UnityのWebGLの開発で、ビルドを実行しようとすると、以下のことが不便でした。
- 「Build And Run」からだと、毎回ビルドするし、ポート番号も変わってしまう
-
python -m http.server 8000
やnpx http-server
だと、Gzipに対応していないので、ビルド設定をいじらないといけない。インストールする必要もある
「何とかならないものか」と手段を調べてみると、Unityエディタのフォルダの中にある「SimpleWebServer.exe」を直接起動する方法が見つかりました。
以下、そのコマンドです。
(buildFolder
が、開きたいビルドしたWebGLアプリのフォルダとしています)
(バージョンは適宜置き換えてください)
(デフォルトでインストールした場合のフォルダです)
- Unity 6000.0.48f1 の場合
"C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\6000.0.48f1\Editor\Data\MonoBleedingEdge\bin\mono.exe" "C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\6000.0.48f1\Editor\Data\PlaybackEngines\WebGLSupport\BuildTools\SimpleWebServer.exe" buildFolder http://localhost:8000/
- Unity 2022.3.60f1 の場合
"C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\2022.3.60f1\Editor\Data\MonoBleedingEdge\bin\mono.exe" "C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\2022.3.60f1\Editor\Data\PlaybackEngines\WebGLSupport\BuildTools\SimpleWebServer.exe" buildFolder 8000
- Unity 2021.3.45f1 の場合
"C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\2021.3.45f1\Editor\Data\PlaybackEngines\WebGLSupport\BuildTools\SimpleWebServer.exe" buildFolder 8000
上記のコマンドを「コマンドプロンプト」などから実行すると起動できます。
毎回入力するのが面倒であれば、batファイルなどにするといいでしょう。
最初は2021では起動したものの、2022・6ではエラーで起動せず。
どうしたらいいかと調べたら、monoで起動していたみたいだったので、それを試してみたら2022でも起動しました。
また、6ではポート番号からURLに変更になったようで、そちらを変更してみたら上手くいきました。
困っている人の参考になれば幸いです。
以上。