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普通に質問しただけで「怒られてる」と勘違いする人が少なからずいるの何故だろう?

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Twitterでこちらのツイートを発見しました。

確かに、実際に私もそうですし、同じ思考回路を持っている人に遭遇したこともあります。

この件について幾つか参考になりそうな記載がある書籍を紹介し、どうしたらいいかを考えてみたいと思います。

心理を推測:世界一流エンジニアの思考法より

日本では「決して失敗が許されないプロジェクト」が多々あった。(中略)
組織で失敗すると、左遷されたり詰め腹を切らされたりして悲惨な目に合うので、失敗を認めづらいのだ。

米MSで働く著者の日本企業への感想はココ以外でも暗い評価が多いです。

私の推測ですが、こういった空気が蔓延する日本企業と、空気を読むことに超特化した人が合わさったことにより、コミュニケーションの不和が起きている可能性があります。

例えば「なぜこうしたの?」と聞くと「(失敗したら終わりな空気で)なぜ?とわざわざ聞くくらいだから何かダメなんだろう」→怒られたと感じる。というように。

月並みですが、組織の雰囲気を変えていくことが重要でしょう。

言葉を変えてみる:プロダクトマネージャのしごと第2版より

周囲の人たちと共に働きそこから学ぶ日々のなかで、気づけば自分が他の人の不安な気持ちや守りの姿勢を引き起こしてしまっている場面があるはずです。私の経験では、相手が答えを持っていないことを尋ねたときによく起こります。そのような防御反応が顕著に現れるきっかけになりがちな言葉があります。戦略的にいちばん重要な言葉である一方、同時に、脊髓反射的な反応を呼び起こしてしまう言葉でもあります。それが「なぜ?」です。

ここからは私の推測です。
「これを今やったのはなぜ?」など、「なぜ?」の譲歩は管理者としては知っておきたいものです。しかし質問された側には(答えを持っていないと、自分が無能だと思われるのではないか)という防御反応を引き起こす可能性があります。

本書では「なぜ?」の言い換えを提案しています。

「やり方を見せてもらえますか?」

この言い換えは回答者に心の余裕を作ってもらったうえで真摯に回答をしてもらうためのテクニックだそうです。

心理を推測:世界一流エンジニアの思考法よりでも書いたように、空気読みに超特化した人が一部存在します。
私自身がそうなのですが、だとしても「ゆっくりと冗長に」なら「なぜ?」にもこたえられるのです。

そのため「なぜ?」という形式ではなく、ゆっくりと思考を話す中で整理する会話のスタイルの方が好きです。

プレゼンでもない場であれば、冗長なコミュニケーションをとっても良い場合があるのではないかと思います。
(ただ、プロとしてなるべく情報を短く正確に伝える努力はするべきです)

まとめ

  • 職場から懲罰的な雰囲気をなくすといいんじゃないか
  • 「なぜ?」を言い換えてみる
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