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1から学ぶ「Teradata」(第1回)- 会社概要/製品概要編

Last updated at Posted at 2024-03-29

はじめに

Teradata製品を全く知らなったころから約4年、Teradataを利用したデータ活用基盤のPJを進める上で得た知識を記事にします。

Teradata社とは

データウェアハウスを主軸としたデータ分析などの製品および関連サービスを販売している国際的なコンピュータ企業

会社概要

会社名 Teradata Corporation(米国)
設立 1979年
本社 米国カリフォルニア州サンディエゴ
事業展開 75か国以上
パートナー 100社以上
お客様企業 1400社以上
日本法人 2007年設立

事業内容

信頼できるAIでビジネス成果を獲得するための、最も包括的なAI向け機能を搭載するクラウドデータ分析基盤「Teradata VantageCloud」の提供、およびAI、データを活用するためのコンサルティング、各種サービスの提供

製品の特長

エンタープライズレベルのパフォーマンスとスケーラビリティを超並列処理技術により実現するデータウェアハウス製品

詳細は以下のサイト
https://www.teradata.jp/press-releases/2018/teradata-vantage-the-platform-for-pervasive

製品ラインナップ

image.png

1. VantageCore(オンプレミス)

1.1 VantageCore IntelliFlex

 SUSE Linux Enterprise Server(SLES)オペレーティング システムとTeradata Vantageが搭載されたアプライアンス製品

1.2 VantageCore vmware

 SUSE Linux Enterprise Server(SLES)オペレーティング システムとTeradata Vantageが、サードパーティのハードウェア上の仮想化環境で実行される仮想コンテナにパッケージ化された製品

2.VantageCloud(クラウド)

2.1 VantageCloud Enterprise

 オンプレミスの設計思想をクラウドに移行したSaaS製品
Autoscalingなど一部のクラウド機能も利用
※以前はMarketPlace上にDIY版がありましたが、2024年現在はDIYの販売を終了している

2.2 VantageCloud Lake

 Enterpriseの機能も残しつつ、クラウドネイティブをベースとしたオブジェクトストレージにデータ管理とAutosclingを利用したコンピュートリソース(クラスタ)を提供

アーキテクチャ

■ VantageCore IntelliFlex / VantageCore vmware / VantageCloud Enterprise

VCE.png

 プロセス名  説明
PE セッション制御、構文解析/最適化、各AMPに実行依頼
・1プロセスあたり最大120セッション
・1サーバあたり2プロセス
1つのサーバあたり最大240セッションとなる
AMP 仮想プロセッサ(vproc)
・ 各ノードに複数配置・担当ディスクを有し、問合せに基づいてディスクにアクセス(配置、検索)
・データはAMP配下のディスクにハッシュ分散により分散/格納
・1サーバあたり最大24AMP利用可能
BYNET 高速なインターコネクト
AMP間のデータをマージする機能を提供する

----簡単に言うと
コンピュートとディスクがセットとなっている。
データを複数台のサーバ、複数のディスクに分散配置して管理している。
ディスク単位に1つの専用AMPが割り当てられており、それぞれのAMPが同時にデータの抽出/更新が可能であるため、高速化を実現している。

■ VantageCloud Lake 

VCL.png

 機能名  説明
Session Manager クライアントからのリクエストを受け付けるプロセス
PrimaryCluster Session Managerからリクエストに対して実行計画を送信、結果セットを受ける機能
※PrimaryClusterおよびPrimaryクラスタ上のディスクを利用することでVantageCloud Enterpriseと同様の処理性能を実現することも可能
Compute Cluster 必要に応じて拡張/縮小が可能なコンピューティングリソース
Managed Storage オブジェクトストレージ
Teradata社管理のストレージ

--簡単に言うと
VantageCloud Enterpriseとは異なり、コンピュートとディスクが完全に分離している
Managed Storage(オブジェクトストレージ)を利用したデータの管理する
主にCompute Clusterを起動し、データ取得/更新を行う。
Compute Clusterはクラウドが提供するautoscaling機能を利用することでコンピューティングリソース数の増減が可能

第2回-構築について

私はクラウドのVantageCould Enterpriseしか構築に携わっていないので
VantageCould Enterpriseの構築について次の記事で書きます。
※1から学ぶ「Teradata」(第2回)- VantageCould Enterprise構築編
https://qiita.com/NTTD-niwats/items/bdfe7510be76fd31648d

仲間募集

NTTデータ テクノロジーコンサルティング事業本部 では、以下の職種を募集しています。

1. クラウド技術を活用したデータ分析プラットフォームの開発・構築(ITアーキテクト/クラウドエンジニア) クラウド/プラットフォーム技術の知見に基づき、DWH、BI、ETL領域におけるソリューション開発を推進します。 https://enterprise-aiiot.nttdata.com/recruitment/career_sp/cloud_engineer
2. データサイエンス領域(データサイエンティスト/データアナリスト) データ活用/情報処理/AI/BI/統計学などの情報科学を活用し、よりデータサイエンスの観点から、データ分析プロジェクトのリーダーとしてお客様のDX/デジタルサクセスを推進します。 https://enterprise-aiiot.nttdata.com/recruitment/career_sp/datascientist
3.お客様のAI活用の成功を推進するAIサクセスマネージャー DataRobotをはじめとしたAIソリューションやサービスを使って、 お客様のAIプロジェクトを成功させ、ビジネス価値を創出するための活動を実施し、 お客様内でのAI活用を拡大、NTTデータが提供するAIソリューションの利用継続を推進していただく人材を募集しています。 https://nttdata.jposting.net/u/job.phtml?job_code=804
4.DX/デジタルサクセスを推進するデータサイエンティスト データ分析プロジェクトのリーダとして、正確な課題の把握、適切な評価指標の設定、分析計画策定や適切な分析手法や技術の評価・選定といったデータ活用の具現化、高度化を行い分析結果の見える化・お客様の納得感醸成を行うことで、ビジネス成果・価値を出すアクションへとつなげることができるデータサイエンティスト人材を募集しています。 https://nttdata.jposting.net/u/job.phtml?job_code=898
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