M5StickS3が登場してことで、あくまでも現時点の私的な思いです。
はじめに
プロトタイプって、製品化のためのプロトタイプ、とりあえずPoCをするためのプロトタイプ、展示会等での展示のためのプロトタイプなど色々なプロトタイプがある気がします。
M5StickS3が登場しArduinoのライブラリが、M5Unified と M5GFX が推奨になったことで、製品の立ち位置がはっきりしてきた。
M5Stack
もちろん学習には、十分な機能やオプションが揃っている。
プロトタイプでいうと展示会等の展示向き、とりあえずPoCの実証をするための製品
メリット
- M5Stackの製品で囲まれている内はハズレが少ない(失敗が少ない)
- 機能がM5Unified や M5GFXで抽象化されているので、機種が変わってもあまり問題ない。
- UI-Flowというとても簡単に実証実験ができる環境。
- Batteryなどの安全性が高いかも
- 国内でほとんどの製品を発売しいている。(発売していない製品は技適ないか、あまり売れない製品?)
- 日本での人柱が多く、色々な情報が日本語で手に入る。
デメリット
- M5Stackでないデバイスを使うときは極端に難しくなる。(Unitxxで用意されているデバイスより難しくなるという意味、ほかのデバイスと同等の苦労が必要になるということ)
- チューニングが不要(チューニングができない)(例えば、NeoPixelを動かすときは通常タイミングなどTypical値を使用するが、早くしたいときにはMaxium値で動かすこともあるが、そういったことが隠蔽される)
- UI-Flowやライブラリを準備してくれる=人件費が掛かっているということで、安心の代わりに金額が少しお高めになることもある。
注意
- WindowsのArduinoのコンパイル時間が長い。ESP32の機能がありすぎるためかな。教育にはUI-FLowが良いかも。(ver2.0で格段に使いやすくなった。EdgeやChromeでUSBケーブルで利用可能)
Lilygo
一見M5Stackの対抗メーカだが、かなり開発環境は異なる。簡単な学習には不向きかも
製品化のためのプロトタイプ、とりあえずPoCをするためのプロトタイプ、展示会等での展示のためのプロトタイプ
国内はShigezoneや千石電商で購入可能。中国からはAliexpressで購入可能。
https://lilygo.cc/
メリット
- 見た目が整っている(そのまま展示会で出しても問題ない)
- AMO-LED(有機液晶)を使用した製品もあり、TPOに分けて使いやすい。
- 見た目以外は自力で解決が必要 = 人件費にライブラリ作成費などが入っていないので安価かも。
デメリット
- M5Stackがすべてハードやソフトがすべて揃っているに対し、筐体以外は揃っていない = 自由にできる
- Arduinoの場合は、基本的にESP32ボードで設定し、必要なライブラリを探して組む必要がある。
- 国内で販売されている製品はわずか。Aliexpress等で購入可能だが技適がついていない製品が多い。
- 人柱が少ない。情報が少ない。
注意
- 一見見た目がきれいでも裏蓋がない製品が多い(パネル取り付けが前提?)
Seeed xiao
製品化のためのプロトタイプ、とりあえずPoCをするためのプロトタイプかな
https://www.seeedstudio.com/xiao-series-page
メリット
- ピン互換でESP32,RasberyPiPico,nRFなど色々なマイコンを搭載しているので入れ替えての性能評価ができる。(ただし開発環境等は異なる)
- 製品によって不要な機能がある場合はマイコンを変えて確認できる。
- 機種によっては充電端子もある。
- ピンの数が不要な製品はそのまま使える。(表面実装が不要で使える)
- 技適もかなり通っている。(Seeedから組み込まれた製品もあるが、周辺機器にない時もあるので注意 たとえば、60GHz ヒューマンセンサー )
- これは多く使われる機能だろうというデバイスを追加した製品はSense などの名称で売られている
デメリット
- LCDなど必要なデバイスは別途そろえる必要がある。(すぐのPoCは難しいかも)
- ピン数が制限されている
- 殆どの場合で必ずブレッドボードや基板を用意する必要がある。
メーカ純正の開発ボード
製品化のためのプロトタイプ、とりあえずPoCをするためのプロトタイプかな
メリット
- すべての機能が利用できる(ピンが必要最低限しか使われていないので自由という意味)
- 将来基板を起こすのであれば、これを使うと再現性が良いとおもわれる。
デメリット
- すべて自分で用意する必要あり。
- 入手性が悪い
- 高価な場合もある。