
さらに質疑応答では、このアップデートに伴うルートテーブル設定への影響にまで議論が広がり、最後の発表にふさわしい盛り上がりでイベントを締めくくることができました!
次回予告
次回は オンサイト開催(2時間枠くらい) を予定しています!
参加希望の方は、各社の2025 Jr. Champions に声をかけていただければ、そのメンバー経由で応募可能 です。
まとめ
第一回はオンラインで無事開催でき、AWSの最新情報を共有しながら学び合うコミュニティのスタートを切ることができました。
次回以降も形式や規模を工夫しながら、「みんなで楽しくアップデートを追える場」 を続けていきたいと思います。
気になった方は、ぜひ次回オンサイト開催にご参加ください!😊