Tosca Cloudでモバイルテストを動かすための設定
前回、Tosca を利用したモバイルテストの設定を記載しました。
クラウド版であるTosca Cloudを利用する場合は設定項目が異なりますので
Tosca Cloud利用時の設定方法を記載します。
この記事でわかること
- Tosca Cloudでのモバイルテスト実行に必要な設定
- Tosca Mobile Agentを利用したAndroidテストの構築方法
前提:
- Tosca Cloudのアカウントを保持している
- ToscaのScannerの利用方法を理解している
- Tricentis Mobile Agentがインストールされている(未済の場合、前回記事参照)
Tosca Cloudの設定
Tosca CloudではAppiumベースのテスト設計をサポートしています。
ここではTricentis Mobile Agent(TMA)を利用した場合の利用方法について説明します。
1. Mobile Connection の設定
Tosca CloudではAppiumベースのCapability設定を行います。詳細はこちらの
Appium Desired Capabilitiesのページを参照ください。
Tosca Cloud上での設定方法を説明します。
画面メニューよりConfiguration Mobile Connectionsを選択します。

次に画面よりNewボタンを押下しCapability Setを選択します。
作成された画面項目に任意の名称を設定します(後ほどのTest Caseで利用します)
ここでは前回記事同様のAndroidアプリの接続情報を設定します。
| 項目 | 値(例) | 説明 |
|---|---|---|
| appium:appActivity | com.insurance.demo.MainActivity | Androidアプリ起動後に“最初に表示させたい画面(Activity)”を指定します。アプリ起動時のエントリーポイント(または起動させる特定Activity)です。 |
| appium:appPackage | com.insurance.demo | 対象Androidアプリのパッケージ名(アプリID)です。どのアプリを起動・操作するかの識別子になります。 |
| appium:automationName | UiAutomator2 | Appiumが使う自動化エンジン(ドライバ)です。Androidの実機/エミュレータでは通常 UiAutomator2 を指定します。 |
| appium:deviceName | emulator-5554 | 実行対象デバイスの名前/識別子です。ローカル接続だとADBで見えるデバイス名(例:emulator-5554)を指定し、複数台からどれを使うかを決めます( |
| platformName | android | 対象プラットフォームの指定です(Android / iOS)。Appiumがどのプラットフォームとしてセッションを作るかの前提になります。 |
2. Mobile Scanの開始
上記設定が完了したら、TestCase作成画面からモジュールの作成を開始します。
Scan対象をMobile Applicationに設定します。
接続設定としてどのCapability Setを利用するか選択します。先ほど設定した値を指定します。

接続に問題がなければConnection Establishedとなり、Scanの準備画面が表示されます。Scan画面を押下します。

Scan画面が立上り、Mobile Scanの準備が整います。

3. Scanの実施と、Test Case作成
前回記事同様の処理にて画面のScan処理を完了させます。
Tosca Cloudを利用する場合に異なるのは、TestCase作成の最初の接続設定です。
Test Stepの最初に標準モジュールAdd Desired Capabilitiesを指定します。
ここで値を指定する事で事前定義の値をOverrideできます。
その後は通常通りOpen Mobile Appを指定します。
Test Configuration Parameterには
TMAServerなど指定してください。

後続のTest Stepは通常のToscaの設定と同様です。
実際の処理ステップは以下のような処理順序になります。
Test Runを実行し問題なければ成功です。
まとめ
- Tosca とTosca Cloudでは接続設定の処理に軽微な差異が存在
- ほとんどの処理はToscaで作成した処理をそのまま転用可能
以上となります。



