資格の勉強のために、数字のついたややこしい概念を復習している。
ある程度ストーリーがないと俺は数字が全然頭に入ってこないのでSCP風にしてみた。
アイテム番号: ISO 14000
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: ISO 14000シリーズに定められる定義により、環境に配慮した活動を行ってください。基本的な概念や用語に関しては、ISO 14000を参照してください。
組織(企業、各種団体など)の活動・製品およびサービスによって生じる環境への影響は、持続的に改善される必要があります。
ISO 14001の第三者認証制度を利用することで、ISOに適合していることを証明する認定を受けることができます。
説明
ISO14000シリーズは、国際標準化機構(ISO)が定めた品質マネジメントシステムに関する一連の規格です。
必要に応じて、ISO 9000についても参照してください。
ISO14000(JISQ 14000)
目的: 環境マネジメントシステムに関する基本概念と用語の定義を提供。大気汚染やCO2排出などの環境問題に対応して、企業が自主的に行動できるように促す。
内容: 環境マネジメントシステムに関する基本概念と用語の定義
ISO 14001(JISQ 14001)
目的: 環境マネジメントシステムの具体的な要求事項を規定
内容: 組織が環境マネジメントシステムを確立し、運用するための基準。これにより、組織は認証を取得できる
その他
細かく、ISO14004(管理策)、ISO14015(土壌汚染)、ISO14020(環境ラベル)、ISO14031(環境パフォーマンス)、ISO14040(ライフサイクルアセスメント)……。
1が認定、4が指針(管理策)であるところなどはISO 9000に似ている。
エージェント・布川:「こちらは、環境に関する規格である」ということさえ把握しておけばよさそうだ。
補遺
たとえば情報セキュリティマネジメント平成28年秋期 午前問30で、「情報技術セキュリティ評価のための国際標準であり,コモンクライテリア(CC)と呼ばれるものはどれか」というような問題の誤答の選択肢に出現したことがある。
選択肢は、
- ISO 9001
- ISO 14004
- ISO/IEC 15408
- ISO/IEC 27005
だった。
試験勉強としては、概要だけ把握しておけば問題ないような気もする。また、ISO 9000(品質マネジメントシステム)の環境版として出てるので、9000より値が大きい。この流れも把握しておけば、思い出すときの補強になりそうだ。
1992年の地球サミットをきっかけとして規格の策定が始まったそうである。